たまこさんのコンパス

右?左? 迷える誰か(?)の役に立つ情報発信していきます

大感動モニュメントバレーの旅 Vol.2 〜ラスベガスを出発!

モニュメントバレーに行くには、日本からだとやはりラスベガスを起点にするのが良いかと思います。

空港でレンタカーを借りるので、初日に少し走って途中のモーテルに泊まることも考えましたが、モーテルがあるかどうかもわからないので、やはりラスベガスで1泊することに。

 

ラスベガスは他の大きな都市に比べるとホテル代が安いので、贅沢を言わなければ、モーテルと同じぐらいの金額でホテルに泊まれます。ホテル代と食事代を安くしてその分カジノでお金を使ってもらおうと言う昔からの伝統ですね。

 

ということで、選んだホテルはルクソール。エジプトがテーマのホテルです。1泊5,000円ほどでしたが、寝るだけなら十分です。

ルクソール ホテル アンド カジノの宿泊予約│エクスペディア

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ちなみにラスベガスにはエジプトだけではなく、ニューヨークだって、パリだってありますよ〜 笑

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せっかくなのでチェックイン後は、ベラージオの噴水ショーを見に行きがてら街をブラブラ。ちなみに私はラスベガス、なんと20年間ぶり。20年前はカジノと大人向けのキャバレーショーしかなかったのに、今やテーマパーク状態。いや〜、変わりましたねー。

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さて、翌朝5時に起きて、6時には出発しました。なんてったって、車で7時間。しかもモニュメントバレーの前に2か所立ち寄りたいところがあるので早目の出発です。

ですが、モニュメントバレーに向けて走り始める前にラスベガスでしたいことが一つ。

はい、この写真を撮ってから出発しましょう。

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ルクソールから少し空港方面に戻ったところにあります。いつもすごい人で写真を撮るのに待たなくてはいけないのですが、さすがに朝6時には私達の他に1組だけ。セルフタイマーでゆっくり写真が撮れました。

 

さて、ラスベガスからモニュメントバレーに行くには大きく分けて2ルートあります。簡単に言うと地図上でグランドキャニオンの上を通るか、下を通るかです。私達は帰りにグランドキャニオンに立ち寄るつもりなので、行きはグランドキャニオンの上のルートを通ることにしました。どちらも時間・距離とも同じぐらいです。

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ラスベガスのホテル街からすぐに高速道路に乗ることができます。アメリカの道路にはよく「I-90」という感じでアルファベットの「I」(アイ)が付いている道路がありますが、これはインターステイト(Interstate)と呼ばれる州をまたいで整備された高速道路のことで高速料金はかかりません。

 

モニュメントバレーに行くにはまずI-15 (North)に乗りましょう。このインターステイトに乗ってラスベガスの市街を抜けるとすぐにこういう感じになります。

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何もない・・・。

そしてモニュメントバレーまでの7時間のうち6時間ぐらいはこういう感じです。

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ですので、アメリカでの車の運転に慣れていなくても(私もそうです)、日本で車の運転ができる方なら問題ないと思います。

 

ラスベガスのあるネバダ州を出ると道が州境を何度も跨ぐのでアリゾナ州になったり、ユタ州になったりします。どちらの州にいるのか、わからないことしばしばです。

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どちらもラスベガスのあるネバダ州よりも1時間早い時間帯のゾーンの州になるので、最初にネバダ州からアリゾナ州になった時点で時計を1時間早めましょう。ラスベガスからモニュメントバレーまで車で7時間かかるということは、到着時間は8時間先ということになりますね。スケジュールを組む時注意が必要です。

 

インターステイトを降りて、途中ハリケーンという街のマクドナルドで朝ごはんを食べました。

基本的に道中、マクドナルド、バーガーキング、サブウェイしか選択肢がないと思ったほうが良いかと。まあ、何せ目的地が遠いので、ゆっくりご飯を食べている時間もないのですが。小腹が空いた時のために、おやつと飲み物を車に用意しておいたほうがいいですね。

 

このマクドナルドのあと、一度だけ道に迷いました。やはりいくら道が単純とはいえ、スマホのマップアプリで所々確認しながらの方が安心です。

 

この続きは次のブログで。

大感動モニュメントバレーの旅 Vol.1 〜プランニング編

飛行機の機内誌やカード会社から送られてくる情報誌にはよく、素晴らしい写真とともに旅のエッセイが載っていたりしますが、そのどちらかで、アメリカのナバホ族のテリトリーにあるというマーブル模様の砂岩層の写真を見て以来ずっと行ってみたいと思っていました。

 

いつも夏休みはダーリンの家族に会いにアメリカに行くので、そのついでにと調べてみると「コヨーテ・ビュート・ノース(ザ・ウェーブ)」と呼ばれるこの場所は1日20人、それもなんと5か月前にくじ引きに申し込み、当たった人(と現地抽選で当たった人)だけが入れるかなり難易度の高い場所であることが判明。

https://www.blm.gov/programs/recreation/permits-and-passes/lotteries-and-permit-systems/arizona/coyote-buttes

 

いや流石にここはハードルが高すぎ。でもさらに調べてみるとユタ州アリゾナ州には似たようなところがたくさんあるらしい。そういえば、モニュメントバレーもそのあたりのはず。

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ということで一気に盛り上がり、モニュメントバレーをメインにした旅のプランニングをすることに。

でもこのモニュメントバレー、なかなか遠い・・・。ラスベガスから車で7時間ぐらいとのこと。日本の「車で7時間」よりもアメリカの「車で7時間」の方が遠いに違いない・・・。心折れそう。

 

ということで、最初はこちらのツアーに申し込もうとしました。

ラスベガス発/激安グランドキャニオン、モニュメントバレーとアンテロープ1泊2日 ロサンゼルス(Los Angeles)最強ガイド エレファントツアー

 

が、私たちの日程に合う出発日はすでに予約がいっぱいとのことだったので、もはや選択肢なく、自力で行くことに。

 

先に結論から言ってしまいますが、日本で普通に車の運転ができる人(あるいはできる人がグループにいる)なら、ぜひ自力で行くことをお勧めします。

 

自力モニュメントバレーへの旅の行程は次のとおり。

1日目 ラスベガス到着 (ラスベガス泊)

2日目 モニュメントバレーに向けて出発

     ホースシューベント

             アンテロープキャニオン見学

         (モニュメントバレー泊)

3日目 モニュメントバレー

             フォレスト・ガンプポイント見学

         (モニュメントバレー泊)

