大感動モニュメントバレーの旅 Vol.5 〜ただ、ただ美しい朝日、夕暮れ、星空
モニュメントバレーはどの時間に見ても、そのスケール感に圧倒されますが、朝と夕暮時はそこになんとも言えない美しさが加わります。
キャビンからモニュメントバレーを見る方角が東になりますので、モニュメントバレーから昇る朝日を見ることができます。
ということで、頑張って早起き。起きた時はまだ暗く、金星が輝いていました。
少し明るくなってきました。
朝は結構寒いので、ブランケットに絡まり、ホットコーヒーを飲みながら待ちます。
むむっ、朝日が昇っているようですが、この日は雲があり、まだ太陽が見えません。
あの雲がなければ・・・
待ち続け、やっと太陽が見えました。
これはこれできれいでしたが、日の出を見たと言えるのか微妙。
ということで、翌朝リベンジ。この日はキャビンから少し歩いてちょうど3つのビュートがバランスよく並んで見えるポイントで朝日を待ちます。今日は雲一つないので期待大です。
これです、これ。これがまさにご来光!
感動!富士山で見るよりも感動しました。
なぜかずっと私と一緒に朝日を待っていた犬。ちょっとかわいい。
さて、朝日がモニュメントバレー側に登るので、当然夕日はこちら側には沈みません。
ですが、ビュートやメサが夕日に照らされてとても美しい色になるので、夕暮れ時も見逃せないのです。
逆光にならないので、人を入れた写真は夕暮れ時が撮りやすいです。
地平線に日が沈みますので、こんな写真も撮れます。影が長〜い!
そして、もう一つ忘れてはいけない、驚愕の星空。けして流星群が来ていた訳ではないと思いますが、流れ星がバンバン見れます。
一眼レフカメラ用の三脚は持って行かなかったので、コンデジの星空モードを試してみることに。キャノンさん、このコンデジの実力、素晴らしいです。
理科の時間に習った北極星の見つけ方を思い出し、北斗七星からたどって北極星らしき星にセット。見事に的中させました。
この朝日、夕暮れ、星空を満喫すると、しないでは旅の感動が倍ぐらい違ってくると思います。ぜひお見逃しなく。
大感動モニュメントバレーの旅 Vol.4 〜絶対泊まりたいキャビン
モニュメントバレーに行く途中の絶景ポイントとしてホースシューベンドとアンテロープキャニオンを前回ご紹介しましたが、この2か所に立ち寄ると結構いい時間になります。
朝6時前にラスベガスを出て、モニュメントバレーに一番近い町カイエンタに着く頃にはすでに夕方6時ぐらいになっていました。12時間かかって、まだ目的地に着いていません。
まあ、どこにも寄らずに走って7時間なので、ごはんを食べたり、絶景ポイントに立ち寄ったり、スーパーで買い物したりしているとそれぐらいになりますよね。
私たちはモニュメントバレーに2泊するので、あまり焦りませんでしたが、もし1泊しかされないのであれば時間の管理をしっかりした方がいいです。
というのも、モニュメントバレーは朝と夕暮れ時が一番美しいので、1泊しかしないのであれば夕暮れ前に到着したいところです。私たちはモニュメントバレーまであと少しというところで夕暮れとなり、ここはここで素晴らしい景色なので写真を撮りました。
さて今回の宿泊先として予約したキャビンはザ・ビューホテルと同じ敷地内(?)にあります。ザ・ビューホテルを目指して行くとゲートがあり、ここから先はモニュメントバレーのエリア内になるため入園料が必要になります。車1台につき20ドル。
キャビンのレセプションは、ホテルではなく、キャンプグラウンドの方にある管理小屋になります。ちゃんと予約が取れているかちょっぴり不安でしたが、問題なくチェックインできました。
キャビンはまだ新しいようで、とても綺麗です。ダブルベッドの奥に二段ベッドもあり、大人4人が寝ることができます。
電子レンジ、冷蔵庫、コーヒーメーカーがありました。電子レンジの奥がバスルームです。
特筆すべきはロケーション。このキャビンは、こんなふうにモニュメントバレー内に並んで立っています。
何も遮るものがないので、キャビンのポーチからモニュメントバレーがばーん!
