カンクンで大人リゾート番外編 〜ボルボッシュ島へ行ってみよう!
カンクンで大人リゾートはもちろんいいのですが、いくつになっても冒険心は忘れたくないもの。
そんなあなたにオススメするのはカンクンからバスで3時間ほど行き、フェリーで渡ったところにあるボルボッシュという島。英語だと「ホルボックス」と発音します。
かなりローカルな移動になるので、できればスーツケースなどの大きな荷物はカンクンのホテルに置いて、必要なものだけを持って行きたいところです。
そもそも私はなぜこのボルボッシュという島に行こうと思い立ったかというと、7月から9月にかけて島近くの海域にジンベエザメが集まるという話を聞いたから。
カンクンのダウンタウンにあるバスターミナルからバスで約3時間ぐらいかけてチキラという町に向かいます。バスの本数がかなり限られていてお昼過ぎにはなくなります。私たちは時間的に厳しかったため、行きはカンクンの空港からホテル手配の送迎車で向かいました。帰りは時間に余裕があったので、バスに乗りました。送迎車は110ドルぐらいだったと思います。バスは1人10ドルぐらいなのでバスの方が圧倒的に安いです。
チキラからホルボックスへのフェリーは結構大きくて立派です。時間にして40分ほどだったと思います。
ホルボックス島に到着!
島には基本的に車というものがありません(と聞いていたのですが、実際にはペプシのトラックを1台見かけました)。故にタクシーもこのようなゴルフカートになります。雨が降るとかなり大変。
ホルボックス島には意外にも結構立派なリゾートホテルが何軒もあるのですが、私たちはカンクンでは贅沢なところに泊まるので、この島では素朴なプチホテルを選びました。のんびりした島の雰囲気によく合っているかわいいホテルです。設備はホテルというよりもバンガローですが。
ホルボックス島の街の様子はこんな感じ。タイのサムイ島の近くにタオ島というダイバーに人気の島があるのですが、その島の10年前ぐらいの雰囲気にとても似ています。
私たちが到着する前日までかなり激しい雨が降ったとのことで街の中はいたるところ冠水していました。
島にはこのような小さなスーパーやさらに小さい小売店などがありますが、「なんでも現地で揃います」という感じでは全くありません。飲み物やお菓子以外、必要なものは持って行った方が無難です。
翌日早速ジンベエスイムへ。
これぐらいの小さいボートで向かいます。1時間ぐらいと聞いていたのですが、実際には2時間近くかかったと思います。最近、ジンベエザメの集まるエリアが少しカンクン側にずれて行っているようです。
ジンベエよりも先に目に入って来たのはものすごい数のボート。数もすごいのですが、密集しているエリアが半端なく広い。肉眼で見えるギリギリの範囲までボートがあり、おそらくそのボートのいるところにはジンベエがいるということになります。
気がつくと船の周りには3.4匹のジンベエザメがいるではないですか。
ここではダイビングはできずスノーケリングのみになります。チームごとにジンベエが近くを通るタイミングを見計らって飛び込み、しばし並行して泳ぎます。ジンベエがボートから離れたらそこで切り上げてボートに戻るというのを数回繰り返します。
スノーケリングはあまり上手ではないので、いい写真が撮れてませんが、雰囲気が伝わればと思います。かなり広い範囲になりますが、おそらく100匹以上のジンベエがいるかと。その様子、上空から見たいですね。
島に戻る途中、野生のフラミンゴを見ることができました。フラミンゴ、動物園以外で初めて見ました。
さてさてこのホルボックスという島、ヨーロッパ人のバックパッカーが多く、そのためかレストランのクオリティーが高いのです。
メキシコ料理のお店、ロス・パンチョス。観光客だけでなく、ローカルの家族もたくさん訪れる人気店です。
こちらは一押しのロス・ペレオネス。なぜかメキシコのプロレス、ルチャ・リブレがテーマ。ですが、お料理はとても洗練されているのです。このミスマッチ、素敵です。
こんなブランコ席もあります。
お勘定をお願いするとテキーラミルクを出してくれました。請求書はプラスチックの手とともにやって来て、手のひらにはチュッパチャプスが。最後まで楽しませてくれました。
せっかくなのでホテルのビーチバーでもう1杯。夕日がとても綺麗です。
こういう素朴なリゾートはどんどん減っていっているので、いつまでもこの雰囲気を残してほしいものです。
島に到着した時には気付きませんでしたが、港にはこんな記念撮影スポットがありました。
旅慣れていないと少しハードルが高いですが、カンクンに行くのならぜひ足を運んでみてください。ちょっと時間的もしくは行程的に難しいという方、カンクンからもジンベエスノーケリングのボートが出ているようですので、探して見てください。
最後に余談ですが、この島の虫、びっくりするぐらい大きいです。この写真、いたって普通のバッタに見えるかもしれませんが、初めて見たとき作り物かと思うぐらいの大きさです。
バッタだけではなく、最終日の朝部屋で出たゴキブリらしき生物も日本の大物のゴキブリの3倍ぐらいありました。
もしかして「ここは伝説の巨大昆虫の島???」とよく分からない想像をしてしまいました。昆虫好きの人はぜひ。笑