4日目 グランド・キャニオン見学 

                                               (ラスベガス泊)

 

モニュメントバレーに行くならぜひモニュメントバレーのエリア内に泊まりたいと思うもの。でもモニュメントバレーはナバホ族の居住地域内のため、需要があってもホテルが作れるというものではなく、基本的にはこの2軒しかありません。

 

ザ・ビューホテル

ザ ビューホテル (The View Hotel) -モニュメントバレー-【 2017年の口コミ・料金比較・宿泊予約 】- トリップアドバイザー

 

グールディングス・ロッジ

グールディングス ロッジ (Goulding's Lodge & Campground) -モニュメントバレー-【 2017年の口コミ・料金比較・宿泊予約 】- トリップアドバイザー

 

ザ・ビューホテルは有名なので、特に夏休みシーズンはかなり前から予約しないと泊まることができません。そういえば、このホテルも機内誌か情報誌で見たことあるかも。私が探した時ももちろん満室。グールディングス・ロッジも満室。

 

でも絶対モニュメントバレーに泊まりたい!と思い、またまた調べてみると、どうもザ・ビューホテルに、キャビンとキャンプグラウンドがある模様。

Premium Cabins | Monument Valley View

 

このザ・ビューホテルのキャビン、上の公式サイトの他はあまり情報がありませんでした。日本語はもちろん、英語でも泊まったことのある人の口コミ的なものがほとんど見つからず。それでもオンラインで予約できるようなので、キャビンを予約することにしました。

 

これまた結論を先に言ってしまいますが、このキャビン、最高です。 自分の泊まっているキャビンのすぐ前でこんな写真が撮れます。

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もし次回行くことがあり、ホテルに空室があったとしても、私たちはこちらのキャビンを選ぶと思います。

 

宿泊先が確保できれば、あとはレンタカーを借りるだけ。

最初はモニュメントバレー内を自分たちの車で走るには4WDのほうがいいのではと思いましたが、ブログなどで2WDで大丈夫と書いている人が多かったので、2WDのSUVを借りました。

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リクエストしたわけではないのですが、クルーズコントロールが付いていたので、ロングドライブには便利でした。

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アメリカのレンタカーは日本とは違いナビが標準装備ではありません。ナビをつけると1日あたり結構いい値段取られます。道は比較的わかりやすいので、地図とスマートフォンがあればナビがなくても大丈夫だと思います。

 

このモニュメントバレーの旅、本当に素晴らしいものになりました。

詳細は次回以降のブログでご紹介します。

 

USJで待ち時間なし! 〜Yahoo! Japanスペシャル・ナイトに行ってみた

アトラクションの待ち時間がどんどん長くなるユニバーサル・スタジオ・ジャパンUSJ)。

 

大阪に住んでいる時は年間パスを持っていたので(USJの年間パスはディズニーランドやシーに比べるとものすごく安いんです)夕方から行ってアトラクション一つだけ乗って帰るなんてことをしていましたが、今は東京に住んでいるので、せっかく行ったからには新しいアトラクションも含め、しっかり楽しみたいところ。

 

ディズニーランドやシーはファストパスが無料で取れますが、USJは入場券とは別にエクスプレス・パスなるものを購入しないといけません。しかも結構いい値段。

www.usj.co.jp

 

でも満喫するためには初エクスプレス・パス購入もやむを得ないかなと思って調べていると「Yahoo Japanスペシャル・ナイト」という貸切イベントがあることがわかり、かなり空いているという情報を信じて初参戦。

ticket.yahoo.co.jp

 

チケットは通常の1日スタジオ・パス代7,600円+1,500円。エクスプレス・パスは種類・日によって値段が違いますが、一番安い日でも1,500円では買えませんので、本当に空いているなら1,500円は払う価値ありますね。

入場は14:00から可能で、19:00から22:00までが貸切イベントになります。

 

と言っても本当に空いているのか、当日まで怪しんでいましたが、行って驚き!

 

「本当に空いている・・・」

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新アトラクション、フライング・ダイナソーもこの通り。

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人いないっ!一応表の表示は20分となっていましたが、動線が長いだけで、基本的に待ち時間は0分でした。あまりにも空いているので2回乗りました。最高です!

 

他のアトラクションも基本的には待ち時間がありません。ただ、ハリウッドドリーム・ザ・ライドのバックドロップだけ待ち時間50分と言われ断念しました。かわりに通常のハリウッドドリーム・ザ・ライドに乗りましたが、待ち時間20分との表示で実際には全く待ち時間がなかったのでバックドロップも実際には50分待たなかったのかもしれません。待てばよかったかな。

 

このチケットにはホットドックとコカコーラ500mlのペットボトルが付いています。このホットドックがまたびっくりするぐらい本格的で美味しい!USJ内の食べ物の物価を考えると追加で払う1,500円のうち900円ぐらいはこのホットドックとコカコーラで元が取れる感じです(食べさしの写真ですみません)。

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ただ、このイベントを100%楽しむためには事前に心得ておくポイントがあります。私たちの反省点も踏まえたポイントはこちら。

 

1 14:00から入場しよう!

私たちはUSJには何度も行っているのでがっつく必要はないと思い16:00過ぎに入場しましたが、16:00からイベント参加者限定のウォーター・ワールドのショーがあり、いきなり見逃してしまいました。その他にも貸切イベントの時間にはやっていないアトラクション(バックドラフトなど)やイベントがあるので、14:00から入場し、しっかり楽しむことをお勧めします。

 

2 劇場型のアトラクションは貸切時間前に楽しもう!

19:00からの貸切タイム、乗り物系のアトラクションは本当に待ちませんが、劇場型アトラクションは、前の回が終わらないと次が始められないので、絶対に待ち時間が発生します。タイミングが悪く、私たちはターミネーターゴジラ・ザ・リアル4Dでかなり時間が取られてしまいました。劇場型のアトラクションは貸切イベント前に楽しみましょう。

 

3 ホットドッグは貸切時間前に食べよう!

貸切イベントは22:00までですが、ホットドッグは21:00までに引き換える必要があります。それに間に合わせるためにバタバタしました。貸切時間前はどのアトラクションもかなり待ち時間があるので、貸切時間が始まる前にホットドックを食べ、貸切時間はアトラクションに集中した方がいいと思いました。

 

4 ハリウッドドリーム・ザ・ライドを優先させよう!