ステキ過ぎてキャビンの前でジャンプしたくもなります。
チェックインするともう日が暮れていたので、ザ・ビューホテルのレストランに食事に行きました。ちなみにこのモニュメントバレー内のエリアに入ってしまうとそれ以外の選択肢はありません。
ライトアップが何気にステキです。
レストランは30分ぐらい待ちました。他に選択肢がないので、ここはもうどんなに待たされようとも待つしかないです。待っている間、ホテル内をぶらぶら。ナバホ族の装飾がステキです。
民芸品などを売っているお土産屋さんもあります。もちろんドリームキャッチャーなども売られていました。
レストランは「ホテルのレストラン」と言うより「ロッジのダイナー」という感じで、値段もさほど高くなく、メニューも食堂のラインナップ。なんてたってアルコールがないので、こうなりますよね。
ダーリンが頼んだビーフなんとかは少し不思議な味がしました。私のフライドチキンはいたって普通に美味しかったです。
でも2日連続食べたいレストランではないため、2日目はカイエンタのスーパーで買い出しをしてキャビンで食べることにしました。カイエンタのスーパー、かなり大きく、アルコール以外の飲み物、食べ物はほとんど何でも買えます。
ものすごい量のSPAMが売られていました。やはり日持ちするのでこういう僻地では人気なのでしょうか。
このスーパーには小さいですが、デリセクションとスイーツセクションがあります。私たちはデリで夕食用にサラダとローストチキン、グレービーソースたっぷりのマッシュポテト、スイーツセクションで朝食用のドーナツを買いました。
ペイジの町で買ってきたワインとともに、満天の星空と虫の声一つない深い静けさの中で、非常に贅沢な気分になったディナーでした。
もちろん朝日を見ながらの朝食も最高です。
ちなみにテーブルは室内にあるものを食事の時だけポーチに出しました。
本当にこのポーチからの景色が最高で、いくらでもぼーっと眺めていられます。
モニュメントバレーに行くなら、絶対にこのキャビンに泊まることをオススメします。高級リゾートとはまた違う意味でのゴージャス感、贅沢感が味わえますよ。
予約はこちらから。
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大感動モニュメントバレーの旅 Vol.3 〜絶対立ち寄るべき絶景スポット
ラスベガスからモニュメントバレーまで、グランドキャニオンの上を通るルートを選んだ場合、絶対に立ち寄ったほうがいいのが、ホースシューベンド(Horseshoe Bend)とアンテロープキャニオン(Antelope Canyon)。
この2か所はモニュメントバレーまで行く道中の町ペイジの近くにあります。ラスベガスからペイジまで5時間ぐらいかかります。
私たちはまずホースシューベンドに向かいました。ホースシューベンドというのはその名の通り、コロラド川が馬の蹄のような形に湾曲しているところで、どちらかというと観光する人が増えて観光地になったという感じです。
ですので、派手な案内はなく、わかりにくいのですが、スマートフォンのマップアプリを頼りに、川が蛇行している場所を目指します。
一応ささやかな看板があり、車がたくさん停まっているので、よほど早朝や夕方でない限りわかると思います。駐車場があり、そこから少し歩きます。この時点では、川は全く見えません。
駐車場から15分ぐらい歩いて行くと.....
