カンクンで大人リゾート 〜オールインクルーシブがおすすめ
カンクンはメキシコのユカタン半島にあるアメリカ人御用達リゾート。
ダウンタウンから車で10分ほどのリーフ沿いにリゾートホテルがこれでもかというぐらい並んでいます。
こんな感じの面白い地形です。いつか侵食されてなくなるんじゃないかと心配してしまいます。
もともとリゾート地として開発されたところなので作られた感があり、リゾートホテルが立ち並ぶゾーンはレストランやお店も観光地価格。いかにも旅慣れないアメリカ人向けの場所ではあるのですが、それゆえ安全にメキシコが楽しめます。
特に新婚旅行・記念日旅行などを考えている方にはオススメです。
と言うのもカンクンには多くのオールインクルーシブ型のリゾートホテルがあるんです。オールインクルーシブ型のホテルは、宿泊代にレストランでの食事、バーや部屋のミニバーの飲み物(特別なワインなどは別料金)、アクティビティーなどが含まれています。
ホテルにより無料のものと有料のものが微妙に異なりますが、基本的にリゾート内ではお金を気にすることなく、楽しめるという訳です。新婚旅行や記念日の旅行は、お金のことを気にすることなく思いっきり楽しみたいですよね。
私たちが泊まったのはオールインクルーシブ型のハイアット・カンクン・ジラーラ。
特に記念日などではありませんが、たまには贅沢も良いのではと言うことで。こちらは大人(正確には16歳以上)しか泊まることができないので、静かにゆったりと大人リゾートタイムが楽しめます。家族連れにはもう1件のハイアット・カンクン・ジーヴァがありますのでご心配なく。
お部屋は全室オーシャンビューです。カンクンの海は宮古島の海のようなエメラルドグリーンで、見た瞬間テンション上がります。
お部屋の中にどーんとバスタブが。もちろんシャワールームは別にあります。
プールはとても広く、普通のホテルだと有料のカバナ(天蓋付きのビーチベッド)がものすごくたくさんあり無料で利用できます。
もちろんプールバーの飲み物も食べ物も無料ですので、とにかくホテル滞在中はプールでのんびりするのがオススメです。
ビーチにもビーチチェアーや若干のカバナはありますが、カンクンは波が高いことが多いので、ビーチで過ごしている人はほとんどいません。
レストランやバーの食事の質も非常に高いです。
単品の朝食レストランもあれば、ビュッフェスタイルのレストランもあります。
昼間からシュリンプ・カクテルをつまみにダイキリやフローズンマルガリータなどでほろ酔い。あー、贅沢。
ディナーはちょっとだけ注意が必要です。部屋にランクがあり、シェフズテーブルだけは、上のランクの部屋の人しか予約できません。私達はチェックイン時にアップグレードして予約をしようとしましたが、既に予約が一杯でした。記念日旅行の方などでどうしても特別なディナーを希望される方は部屋の予約時にシェフズテーブルも予約しておきましょう。
また鉄板焼レストランも予約が必要です。こちらはどのランクの部屋でも予約できます。チェックインの時でも予約ができました。
味はまあまあですが、日本の鉄板焼のレベルを期待してはいけません。
予約がいらないレストランもたくさんあるので夕食難民になることはありません。
メキシカンレストランではマリアッチが雰囲気を盛り上げてくれます。
そして何度も立ち寄り1杯飲んだエントランス中央のバー。
位置的にどこに行く時も通るので、ついつい寄ってしまうんです。
うちのダーリンはあまりテキーラが好きではないと言うことで最後まで避けていたテキーラショット。やはりメキシコに来てこれを飲まずには帰れないと言うことで最後の最後でワンショット。
効きます〜。
さて、観光地として開発されたカンクン。開発される前はおそらく自然がいっぱいだったと思われます。というのも、今でも驚きの自然ドラマに遭遇できるんです。
朝散歩していると砂浜にカメが上陸したであろう跡がたくさん残っていました。
とはいえ、「この賑やかなリゾート地で?」と半信半疑でいると、産み落とされた卵を保護しているエリアがあちこちに。
これは夜来てみるしかない。
夕食の後、ビーチに行ってみると早速カメを発見。
よく見るとビーチのあちこちにカメが産卵のため上陸し砂を掘っていました。こんな作られたリゾート地にカメが産卵しに来るなんて。オドロキ!
カメたちを刺激しないように写真を撮るときはフラッシュなしで、フォーカスライトなどにも気をつけましょう。
おそらく開発される前からこのリーフはカメたちの産卵場所だったのでしょうね。これからも安心して産卵できる場所であってほしいと思ってしまいます。
またホテルからショッピングセンターまで歩いていると大きなトカゲ?に遭遇しました。
ウミガメの産卵にトカゲ。きっと今の時代だったら、この辺りは自然をそのまま生かした素敵なリゾートになっていたのでは。少し複雑な気持ちになりました。
リゾートもいいですが、一度はバスまたはタクシーでダウンタウンに行ってみましょう。リゾートエリアとは違うローカルなカンクンが見られます。レストランもびっくりするぐらい安いです。
スーパーマーケットではありとあらゆるトウガラシが売られていました。さすがメキシコ。
ダイビングをされる方にはセノーテがおすすめ。セノーテとは地下鍾乳洞に水が溜まった地底湖。故に水は真水です。
とにかく幻想的。水も透明度が100mぐらいあるのではと思うほどクリアで前にいる人が浮いている錯覚にとらわれます。
狭い洞窟をずっと通って行くので、閉所恐怖症の人にはおすすめできませんが、通常のダイビングスキルのある人であれば十分楽しめます。特別な思い出になりますよ。
カンクンは日本から遠いので、せっかく行ったなら4泊ぐらいはしたいですよね。オールインクルーシブのホテルに宿泊したらとにかくホテルでゆったり過ごした方がいいので、2泊普通のホテルに泊まり観光したり、ダウンタウンのローカルなレストランで食事するなどアクティブに過ごして、残り2泊をオールインクルーシブのホテルでゆったり過ごすなど組み合わせるのがおすすめですよ。