なぜかハリウッドドリーム・ザ・ライドだけ待ち時間がありました。人の流れをよく見ていると乗り終わってすぐにまた乗る人が。ハリウッドドリーム・ザ・ライドはジェットコースターとしてはかなりマイルドな設計なので、何度も繰り返し乗る人が多いのでしょうね。実際には表示されているほど待たないので、貸切時間が始まったらすぐに乗ってみることをお勧めします。

 

この「Yahoo Japanスペシャル・ナイト」、次回は6月2日(金)、6月3日(土)に2日連続開催されるそうです。

 

(2017.6.5 追記)

今回は次回予告がアップされてないですね。夏はUSJの営業時間が長くなるので、スペシャル・ナイトは開かれるとしても秋以降かな。

 

(2017.10.21 追記)

次回は12月1日(金)に開催されるようですよー!サービス料がちょっと値上げされてチケット代7,600円+1,980円になっています。その他詳細変更があるかもしれませんので、最新情報ご確認の上、購入してくださいね。

 

(2018.7.2 追記)

次回は9月2日(日)に開催とのこと。こちらも下記リンクから最新情報をご確認ください。

 

とにかくアトラクションをとことん楽しみたいという方には超お勧めのイベントです。一度体験するともう他の日には行けません〜。

ticket.yahoo.co.jp

がっかりしないマーライオンに会いに行こう 〜シンガポール2泊3日旅 

世界三大がっかり名所」という不名誉な称号をもらっているのは、デンマークの人魚姫、ベルギーの小便小僧、そしてシンガポールマーライオン

 

今から約17年前に初めてシンガポールマーライオンを見た時は、「えっ、これ?」と思わず当時シンガポールに住んでいた友人に確認してしまったくらいです。

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思っているより小さいというだけでなく、水も吐いておらず(当時はポンプがしょっちゅう壊れるため水が出ていればラッキーと言われていました)、置かれているロケーションも微妙。さすが世界三大がっかり名所と納得。

 

それ以来、トランジットで1泊した以外はシンガポールを訪れていなかったのですが、ダーリンが一度も行ったことがないということで、2泊3日+1機中泊で行ってきました。

 

初めてシンガポールを訪れるならどんなにがっかりしようともマーライオンは見ておいた方がいいと思い、ダーリンを連れて行くことに。

 

で、びっくり。

 

マーライオン、立派になってるー!!!」

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真っ白で、水も勢いよく出ていて、かなり立派。ロケーションもとてもシンガポールらしくステキ。多くの観光客が取り巻き、色々な角度から何枚も写真を撮っていました。

 

あまりにも昔と比べて立派になっているため、昔のマーライオンではなく、新しく作られたものに違いないと思い調べて見ると、マーライオンそのものは同じで、設置場所を移動し、水が勢いよく出るように整備された模様。

 

以前よりも大きくなったように感じたのは、遠近法の関係。昔は少し離れたところから写真を撮るのが一般的だったため(近くに行くと背中しか見えない)、「小さい」と勝手にがっかりしていただけで、昔からそれなりの大きさだったらしい。ごめんね、マーライオン

 

こんなにみんなに写真を撮られて、マーライオンもさぞかし喜んでいるに違いない。 

私たちもお約束の写真を撮影。

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以前からある小さなマーライオンも一緒に移ってきたらしく、こちらも以前に比べると小ぎれいになっている気がします。

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昔はこんな感じで本物のマーライオンは近づくと背中しか見えなかったため、写真撮影用にこの小さな子が人気でしたが、今は本物のマーライオンと近くで写真が撮れるのでもはや存在意義がなくなってしまったかも。

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こんなに立派になったマーライオン、ぜひ「世界三大がっかり名所」から外してあげてほしいですね。

 

マーライオンに思いがけず興奮した後は、ブラブラ歩いてなぜかチャイナタウンにあるヒンドゥー教の寺院へ。ここは17年前と変わっていませんね。中に入ることはできますが、お祈りヒンドゥー教の人しかできません。厳しい。

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お腹が空いたので、近くのホーカーズ(屋台街の進化版、フードコートのようなもの)マックスウェル・フードセンターでランチにすることに。

ガイドブックなどに載っている「天天海南鶏飯」という有名なチキンライスのお店があるのですが、行ってみると尋常じゃない長蛇の列。

いやいや、たかがチキンライスのためにそんなに並べません。ということで、その「天天海南鶏飯」と同じ並びの全く並んでいないお店で購入。

食べてみると・・・、十分美味しい!

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隣に座った日本人の男の子、シンガポールに赴任して1週間目ということで、あちこち食べ歩いているようですが、有名なお店も、そうではないお店もあまり味は変わらないとのこと。

 

チキンライスを買ったお店の隣で汁なしヌードルも注文してみましたが、これまたすごく美味しかったです。チキンライス、汁なしヌードル、ビール2本で500円ぐらい。安いっ。やはりシンガポールでのランチはホーカーズに限ります。

 

またこのマックスウェル・フードセンターの周りはは昔ながらのシンガポールの雰囲気が残っていて、なんだかホッとします。

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お腹もいっぱいになったところでシンガポール・フライヤーに乗ることに。ほとんど並ばずに乗れました。約30分かけてゆっくり回るので、結構楽しめます。33シンガポールドルは高いような気もしますが、一度ぐらいは乗ってもいいかも。

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今時のシンガポールの夜のハイライトはやはりマリーナ・ベイ・サンズ前のイベントプラザで開催される「ワンダー・フル」というライトショー。毎晩20:00と21:30の2回行われます。

これをどこで見るかですが、ショーそのものをじっくり楽しむなら、マリーナ・ベイ・サンズ前のイベントプラザが間違いありません。

でも私のお勧めはマリーナ・ベイ・サンズの近くの高層ビルにあるLeVeL33というビアレストラン。美味しい醸造ビールを飲みながら楽しめます(霧状のスクリーンに映し出される映像など細かな部分は見えませんが)。

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このLeVeL33、フルサービスのテーブル席は予約ができますが、外のバースペースは予約ができないので少し早めに行って場所を確保しましょう。

値段は比較的高めですが、この景色ならば仕方ない。バーフードも思いがけず美味しかったので、レストランのお料理も美味しいかも。

ちなみにこのレストラン、Marina Bay Financial CentreのTower 1というオフィスビルの33階にあるため、ビルの入り口で少し戸惑います。専用のエレベーターがありますので焦らず探しましょう。

 