おー
これは絶景。
コロラド川はなんでここでこういう風に蛇行したのでしょうか。地盤の関係かしら。とにかく自然が作り出した光景に圧倒されます。
ここはフェンスなどは全くないため、自己責任でギリギリまで行くことができます。
この先、まだまだ絶景が待っているので、あまりチャレンジし過ぎない方がよいかと。いつ崩れるか誰にもわからないので。
写真にこだわる方は、APS-Cの18mmのレンズだと私のように端が切れてしまい、全体を写すことができません。10mmぐらいのワイドレンズだと全体を収められると思います。この時は持っていなかったのですが、スマートフォン用のワイドレンズでもたわみは出ますが、全体を撮れると思います。
さて、次の絶景立ち寄り先は「アンテロープキャニオン」。こちらはもともとこの旅を計画するきっかけとなったコヨーテビュートノースで見られるマーブル模様に近いものが見れる・・・はず。
よく調べるとアンテロープキャニオンには「アッパー」(上部)と「ロウワー」(下部)の2か所があるらしく、「ロウワー」の方が徒歩で歩け、時間の縛りがなさそうだったので、ロウワーアンテロープキャニオンに行くことにしました。
こちらはホースシューベンドとは違い、ナバホ族の方がしっかりと管理され、個人で勝手に見て回ることはできません。
こちらでツアーの申し込みをします。大人一人20ドルです。お水付きです。じっくりと時間をかけて、三脚を使った写真撮影をしたい方はフォトツアー(大人一人50ドル)に申し込みましょう。
10分程度待ったところで、ツアーに出発です。
こんな感じの何もないところを歩いていきます。「あれっ、マーブル模様はどこに???」とちょっと不安になります。
そしてまさかのこの溝に入っていくという意外な展開。
すると内部は・・・・
おー、絶景。
写真よりも実際の方が何倍も感動します。
このアンテロープキャニオンは、上流の方で降った雨がここを流れることにより形成されたものとのことで、今でも上流の方で雨が降るとサイレンが鳴りツアーは中止になります。 ガイドさんはナバホ族の若者。色々な話をしてくれます。
こんな狭いところを通ったり
所々急な階段もあるので、しっかりとした靴を履いて行きましょう。
そして、また溝から出てツアー終了です。
ここまでですでに思うのが・・・・アメリカ、すごいな。スケールが・・・。
この後、もっともっとスケールの違いに圧倒されることになりますが、続きは次のブログで。
ちなみにお酒を飲まれる方。このホースシューベンドとアンテロープキャニオンに近いペイジという町のウォルマートがモニュメントバレーに向かう道中でお酒を買える最後のチャンス(私が知る限り)になります。
ナバホ族の居留地は基本的に禁酒です。が、観光客がこっそりと持ち込んで飲むことは目をつぶってもらえる模様(問題にならないよう飲んだ後の缶やビンを持ち帰るようにしましょう)。お酒以外の飲み物や食べ物は、モニュメントバレーに一番近いカイエンタという町のスーパーで買えますが、カイエンタはどっぷりナバホ族の居留地のためお酒は置いていません。
こっそりと飲みたい方はペイジの町で購入してモニュメントバレーに向かいましょう。
大感動モニュメントバレーの旅 Vol.2 〜ラスベガスを出発!
モニュメントバレーに行くには、日本からだとやはりラスベガスを起点にするのが良いかと思います。
空港でレンタカーを借りるので、初日に少し走って途中のモーテルに泊まることも考えましたが、モーテルがあるかどうかもわからないので、やはりラスベガスで1泊することに。
ラスベガスは他の大きな都市に比べるとホテル代が安いので、贅沢を言わなければ、モーテルと同じぐらいの金額でホテルに泊まれます。ホテル代と食事代を安くしてその分カジノでお金を使ってもらおうと言う昔からの伝統ですね。
ということで、選んだホテルはルクソール。エジプトがテーマのホテルです。1泊5,000円ほどでしたが、寝るだけなら十分です。
ルクソール ホテル アンド カジノの宿泊予約│エクスペディア
ちなみにラスベガスにはエジプトだけではなく、ニューヨークだって、パリだってありますよ〜 笑
せっかくなのでチェックイン後は、ベラージオの噴水ショーを見に行きがてら街をブラブラ。ちなみに私はラスベガス、なんと20年間ぶり。20年前はカジノと大人向けのキャバレーショーしかなかったのに、今やテーマパーク状態。いや〜、変わりましたねー。
さて、翌朝5時に起きて、6時には出発しました。なんてったって、車で7時間。しかもモニュメントバレーの前に2か所立ち寄りたいところがあるので早目の出発です。