ビールとバーフードでそれなりに満たされてはいるものの、もう少し食べれそうということで、また別のホーカーズへ。ここはホーカーズの周りに屋台が出ています。そもそも屋台では衛生上よくないということで、ホーカーズが作られたはずなのですが、屋台魂はそう簡単には無くならないのかもしれません。

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ここではラクサを食べて見ました。日本にはないヌードルの味で、好き嫌いは出るかもしれませんが、私は好きです。

 

2日目はまずシンガポール動物園へ。

17年前はナイトサファリしかなかったのですが、ナイトサファリの周りに動物園、リバーサファリ、バードパークができていて、1日中動物三昧できます。2つ以上はしごするときは、2つまたは4つの入場券セットがお得です。

Wildlife Reserves Singapore

 

シンガポール動物園やナイトサファリがあるエリアは市街地から少し離れたところにあります。バスもあるようですが、シンガポールはタクシーがものすごく安いので、2人以上なら時間の節約のためにもタクシーがお勧めです。ガイドブックには約20〜30シンガポールドルと書いてありましたが、20ドルかからずに着きました(ホテルの場所や時間帯によって違いがあるのでしょうね)。

 

このシンガポール動物園は、柵やオリが最低限しか設置されておらず、動物たちをかなり近くで見ることができます。何気なく木にサルが付いています。どうしてこの子たちは逃げないのか不思議。

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さすがにワニやホワイトタイガーには柵があります。

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Primate Kingddomという霊長類コーナーには鏡に自分たちを「人間の見本」として写せる看板がありますので、忘れずに写真を撮りましょう。

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大人でも十分に楽しめる動物園です。タクシーを使えばそれほど時間もかからないので、ぜひ訪れてください。

 

動物園の後は昨日シンガポールフライヤーから見えていたちょっとSFちっくなガーデンズ・バイ・ザ・ベイへ。「スーパーツリー」と呼ばれる人工ツリーの間に通っているスカイウェイに上がろうとすると、なんと本日分のチケットは売り切れとのまさかの展開。えーっ、まだ2時なのに。この日は日曜日なので地元の人も来ているからでしょうかね。

そんなことがないように、日本語で手配ができるVoyagin(ボヤジン)さんで予約しておくのもお勧め。植物園とセットになってお得なようです。

www.govoyagin.com

Voyagin(ボヤジン)さん、もともと外国人旅行者向けに「茶道体験」とか「相撲部屋の朝稽古見学」などちょっとユニークな体験型ツアーを提供されていた会社ですが、最近は海外のチケット手配も手がけてるんですって。知らなかった。高いところ好きの私としては次回はぜひ予約してスカイウェイを歩きたいと思います!

 

さて夜はマリーナ・ベイ・サンズの57階にあるCELAVI(セラヴィ)のバーへ。

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マリーナ・ベイ・サンズはインフィニティプールが有名ですが、プールは宿泊者しか入れません。

56階の空中庭園は一般の人も入れますが、空中庭園が23シンガポールドルなのに対し、CELAVI(セラヴィ)はお金を払わずに入ることができるので(金曜日などチャージがかかる日があるようです)、その分で飲み物が楽しめます。

マリーナ・ベイ・サンズのタワー3の一番端の入り口入ってすぐのところに専用エレベーターがあります。「バーに行きたいの」と伝えると手の甲にスタンプを押し通してくれます。

 

CELAVI(セラヴィ)は、大きく分けるとクラブ、レストラン、バーという構成になっています。クラブで盛り上がりたい人は金曜日・土曜日、ゆっくり夜景を見ながらドリンクを飲みたい人は日曜日がお勧めです。

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インフィニティプール、みるとやっぱり入って見たくなります。次は泊まってみようかな〜。

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そうそう、バーから帰りのエレベーターへ向かう途中、ガーデンバイザシーの夜景がとても綺麗に見えるところがありますので、写真を撮るのを忘れずに。

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シンガポールは2泊3日あれば十分に楽しめます。3連休などを使って、ぜひがっかりしない立派なマーライオンに会いにシンガポールを訪れてください。

スノーモンキーに会いに行こう 〜信州1日2日旅

スノーモンキーってご存知ですか。

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おそらく認知度は、日本人よりも日本を訪れる外国人旅行者の方が高いかもしれません。

要はニホンザル(Japanese Monkey)なのですが、1970年にアメリカの写真誌LIFEが「Snow Monkeys of Japan」というタイトルで、日本に温泉に入るサルがいると紹介して有名になりました。さらに今から10年ほど前に子猿を抱えながら雪の中を歩くお母さん猿の写真が国際的な賞を取り、外国人の日本旅行ブームとも相まって、多くの外国人が信州の山奥を訪れるようになりました。

 

本来「サル」は熱帯地域が主な生息地で、ごく一部の種類しか日本のような温帯地域には生息していないんですって。確かにオラウータンとか熱帯のジャングルとかに住んでますよね。世界中で一番北に住んでいるサルは日本の下北半島に住むニホンザルらしく、「サル」と「雪」というのは世界的に見ても非常に珍しいコンビネーションのため「スノーモンキー」として世界から注目されているようです。

 

下北半島のサル達よりもこの信州のサル達を有名にしているのが、冬に露天風呂に入るという彼らの生態。サル達が温泉に入り始めたのは偶然がきっかけのようですが、もともと餌付けしているエリアのサルたちなので、多少人為的な要素は入っているかと思います。それでも今やここのサル達は、人間のように「気持ちいい」「温まる」という極めて人間と同じ理由で自ら温泉を楽しんでいるんです。

 

さてこのスノーモンキー達に会おうと思うとなかなか大変です。

 

彼らがいるのは長野県の地獄谷野猿公苑というところで、長野市からさらにローカル線かバスに乗る必要があるので、関東・関西からだと1泊2日で地獄谷野猿公苑に近い湯田中、渋、上林温泉に泊まるのがおすすめです。

 

まずは長野市を目指します。せっかくなので北陸新幹線に乗ってみました。北陸新幹線、男前です。

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東京からだとびっくりするぐらいあっという間に長野市に到着します。

長野駅長野電鉄というローカル線に乗り換えて湯田中駅を目指します。本数は少ないですが、湯田中行きの特急があり、「ゆけむり」号と「スノーモンキー」号と名付けられています。この「ゆけむり」号と「スノーモンキー」号の車両、元「小田急ロマンスカー」と元「成田エキスプレス」だったりします。

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この長野電鉄は、普通列車も入れると結構本数があります。

が、問題は湯田中駅からのバス。長電バスの上林線で湯田中駅から終点上林温泉まで15分ほどなのですが、1時間半に1本ぐらいしかありません。しかもちゃんとホームページで調べて10分ぐらいの乗り継ぎ時間と確認して行ったのに、切符売り場に行くと「あ、あれ間違ってるんです」と言われ、何もない駅で40分ぐらい待つことに。ちょっと都会慣れしてしまっていると面食らいますが、地方に行く場合は十分に余裕を持ってゆるーくプランニングしておく必要がありますね。

長野駅から志賀高原行きの急行バスでも行けますので、時間が合えばその方がいいかもしれません。

 

地獄谷野猿公苑までは、上林温泉のバス停で降りてからさらに30分ほど歩く必要があります。

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スノーモンキーに会いに行く訳ですから、できれば雪がある方がいいのですが、雪深い時はかなり足元が悪くなるようです。私たちが行った時は(2015年12月)、記録的に雪が少ない年だったので問題ありませんでしたが(ある意味残念)、今年は雪が多く公苑までの道も除雪が追いつかない模様。雪の中を歩ける防水のブーツで行った方が良さそうですね。

 

途中に地獄谷温泉後楽館という温泉宿があります。宿泊先を決める際、こちらに泊まるのもいいかなと思い見ていましたが、うちのダーリンには食事が合わなそうだったのでまたの機会に。ここの混浴露天風呂、野猿公苑までの道中から結構しっかり見えてしまいますので、入るなら観光客が通らなくなってからの方が良さそうです。

 

さて地獄谷野猿公苑に着いたら入口で入苑料800円(大人)を払います。 

サル達は毎日温泉に入る訳ではないので、温泉に入っているサルがいるかドキドキしながら温泉に行って見ます。

 

いました〜、温泉に入っているサル達が。この日はあまり寒くなかったので、数としては多くはありませんでしたが、それでも7.8匹のサルが温泉に出たり入ったりしていました。とにかく温泉に入っている時の彼らの表情がなんともかわいく、見入ってしまいます。

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子猿と一緒にいるのは必ず母親(メス)で、オスは別行動なんですって。

サル達は温泉に入りながら、お互いにノミ取りをしてあげています。ものすごく気持ち良さそうで、私もやって欲しくなりました。

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子猿たちは飛び込みを覚えたらしく、何度も飛び込んで遊んでいました。

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オスが来ると一気に空気が張り詰めます。オスは表情が渋く、哀愁さえ漂います。

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携帯をいじるような仕草のサルがいました。実際、観光客が写真を撮ろうとスマートフォンをサルに近づけすぎ、サルに取られたことがあるようです。スマートフォンを手にしているサルの写真が管理小屋に飾ってありました。

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温泉に入っているサルだけでなく、温泉に入っていないサルたちもいい表情を見せてくれます。ここで1日観察していたいと思ってしまいます。

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サルは人間の子供をどう思っているんでしょうね。

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スノーモンキーに無事に出会えた翌日は、長野市に戻って善光寺にお参りしてから帰るのがおすすめ。参道には美味しいお蕎麦屋さんもいっぱいあります。

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そして電車で行った方はぜひ善光寺横にある「よしのや」という酒蔵に立ち寄りましょう。雰囲気がよく、何よりもものすごく気前よく色々な種類を試飲させてくれます。

「日本酒はちょっと苦手」という方も梅酒や甘酒もありますので大丈夫です。

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長野駅でのお土産ショッピングもとても楽しいです。地酒、りんごジャム、りんごを使ったスイーツ、そば、わさびなどなど、長野っておいしいもの満載ですね。私のおすすめは八幡屋磯五郎というお店の七味や一味。ものすごく辛いですが、奥深い辛さです。

 

ぜひスノーモンキーに会いに長野へ。サルたちに癒されること間違いなしです。

 

ーーーーーー参考ーーーーーーーー

地獄谷野猿公苑のページは、かなり充実していて必要な情報はワンストップで大体手に入りますので参考にしてください。

地獄谷野猿公苑|ようこそ、ニホンザルの世界へ

 

長野電鉄のページはこちら(長野駅から湯田中駅までの電車)

快適生活サポート事業グループ ながでんグループ

 

長電バスのページはこちら(湯田中駅からのバス、長野駅からのバス)

長電バス株式会社

 

 

一生に一度は登りたい富士山 〜はとバス富士登山ツアー本編

私が参加したはとバス富士登山ツアーは、1泊2日、富士スバルライン5合目から吉田ルートで登り、8合目の山小屋で仮眠、ご来光を山頂で見るという超定番コースです。ツアーの詳細ははとバスのサイトをご参照ください。

富士登山ツアー2018 | はとバス

 

このツアーは、地下鉄日比谷線築地駅または有楽町線新富町駅の近くにある銀座キャピタルホテル新館の前から出発します。出発が朝7時前なので、遠方の方はこちらのホテルに前泊するオプションもあります。ホテルのすぐ横にローソンがあるので、朝ごはんなどを調達できます。

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もう1か所、新宿西口(7:30発)でさらに人を乗せて、高速SAで一度休憩を挟みながら富士山へ向かいます。

 

到着すると富士スバルライン5合目は「祭りか?」と思うぐらい混雑していました。これから登る人だけではなく、下山してきた人、観光で立ち寄った人が入り混じっています。

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まずはここで1時間ほど自由時間。昼食をとったり、トイレに行ったりして、高度に体を慣らします。1時間ぐらいここで過ごしてから登るのが高山病予防にいいそうです。

お昼ご飯にラーメンを食べましたが普通に美味しかったです。後々喉が渇いてしまうので、スープは全部飲み切らない方がいいかと。 f:id:tzaleski:20170207111757p:image

昼食をとった売店兼食堂のトイレは50円かかりました。5合目の他の売店や食堂のトイレもだいたい50円のようです。山梨県が設置している無料のトイレは、売店などが並んでいる広場からは少し離れたところにあります。

 

再集合後、お世話になる登山ガイドさんが合流し、富士登山のスケジュールや注意事項の説明を受けて、いざ出発!