ですが、モニュメントバレーに向けて走り始める前にラスベガスでしたいことが一つ。
はい、この写真を撮ってから出発しましょう。
ルクソールから少し空港方面に戻ったところにあります。いつもすごい人で写真を撮るのに待たなくてはいけないのですが、さすがに朝6時には私達の他に1組だけ。セルフタイマーでゆっくり写真が撮れました。
さて、ラスベガスからモニュメントバレーに行くには大きく分けて2ルートあります。簡単に言うと地図上でグランドキャニオンの上を通るか、下を通るかです。私達は帰りにグランドキャニオンに立ち寄るつもりなので、行きはグランドキャニオンの上のルートを通ることにしました。どちらも時間・距離とも同じぐらいです。
ラスベガスのホテル街からすぐに高速道路に乗ることができます。アメリカの道路にはよく「I-90」という感じでアルファベットの「I」(アイ)が付いている道路がありますが、これはインターステイト(Interstate)と呼ばれる州をまたいで整備された高速道路のことで高速料金はかかりません。
モニュメントバレーに行くにはまずI-15 (North)に乗りましょう。このインターステイトに乗ってラスベガスの市街を抜けるとすぐにこういう感じになります。
何もない・・・。
そしてモニュメントバレーまでの7時間のうち6時間ぐらいはこういう感じです。
ですので、アメリカでの車の運転に慣れていなくても(私もそうです)、日本で車の運転ができる方なら問題ないと思います。
ラスベガスのあるネバダ州を出ると道が州境を何度も跨ぐのでアリゾナ州になったり、ユタ州になったりします。どちらの州にいるのか、わからないことしばしばです。
どちらもラスベガスのあるネバダ州よりも1時間早い時間帯のゾーンの州になるので、最初にネバダ州からアリゾナ州になった時点で時計を1時間早めましょう。ラスベガスからモニュメントバレーまで車で7時間かかるということは、到着時間は8時間先ということになりますね。スケジュールを組む時注意が必要です。
インターステイトを降りて、途中ハリケーンという街のマクドナルドで朝ごはんを食べました。
基本的に道中、マクドナルド、バーガーキング、サブウェイしか選択肢がないと思ったほうが良いかと。まあ、何せ目的地が遠いので、ゆっくりご飯を食べている時間もないのですが。小腹が空いた時のために、おやつと飲み物を車に用意しておいたほうがいいですね。
このマクドナルドのあと、一度だけ道に迷いました。やはりいくら道が単純とはいえ、スマホのマップアプリで所々確認しながらの方が安心です。
この続きは次のブログで。
大感動モニュメントバレーの旅 Vol.1 〜プランニング編
飛行機の機内誌やカード会社から送られてくる情報誌にはよく、素晴らしい写真とともに旅のエッセイが載っていたりしますが、そのどちらかで、アメリカのナバホ族のテリトリーにあるというマーブル模様の砂岩層の写真を見て以来ずっと行ってみたいと思っていました。
いつも夏休みはダーリンの家族に会いにアメリカに行くので、そのついでにと調べてみると「コヨーテ・ビュート・ノース(ザ・ウェーブ)」と呼ばれるこの場所は1日20人、それもなんと5か月前にくじ引きに申し込み、当たった人(と現地抽選で当たった人)だけが入れるかなり難易度の高い場所であることが判明。
いや流石にここはハードルが高すぎ。でもさらに調べてみるとユタ州やアリゾナ州には似たようなところがたくさんあるらしい。そういえば、モニュメントバレーもそのあたりのはず。
ということで一気に盛り上がり、モニュメントバレーをメインにした旅のプランニングをすることに。
でもこのモニュメントバレー、なかなか遠い・・・。ラスベガスから車で7時間ぐらいとのこと。日本の「車で7時間」よりもアメリカの「車で7時間」の方が遠いに違いない・・・。心折れそう。
ということで、最初はこちらのツアーに申し込もうとしました。
ラスベガス発/激安グランドキャニオン、モニュメントバレーとアンテロープ1泊2日 ロサンゼルス(Los Angeles)最強ガイド エレファントツアー
が、私たちの日程に合う出発日はすでに予約がいっぱいとのことだったので、もはや選択肢なく、自力で行くことに。
先に結論から言ってしまいますが、日本で普通に車の運転ができる人(あるいはできる人がグループにいる)なら、ぜひ自力で行くことをお勧めします。
自力モニュメントバレーへの旅の行程は次のとおり。
1日目 ラスベガス到着 (ラスベガス泊)
2日目 モニュメントバレーに向けて出発
ホースシューベント
アンテロープキャニオン見学
(モニュメントバレー泊)
3日目 モニュメントバレー
フォレスト・ガンプポイント見学
(モニュメントバレー泊)
4日目 グランド・キャニオン見学
(ラスベガス泊)
モニュメントバレーに行くならぜひモニュメントバレーのエリア内に泊まりたいと思うもの。でもモニュメントバレーはナバホ族の居住地域内のため、需要があってもホテルが作れるというものではなく、基本的にはこの2軒しかありません。
ザ・ビューホテル
ザ ビューホテル (The View Hotel) -モニュメントバレー-【 2017年の口コミ・料金比較・宿泊予約 】- トリップアドバイザー
グールディングス・ロッジ
グールディングス ロッジ (Goulding's Lodge & Campground) -モニュメントバレー-【 2017年の口コミ・料金比較・宿泊予約 】- トリップアドバイザー
ザ・ビューホテルは有名なので、特に夏休みシーズンはかなり前から予約しないと泊まることができません。そういえば、このホテルも機内誌か情報誌で見たことあるかも。私が探した時ももちろん満室。グールディングス・ロッジも満室。
でも絶対モニュメントバレーに泊まりたい!と思い、またまた調べてみると、どうもザ・ビューホテルに、キャビンとキャンプグラウンドがある模様。
Premium Cabins | Monument Valley View
このザ・ビューホテルのキャビン、上の公式サイトの他はあまり情報がありませんでした。日本語はもちろん、英語でも泊まったことのある人の口コミ的なものがほとんど見つからず。それでもオンラインで予約できるようなので、キャビンを予約することにしました。
これまた結論を先に言ってしまいますが、このキャビン、最高です。 自分の泊まっているキャビンのすぐ前でこんな写真が撮れます。
もし次回行くことがあり、ホテルに空室があったとしても、私たちはこちらのキャビンを選ぶと思います。
宿泊先が確保できれば、あとはレンタカーを借りるだけ。
最初はモニュメントバレー内を自分たちの車で走るには4WDのほうがいいのではと思いましたが、ブログなどで2WDで大丈夫と書いている人が多かったので、2WDのSUVを借りました。
リクエストしたわけではないのですが、クルーズコントロールが付いていたので、ロングドライブには便利でした。
アメリカのレンタカーは日本とは違いナビが標準装備ではありません。ナビをつけると1日あたり結構いい値段取られます。道は比較的わかりやすいので、地図とスマートフォンがあればナビがなくても大丈夫だと思います。
このモニュメントバレーの旅、本当に素晴らしいものになりました。
詳細は次回以降のブログでご紹介します。
USJで待ち時間なし! 〜Yahoo! Japanスペシャル・ナイトに行ってみた
アトラクションの待ち時間がどんどん長くなるユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)。
大阪に住んでいる時は年間パスを持っていたので(USJの年間パスはディズニーランドやシーに比べるとものすごく安いんです)夕方から行ってアトラクション一つだけ乗って帰るなんてことをしていましたが、今は東京に住んでいるので、せっかく行ったからには新しいアトラクションも含め、しっかり楽しみたいところ。
ディズニーランドやシーはファストパスが無料で取れますが、USJは入場券とは別にエクスプレス・パスなるものを購入しないといけません。しかも結構いい値段。
でも満喫するためには初エクスプレス・パス購入もやむを得ないかなと思って調べていると「Yahoo Japanスペシャル・ナイト」という貸切イベントがあることがわかり、かなり空いているという情報を信じて初参戦。
チケットは通常の1日スタジオ・パス代7,600円+1,500円。エクスプレス・パスは種類・日によって値段が違いますが、一番安い日でも1,500円では買えませんので、本当に空いているなら1,500円は払う価値ありますね。
入場は14:00から可能で、19:00から22:00までが貸切イベントになります。
と言っても本当に空いているのか、当日まで怪しんでいましたが、行って驚き!
「本当に空いている・・・」
新アトラクション、フライング・ダイナソーもこの通り。
人いないっ!一応表の表示は20分となっていましたが、動線が長いだけで、基本的に待ち時間は0分でした。あまりにも空いているので2回乗りました。最高です!