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気合を入れて出発したものの、吉田口5合目との合流地点まではほぼ平ら、いやむしろ緩やかな下り坂。なんとなく損した気分になります。

 

ガイドさんと一緒じゃなかったら、この辺りはものすごいスピードで歩いてしまいそうですが、それが失敗の素で、7合目あたりでバテてくるそうです。5合目までバスで到着するので忘れがちですが、すでに標高2,305mなので、どんなに平坦な道でもゆっくり歩く必要があります。

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富士山頂までたった6kmなんですね。6kmなのに所要時間は385分(6時間25分)。ちょっと気が遠くなります。

 

6合目まではこんな感じの緩やかな上り坂です。まだ樹木があります。

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前のブログでも紹介しましたが、6合目でガーナチョコのサンプリングをやっていました。ロッテの皆さん、すごく美味しかったです!ありがとうございました。

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チョコのサンプリングがあったからではないと思いますが、まず6合目で1回目の休憩。

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この6合目から先は本格的な「山登り」になります。

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5合目では雲がかかっていて山頂方面が見えなかったのですが、6合目からは雲が晴れて山の上の方がよく見えるようになりました。ただ、上の方まで見えるのは人・人・人。とにかくすごい人です。

 

途中短い休憩を挟みながら7合目の山小屋でトイレ休憩。トイレは基本的に200円の協力金を払い利用します(山頂だけ300円だった気が)。

この辺りから「頭が痛い」「気分が悪い」「息が苦しい」と訴える人が出てきます。最初の脱落者が出たのもここだと思います。

 

7合目から上は岩場が多くなり、私も少し息が切れるようになってきたので、深呼吸を意識しました。この辺りから持参したトレッキングポールも使い始めました。トレッキングポール、本当にお勧めです。手の力も使って登っていけるので、足の疲れが全然違いますし、バランスを崩すことがありません。

 

またバックパックのウエストベルトのポケットやズボンのポケットなどに飴などを入れ、エネルギー補給しながら登りました。斜めがけできるペットボトルホルダーがあると水分補給も歩きながらできるのでおすすめです。とにかく意識してこまめにエネルギー補給&水分補給しましょう。

 

7合目と8合目の間で少し雲が出てきたことから、ガイドさんからレインウエアを着用するよう指示がありました。私はここでフリースも着用しました。

 

山頂まで約3km、8合目の山小屋まではもう少しというところで、なかなか急な岩場になります。仮眠前の最後の頑張りどころです。

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岩場を登りきって、仮眠をとる8合目の「太子館」に到着です。ここまででも、十分達成感があります。 f:id:tzaleski:20170207112004p:image

一面の雲海。これだけ雲があると下界からは富士山は見えていないんでしょうね。雲の上にいる優越感に浸れます。

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太子館の晩ご飯は、カレーライスとおかずでした。美味しいとは言いませんが、それなりに食べれます。山小屋の食事にこれ以上のものは求めてはいけませんね。男の人だと少し量が足りないかもしれません。

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仮眠スペースは想像しているより狭いです。天井が低いため余計窮屈に感じるのだと思います。一人に一つ寝袋が用意され、その寝袋のスペースが荷物置き場も含めた個人スペースになります。

 

このような環境ですので、山小屋でぐっすり眠るというのは、なかなか難しいと思います。おそらく山小屋の環境のせいだけではなく、「富士山に登っている」という非日常の興奮状態にあるせいもあるかと思います。

 

中には速攻眠りにつかれる方もいらっしゃいましたが、先に眠りにつかれた方に限っていびきをかくもの。余計眠れなくなります。山小屋の仮眠は眠れたらラッキーぐらいに思って、前日にしっかり寝ておくことをお勧めします。

 

眠れなくても、アイマスクと耳栓をつけて横になりましょう。全然寝ていないと思っていても横になっていると意外と休めているものです。

 

また仮眠前に一度メイク落としシートで顔を拭いて日焼け止めと埃を落としたり、汗拭きシートで首や脇などを拭いたりしてリフレッシュして翌日に備えましょう。

 

ここの山小屋で山頂行きを諦める人もいました。ここからもご来光がきれいに見えるそうで、体調によっては、それも一つの選択肢だと思います。

 

もともと夜中1:30頃出発という予定だったと思いますが、出発時間が早まって0:30頃出発になりました。富士登山人気で人が増えて、ご来光渋滞がどんどん激しくなり出発時間が年々早まってきているようです(今はもっと早く出発しているようです)。

 

8合目からの真夜中登山はなかなか新鮮な体験です。ヘッドライトで足元を照らしながら一歩一歩登ります。というか、8合目から上はずっと渋滞していて、一歩一歩しか進めません。個人で来ていても自分のペースで歩くことはほぼ不可能で、有無言わさず渋滞に巻き込まれます。

 

写真はありませんが、この日は星空がものすごく綺麗で、流れ星がたくさん見れました。

また御殿場市の夜景もなかなか綺麗です。あちらから富士山を見上げると私たちのヘッドライトがずっと連なっているのが見えるのでしょうね。むしろそれを見たいと思ったりもしました。

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9合目まできました。もう少しです。この9合目の手前(8合目5勺)に最後の山小屋御来光館があります。同じツアーグループの最年少の男の子(6歳ぐらいだったと思います)はここで断念。登山ガイドさんが山小屋に交渉してここで仮眠できることになりました。ここまでよく頑張りました。ここから先は動けなくなると本当にどうしようもなくなるので、体調が悪ければ無理はせずに申し出ましょう。

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私も9合目過ぎたあたりから息切れと軽い頭痛が出てきました。ヨガのクラスで習っている呼吸法を参考に、とにかく吐く息を意識して細く長く吐くようにして登りました。体を動かしているせいか「寒い」という感じはありませんでした。

 

二つ目の鳥居を超えたら山頂です。

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ついに山頂に到着!