他のアトラクションも基本的には待ち時間がありません。ただ、ハリウッドドリーム・ザ・ライドのバックドロップだけ待ち時間50分と言われ断念しました。かわりに通常のハリウッドドリーム・ザ・ライドに乗りましたが、待ち時間20分との表示で実際には全く待ち時間がなかったのでバックドロップも実際には50分待たなかったのかもしれません。待てばよかったかな。
このチケットにはホットドックとコカコーラ500mlのペットボトルが付いています。このホットドックがまたびっくりするぐらい本格的で美味しい!USJ内の食べ物の物価を考えると追加で払う1,500円のうち900円ぐらいはこのホットドックとコカコーラで元が取れる感じです(食べさしの写真ですみません)。
ただ、このイベントを100%楽しむためには事前に心得ておくポイントがあります。私たちの反省点も踏まえたポイントはこちら。
1 14:00から入場しよう!
私たちはUSJには何度も行っているのでがっつく必要はないと思い16:00過ぎに入場しましたが、16:00からイベント参加者限定のウォーター・ワールドのショーがあり、いきなり見逃してしまいました。その他にも貸切イベントの時間にはやっていないアトラクション(バックドラフトなど)やイベントがあるので、14:00から入場し、しっかり楽しむことをお勧めします。
2 劇場型のアトラクションは貸切時間前に楽しもう!
19:00からの貸切タイム、乗り物系のアトラクションは本当に待ちませんが、劇場型アトラクションは、前の回が終わらないと次が始められないので、絶対に待ち時間が発生します。タイミングが悪く、私たちはターミネーターとゴジラ・ザ・リアル4Dでかなり時間が取られてしまいました。劇場型のアトラクションは貸切イベント前に楽しみましょう。
3 ホットドッグは貸切時間前に食べよう!
貸切イベントは22:00までですが、ホットドッグは21:00までに引き換える必要があります。それに間に合わせるためにバタバタしました。貸切時間前はどのアトラクションもかなり待ち時間があるので、貸切時間が始まる前にホットドックを食べ、貸切時間はアトラクションに集中した方がいいと思いました。
4 ハリウッドドリーム・ザ・ライドを優先させよう!
なぜかハリウッドドリーム・ザ・ライドだけ待ち時間がありました。人の流れをよく見ていると乗り終わってすぐにまた乗る人が。ハリウッドドリーム・ザ・ライドはジェットコースターとしてはかなりマイルドな設計なので、何度も繰り返し乗る人が多いのでしょうね。実際には表示されているほど待たないので、貸切時間が始まったらすぐに乗ってみることをお勧めします。
この「Yahoo Japanスペシャル・ナイト」、次回は6月2日(金)、6月3日(土)に2日連続開催されるそうです。
(2017.6.5 追記)
今回は次回予告がアップされてないですね。夏はUSJの営業時間が長くなるので、スペシャル・ナイトは開かれるとしても秋以降かな。
(2017.10.21 追記)
次回は12月1日(金)に開催されるようですよー!サービス料がちょっと値上げされてチケット代7,600円+1,980円になっています。その他詳細変更があるかもしれませんので、最新情報ご確認の上、購入してくださいね。
(2018.7.2 追記)
次回は9月2日(日)に開催とのこと。こちらも下記リンクから最新情報をご確認ください。
とにかくアトラクションをとことん楽しみたいという方には超お勧めのイベントです。一度体験するともう他の日には行けません〜。
がっかりしないマーライオンに会いに行こう 〜シンガポール2泊3日旅
「世界三大がっかり名所」という不名誉な称号をもらっているのは、デンマークの人魚姫、ベルギーの小便小僧、そしてシンガポールのマーライオン。
今から約17年前に初めてシンガポールのマーライオンを見た時は、「えっ、これ?」と思わず当時シンガポールに住んでいた友人に確認してしまったくらいです。
思っているより小さいというだけでなく、水も吐いておらず(当時はポンプがしょっちゅう壊れるため水が出ていればラッキーと言われていました)、置かれているロケーションも微妙。さすが世界三大がっかり名所と納得。
それ以来、トランジットで1泊した以外はシンガポールを訪れていなかったのですが、ダーリンが一度も行ったことがないということで、2泊3日+1機中泊で行ってきました。
初めてシンガポールを訪れるならどんなにがっかりしようともマーライオンは見ておいた方がいいと思い、ダーリンを連れて行くことに。
で、びっくり。
「マーライオン、立派になってるー!!!」
真っ白で、水も勢いよく出ていて、かなり立派。ロケーションもとてもシンガポールらしくステキ。多くの観光客が取り巻き、色々な角度から何枚も写真を撮っていました。
あまりにも昔と比べて立派になっているため、昔のマーライオンではなく、新しく作られたものに違いないと思い調べて見ると、マーライオンそのものは同じで、設置場所を移動し、水が勢いよく出るように整備された模様。
以前よりも大きくなったように感じたのは、遠近法の関係。昔は少し離れたところから写真を撮るのが一般的だったため(近くに行くと背中しか見えない)、「小さい」と勝手にがっかりしていただけで、昔からそれなりの大きさだったらしい。ごめんね、マーライオン。
こんなにみんなに写真を撮られて、マーライオンもさぞかし喜んでいるに違いない。
私たちもお約束の写真を撮影。
以前からある小さなマーライオンも一緒に移ってきたらしく、こちらも以前に比べると小ぎれいになっている気がします。
昔はこんな感じで本物のマーライオンは近づくと背中しか見えなかったため、写真撮影用にこの小さな子が人気でしたが、今は本物のマーライオンと近くで写真が撮れるのでもはや存在意義がなくなってしまったかも。
こんなに立派になったマーライオン、ぜひ「世界三大がっかり名所」から外してあげてほしいですね。
マーライオンに思いがけず興奮した後は、ブラブラ歩いてなぜかチャイナタウンにあるヒンドゥー教の寺院へ。ここは17年前と変わっていませんね。中に入ることはできますが、お祈りはヒンドゥー教の人しかできません。厳しい。
お腹が空いたので、近くのホーカーズ(屋台街の進化版、フードコートのようなもの)マックスウェル・フードセンターでランチにすることに。
ガイドブックなどに載っている「天天海南鶏飯」という有名なチキンライスのお店があるのですが、行ってみると尋常じゃない長蛇の列。
いやいや、たかがチキンライスのためにそんなに並べません。ということで、その「天天海南鶏飯」と同じ並びの全く並んでいないお店で購入。
食べてみると・・・、十分美味しい!
隣に座った日本人の男の子、シンガポールに赴任して1週間目ということで、あちこち食べ歩いているようですが、有名なお店も、そうではないお店もあまり味は変わらないとのこと。
チキンライスを買ったお店の隣で汁なしヌードルも注文してみましたが、これまたすごく美味しかったです。チキンライス、汁なしヌードル、ビール2本で500円ぐらい。安いっ。やはりシンガポールでのランチはホーカーズに限ります。
またこのマックスウェル・フードセンターの周りはは昔ながらのシンガポールの雰囲気が残っていて、なんだかホッとします。
お腹もいっぱいになったところでシンガポール・フライヤーに乗ることに。ほとんど並ばずに乗れました。約30分かけてゆっくり回るので、結構楽しめます。33シンガポールドルは高いような気もしますが、一度ぐらいは乗ってもいいかも。
今時のシンガポールの夜のハイライトはやはりマリーナ・ベイ・サンズ前のイベントプラザで開催される「ワンダー・フル」というライトショー。毎晩20:00と21:30の2回行われます。
これをどこで見るかですが、ショーそのものをじっくり楽しむなら、マリーナ・ベイ・サンズ前のイベントプラザが間違いありません。
でも私のお勧めはマリーナ・ベイ・サンズの近くの高層ビルにあるLeVeL33というビアレストラン。美味しい醸造ビールを飲みながら楽しめます(霧状のスクリーンに映し出される映像など細かな部分は見えませんが)。
このLeVeL33、フルサービスのテーブル席は予約ができますが、外のバースペースは予約ができないので少し早めに行って場所を確保しましょう。
値段は比較的高めですが、この景色ならば仕方ない。バーフードも思いがけず美味しかったので、レストランのお料理も美味しいかも。