が、なんとなく山小屋に着いた時の方が達成感があったと思うのは気のせいでしょうか。山頂では達成感よりもご来光に間に合ってよかったという安堵感の方が強かったように思います。

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山頂はかなり広いので、人が多くてもご来光を見るスペースは十分あります。

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気温0度の中、ご来光を待ちます。待っている間は寒いです。どんどん体温が奪われていきます。使い捨てカイロと簡易座布団の持参をお勧めします。

 

うちのダーリンの時計には高度計が付いているので高度を確認。最高点(剣ヶ峰)よりも30mほど低いところにいるようです。

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だんだんと夜が明けてきて、山中湖が見えてきました。

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雲の中から太陽が出てきました。

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待ちに待ったご来光です。ご来光を見るとちょっと達成感を感じます。

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ご来光と一緒に写真を取ろうとするとこのように顔が全然見えなくなってしまうので・・・

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少し斜めになって撮ったほうがいいですね(私の腕ではこれが限界)。

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ご来光の後は山頂で少しだけ自由時間があり、売店・食堂で温かいものを注文することができます。

そういえば富士山頂って浅間大社という神社の奥宮境内、つまり私有地なんですよね。なんだか不思議。

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このツアーは山頂でご来光を見るというのが目的ですので、山頂の滞在時間はそんなに長くなく、あっという間に下山を開始します。帰り道はずっとこんな感じで退屈です。

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無事に5合目まで降りてきてところで、お世話になった登山ガイドさんとはお別れ。なんとガイドさんはこの日夕方頃からまた別のグループと一緒に登るとのこと。私もさすがに今日の午後は無理ですが、明日ならもう一度登れると思うぐらい元気でした。

 

ここでまた少しだけ自由時間があり、お土産を買ったりできます。世界遺産登録記念のイベントをしていたので、新聞を作ってもらいました。

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再集合後、温泉へ。

私たちは比較的早く着いたので、洗い場もそんなに混んでいなかったのですが、私がシャンプーなどを済ませお風呂に入ろうとする時には洗い場が長蛇の列になっていました。何台かのバスが同じタイミングで着いてしまったのでしょうね。お風呂の後のビールの美味しかったのは言うまでもありません。

 

で、家に帰って体重計に乗ってみるとなんと体重が2kgほど減り、なおかつ体脂肪も4%ぐらいダウンしていました。富士登山は、それだけエネルギーを消費するということなんですね。「富士登山ダイエットが流行るのでは」と思いましたが、なぜか体重も体脂肪も登山後特別に暴飲暴食した訳でもないのに1日であっという間に元に戻りました。不思議です。

 

富士登山は一生の思い出になること間違いありません。

個人旅行が好きな私ですが、初めての富士登山は登山ガイドさん同行のツアーに参加してよかったと心から思いました。おそらく自分たちだけだとペース配分ができず高山病になるか、高山病にならなくても山小屋の出発時間の見極めができずご来光に間に合わなかったと思います。

 

次に登ることがあれば、吉田ルート以外のルートで、ご来光の時間を外して自分たちで登って見たいなと思っています。

 

ぜひ今年こそ富士山へ。

装備や持ち物などはこちらをご参照いただき、しっかり準備して登りましょう。

tamakosan.hatenadiary.com

 

 

tamakosan.hatenadiary.com

 

*こちらのブログは2013年8月に富士山に登った時のものです*

ーーーー最新の情報はこちらからーーーー

富士登山オフィシャルサイト

 

一生に一度は登りたい富士山 〜持ち物・行動食編

富士山に必要な装備・服装はこちらのブログをご参照いただくとして・・・

tamakosan.hatenadiary.com

 

今回は登山装備以外の持ち物と持参する行動食・飲み物について、詳しくご紹介。装備・服装と同じく、登った後の実感も踏まえ、次の基準で★付けしてます。

★★★ 絶対に持って行くべき

★★  持って行ったほうが断然ステキ

★   持って行って損はない

★なし なくても困らないのでいらない

 

1 持ち物(登山装備・服装以外)

*登山中ずっと使用*

★★★タオルまたは日本手ぬぐい

★★★ウエットティッシュ

★  ハンカチまたはミニタオル

★  ティッシュ

★なしトイレットペーパー

★★★ジップロック(大・中・小)

★★ 斜めがけできるペットボトルホルダー

★★★サングラス(日光だけでなく砂埃も防ぎます)

★★ 日焼け止め

★  カメラ

★★ 時計(アウトドア用、スポーツ用が良い)

★★★100円玉(トイレ用 1回200円程度)

★★★携帯電話

★なし携帯電話充電器

★  携帯電話予備バッテリー

 

*山小屋で使用*

★★ 汗ふきシート

★★ メイク落としシート

★★ 使い捨て歯ブラシ(または歯磨きガム)

★  アイマス

★  耳栓

★  ミニライト

 

*山頂で使用

★★ 使い捨てカイロ

★★ 簡易座布団

★  サバイバルシート

 

*下山時使用*

★  バンダナ(砂埃避けのマスク替わり)

 

*帰りに温泉によるツアーの場合*

★★ タオル

★  洗面道具

★★★着替え(下着、靴下、Tシャツ)

 

富士登山の持ち物で最も活躍したのは、ウエットティッシュジップロック(一般名がわからないのでジップロックと呼びますが、ジップロック様の保存袋であればなんでもOK)です。

 

富士山はとにかく水がないため、手を洗うことができません。ウエットティッシュは、100円ショップなどで、ティッシュサイズのものと、少し厚手の大きなサイズのものを購入し、スナックを食べる前などはティッシュサイズのものでさっと拭き、トイレの後などは大きなサイズのものでしっかり拭くなど使い分けてください。単に手がきれいになるというだけでなく、埃まみれの手を拭くと気持ちがよく、リフレッシュできます。

 

ジップロックは大きなサイズのものにはフリースなどを入れて圧縮すればかさばらなくなりますし、濡れる心配がなくなります。山小屋で寝ている人がいる中で荷物を整理するときも、スーパーの袋だとカサカサ音がして嫌がられますが、ジップロックなら大丈夫。またゴミ袋としても便利で、こちらも圧縮して小さくすることができます。携帯もジップロックに入れて持って行きましたし、とにかく雨やホコリを避けたいものは全てジップロックに入れておけば安心です。

 

山小屋の環境は次のブログでご紹介しようと思いますが、思っているより過酷です。少しでもリフレッシュできる様、汗拭きシートで体を拭いたり、メイク落としシートで顔を拭いたり(登山時、メイクは基本的にしないほうが良いと思います。でも日焼け止めを一度落としたほうが肌にはいいので、メーク落としシートで拭くことをおすすめ)、ご飯の後に歯磨きしたりしましょう。

 

山小屋には洗面所というものがありませんので、歯磨きは外でします。山を汚してしまうので、歯磨き粉は使ってはいけません。ホテルに泊まった時などに提供される使い捨て歯ブラシでカラみがきし、ペットボトルの水ですすぎます。

歯磨きに外に出るときはカメラもお忘れなく。天空での歯磨きショットはなかなか面白い写真です。使った歯ブラシはそのまま入っていた袋に入れて持ち帰りましょう。

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山小屋でしっかり寝るのは難しいですが、アイマスクと耳栓があると寝れなくても神経が休まるのでおすすめです。また小さなライトを持参すると山小屋でものを探すのに便利。100円ショップでキーホルダー付きのものが売っているので、それをバックパックにつけておくといいですね。