ちなみにこのレストラン、Marina Bay Financial CentreのTower 1というオフィスビルの33階にあるため、ビルの入り口で少し戸惑います。専用のエレベーターがありますので焦らず探しましょう。
ビールとバーフードでそれなりに満たされてはいるものの、もう少し食べれそうということで、また別のホーカーズへ。ここはホーカーズの周りに屋台が出ています。そもそも屋台では衛生上よくないということで、ホーカーズが作られたはずなのですが、屋台魂はそう簡単には無くならないのかもしれません。
ここではラクサを食べて見ました。日本にはないヌードルの味で、好き嫌いは出るかもしれませんが、私は好きです。
2日目はまずシンガポール動物園へ。
17年前はナイトサファリしかなかったのですが、ナイトサファリの周りに動物園、リバーサファリ、バードパークができていて、1日中動物三昧できます。2つ以上はしごするときは、2つまたは4つの入場券セットがお得です。
シンガポール動物園やナイトサファリがあるエリアは市街地から少し離れたところにあります。バスもあるようですが、シンガポールはタクシーがものすごく安いので、2人以上なら時間の節約のためにもタクシーがお勧めです。ガイドブックには約20〜30シンガポールドルと書いてありましたが、20ドルかからずに着きました(ホテルの場所や時間帯によって違いがあるのでしょうね)。
このシンガポール動物園は、柵やオリが最低限しか設置されておらず、動物たちをかなり近くで見ることができます。何気なく木にサルが付いています。どうしてこの子たちは逃げないのか不思議。
さすがにワニやホワイトタイガーには柵があります。
Primate Kingddomという霊長類コーナーには鏡に自分たちを「人間の見本」として写せる看板がありますので、忘れずに写真を撮りましょう。
大人でも十分に楽しめる動物園です。タクシーを使えばそれほど時間もかからないので、ぜひ訪れてください。
動物園の後は昨日シンガポールフライヤーから見えていたちょっとSFちっくなガーデンズ・バイ・ザ・ベイへ。「スーパーツリー」と呼ばれる人工ツリーの間に通っているスカイウェイに上がろうとすると、なんと本日分のチケットは売り切れとのまさかの展開。えーっ、まだ2時なのに。この日は日曜日なので地元の人も来ているからでしょうかね。
そんなことがないように、日本語で手配ができるVoyagin(ボヤジン)さんで予約しておくのもお勧め。植物園とセットになってお得なようです。
Voyagin(ボヤジン)さん、もともと外国人旅行者向けに「茶道体験」とか「相撲部屋の朝稽古見学」などちょっとユニークな体験型ツアーを提供されていた会社ですが、最近は海外のチケット手配も手がけてるんですって。知らなかった。高いところ好きの私としては次回はぜひ予約してスカイウェイを歩きたいと思います!
さて夜はマリーナ・ベイ・サンズの57階にあるCELAVI(セラヴィ)のバーへ。
マリーナ・ベイ・サンズはインフィニティプールが有名ですが、プールは宿泊者しか入れません。
56階の空中庭園は一般の人も入れますが、空中庭園が23シンガポールドルなのに対し、CELAVI(セラヴィ)はお金を払わずに入ることができるので(金曜日などチャージがかかる日があるようです)、その分で飲み物が楽しめます。
マリーナ・ベイ・サンズのタワー3の一番端の入り口入ってすぐのところに専用エレベーターがあります。「バーに行きたいの」と伝えると手の甲にスタンプを押し通してくれます。
CELAVI(セラヴィ)は、大きく分けるとクラブ、レストラン、バーという構成になっています。クラブで盛り上がりたい人は金曜日・土曜日、ゆっくり夜景を見ながらドリンクを飲みたい人は日曜日がお勧めです。
インフィニティプール、みるとやっぱり入って見たくなります。次は泊まってみようかな〜。
そうそう、バーから帰りのエレベーターへ向かう途中、ガーデンバイザシーの夜景がとても綺麗に見えるところがありますので、写真を撮るのを忘れずに。
シンガポールは2泊3日あれば十分に楽しめます。3連休などを使って、ぜひがっかりしない立派なマーライオンに会いにシンガポールを訪れてください。