 

100円ショップではその他にも斜めがけできるペットボトルホルダーと折りたたみができる簡易座布団、アイマスク、耳栓、様々なサイズのジップロック用保存袋、ウエットティシュなども購入しました。

斜めがけできるペットボトルホルダーはいちいちバックパックを下ろさなくても水分補給ができるためおすすめです。

また、簡易座布団は写真のようなものですが、山頂でご来光を待つ時、直接地面に座るとお尻から寒さが伝わってしまうので、お尻の下に引くものがあった方が絶対にいいです。もしこのような簡易座布団が見つけられない場合は、新聞紙をビニール袋に入れて作成するなど、なんでもいいので座布団がわりになるものを持って行ってください。

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携帯電話は山頂も含め使える(電波がある)ところが多いです。山頂からご家族やお友達にメッセージを送ることができます。ただ、携帯電話は「非常用」と考え、基本的に電源を切って、使用は必要最低限にすることをおすすめします。前述のように携帯のライト機能ではなく、ミニライトの持参をおすすめするのもそのためです。

万が一、グループとはぐれてしまった場合、あるいは高山病等で別行動をすることになった場合など携帯電話が必要となる可能性があります。いざという時にバッテリーの残量がないということがないようにしましょう。 

ちなみに充電するところはありませんので充電器は不要です。どうしても携帯電話を地上と同じように使いたい方は、予備バッテリーを持参してください。 

 

またトイレットペーパーは、はとバスツアーの案内や他の方が書かれているブログで持っていくべきと書いてあったので、半分ぐらい使った時点で芯を抜き潰して、これまたジップロックに入れて持参しましたが、私が使った全てのトイレにトイレットペーパーが備え付けられていたので、一度も使いませんでした。

こちらの富士登山のオフィシャルサイトでもトイレットペーパーの持参を呼びかけてはいないので、不要かと思います。

富士山のトイレ|登山をより楽しむために|富士登山オフィシャルサイト

 

2 食べ物・飲み物

私の参加したはとバスツアーには、8合目の山小屋での夕食、朝ごはんがわりの軽食、カロリーメイト1箱、水ペットボトル500ml1本(2013年8月時点)が含まれていました。とはいえ、これでは全く不足。

 

登山途中に食べる行動食はご自身の好みでぜひこだわって選んでください。ステキな行動食が「ある」と「ない」では疲れ方が全然違います。

 

こちらが私が持参した行動食の一部です。

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ポイントは色々な味のものを用意すること。

甘いもの

塩気のもの

酸っぱいもの

 

一番のヒットは「カルパス」。エネルギー補給に飴やチョコレートなど甘いものを食べるのですが、甘いものを食べると塩気のあるものが欲しくなるもの。カルパスは程よい塩気で休憩の最後はいつもカルパスで締めていました。カルパスは大丈夫でしたが、あまり塩気が強いものだと喉が必要以上に渇いてしまうので注意して選びましょう。常温保存が可能な魚肉ソーセージやチーズかまぼこもいいと思います(うちはダーリンがどちらも食べられないので持っていきませんでしたが)。

 

甘いものでおすすめなのは、「むちむちきなこ」という黒糖にきな粉がまぶされれているもの。優しい甘さで口の中ですっと溶けるので、登山にぴったりです。以前は小洒落たスーパーなどでしか売っていなかったのですが、最近はコンビニなどでも見かけるようになりました。

 

チョコレートは5合目付近の暑さで溶けてしまうので、M&Msのようなコーティングされているものがいいですね。

私たちが登った時は、6合目でガーナチョコのサンプリングがありました。

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板チョコ1枚丸々配布されたのですが、溶けてしまうと思い、6合目の休憩と次の休憩で食べきりました。このガーナチョコのサンプリング、とても効果があると思います。

というのも、ここで食べるガーナチョコ、びっくりするぐらい美味しくて「行動食には絶対ガーナチョコを買うべきだ!」と思ってしまったほどです。登山中ということだけでなく、この6合目あたりの気温がちょうどチョコレートを美味しく感じさせる柔らかさにするせいだと思います。サンプリングはいつもやっているわけではないと思いますので、試しに1枚持参して食べてみてください。

 

写真以外のものとして、ドラッグストアなどに置かれている栄養補助食品をいくつか持参しました。カロリーメイトのようなハードクッキータイプのものは、口の中の水分が吸い取られ、疲れている時は喉を通りません。ツアーから配布されたものも食べずに持って帰りました(おそらくこういう意見が多かったのか、2016年の同ツアーではソイジョイになっていました)。

私は富士山に持って行く前にいくつか味見し、チーズケーキ味のしっとりタイプのものとソイジョイウィダーインゼリーを持参しました。朝ごはん替わりにもなるので、好みのものをいくつか持参しましょう。

 

悩んだのが持参する水の量。結局500mlの水3本を家から持参しました。ツアーからもらった1本を含め全部で2,000mlとなります。飲み水としてはもちろん、埃っぽくなった口をゆすいだりして、下山までに全て飲み切りました。ちょうど良い量だったと思います。

ダーリンは少し味のついた水を欲しがるので、水2本とビタミンウォーター1本を持参しました。

水はお金さえ出せば山小屋でも購入できます(7合目から上だと500mlで400〜500円ぐらい)ので、バックパックの容量やご自身の体力と相談しながら1,000〜2,000mlの範囲で調整してください。

水は薄手の柔らかいペットボトルのものが、飲み終わったら潰して小さくできるのでおすすめです。ゴミはとにかく全て持ち帰りましょう。

 

下山後、温泉に立ち寄るツアーの場合は、お風呂用タオル、洗面道具、着替えを持っていきましょう。私が参加したはとバスのツアーは、乗って行ったバスに登山では使わないものを置いて行くことが可能でした。これができるかできないかでフル着替えを持って行くか、下着だけにするか、あるいは洗面道具をどこまで用意するかが変わると思いますので、事前にツアー催行会社問い合わせてみましょう。

 

できれば、出発の3日ぐらい前までに一度バックパックに詰めてみることをおすすめします。実際に全て入るかどうか、持ってみて負担のない重さかどうか確認して、必要があれば調整しましょう。出発前日は睡眠をしっかりとることが大切ですので、余裕を持って準備してくださいね。

 

ーーー富士登山の最新情報はこちらからーーー

富士登山オフィシャルサイト