たまこさんのコンパス

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シンガポール再び 〜一人旅におすすめのホテルとホーカーズ

今年はANAの飛行機に乗る機会が多く、もう少しでマイレージのステータス会員になれそうだったので、「飛行機に乗る」ためだけに行ってきましたシンガポール一人旅。

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えっ、「バカバカしい」ですか。

ですよね〜。でも世の中にはステータスのために飛行機に乗っている方が結構いらっしゃるんですよ。「ANA」(もしくは「JAL」)スペース「修行」で検索してみてください。ステータスのために飛行機に乗ることを「修行」(それだけ辛いってことかしら)と呼んでいるようで、ものすごいたくさんの「修行」ブログが出てきますよー。

 

「修行」されている方の中には現地で1泊もしないで単純に飛行機で行って帰ってくる方もいるようですが、いくら飛行機に乗るのが好きな私でもそこに意義は見出せないため、早朝到着で1泊して、翌日の深夜フライトの足掛け3日間の予定を組みました。こうすると1泊ですが丸2日間シンガポールで遊べます。

 

シンガポールは2年前に行ったばかりなので、2日間あれば充分です。

前回の話はこちら。 

tamakosan.hatenadiary.com

 

シンガポールは東南アジアの他の都市と比べてホテルの値段が高いため、なかなか安くていいホテルを見つけるのが難しいです。もちろん、お金さえ出せばいいホテルはたくさんありますが、そもそも行く動機が不純なので、ここはしっかりとバジェット管理したいところ。とは言え、20代の頃のように共同バス&トイレ、あるいは水シャワー&ファンの部屋とかは無理。

 

で、見つけたのがこちら。ホテルG。

ホテル G シンガポール予約 - シンガポール | エクスペディア

 

ここ、男女問わずシンガポール一人旅にオススメなホテルです。なんてたってお洒落でキレイ。いわゆるライフスタイル型のコンパクトなホテルです。

フロントもオシャレなカフェで働いてそうな若いスタッフがカジュアルながらもしっかりとした対応をしてくれます。

1階のカフェバー(朝食付きにするとここで朝食が提供されます)もとてもお洒落。カフェバーの奥にある短い階段を上がって、さらにエレベーターで上がったところにフロントがあるというちょっと変わった作りです。

 

部屋は一番安いカテゴリーだとかなり狭く、日本のビジネスホテル並みですが、一人旅で、ホテルでゆっくり過ごそうと思っていないなら十分です。ベッドが少し床高になっていて、そこにスーツケースを入れることができるので、足の踏み場がないという状態にはなりません。

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しかもライフスタイルホテルらしく無料で使えるスマホが各部屋についていて便利。

 

難点はお部屋に冷蔵庫がないことでしょうかね(全ての部屋にないのか、ランクの低い部屋のみないのかは不明)。まあ、部屋が狭くてお部屋でゆっくり飲む感じではないので、私は困りませんでしたが。各階にアイスマシーンと給湯器があります(お部屋のポットは湯沸かし器ではなく保温用ポットでした)。

 

ホテルGはブギス駅の近くなので、空港からMRTでアクセスできます。ブギス駅から少し歩きますが、荷物が少なく、雨が降っていなら問題のない距離。徒歩7、8分といったところでしょうか。

シンガポールはタクシーが安いので2人以上なら空港からタクシーがいいと思いますが、MRTはかなり便利なので、一人旅でMRT駅の近くに宿泊するならMRTを使うのがおすすめです。

 

早朝到着便だったので、ホテルに着いたのは朝8時半頃。アーリーチェックインできないかダメ元で聞いてみましたが、グレードの高い部屋しか空いておらず、結構なお金を払う必要があるとのことだったので荷物を預けて出かけることに。

 

まずは朝食を食べるべくホテルの斜め向かいにあるTOAST BOXへ。カヤトーストが食べられるカフェチェーンです。ちなみにすぐ近くにはまた別なチェーンのYa Kung Kaya Toastもあります。カヤトーストを食べる時、温泉卵(?)がついたセットを頼む人が多いですが、私は単品派。
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このTOAST BOXではマルチグレイン(雑穀?五穀?)のトーストが選べるので、ぜひマルチグレインのトーストにしてみてください。マルチグレインのパサパサした食感の方がカヤジャムとバターに合うような気がします。まあ、好みの問題ですが。

 

お部屋に入れるのは12時半から13時頃とのことだったので、時間潰しにブギスからマーライオンパークまで歩くことに。もちろんMRTでも行けますが、私はとにかく街を歩くのが大好き。街を歩くとローカルの生活が見えたり、素敵なお店を発見したりするので楽しいんですよね。まあ、旅行に行くとどうしてもカロリーを取り過ぎるので旅行太りを防止する意味もありますが。

 

お決まりの「マーライオンとおバカな私」写真をサクッと撮って、また歩いてブギスに戻ります。

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ブギスストリートの奥にあるアルバートセンターのホーカーズへ。

このアルバートセンターのホーカーズ、「清潔感」を求める人には向きませんが、美味しいものの宝庫なんです。しかも値段が安い!

ここで食べたもの一挙ご紹介。
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ワンタンミー。美味しいものの宝庫と言っておいてなんですが、ワンタンミーはクアラルンプールで食べたものが美味し過ぎたので、そちらに比べると「普通」かな。

tamakosan.hatenadiary.com

 
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ラクサ。やっぱり私はシンガポールラクサの方が好き。


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カヤトーストとコーヒーを出す店もあります。このお店は夜は閉まっています。ホーカーズはお店によって営業時間がバラバラです。朝から晩まで開いている店もあれば、朝と昼だけ、昼と夜だけというお店もあります。

 

そしてこちらが最高に美味しかったお店。その名も「百年」。
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いつも地元の人が物凄く並んでいるためなかなか食べれなかったのですが、最終日に少し時間をずらして幾分短めの列に並びました。

そもそもこのお店、何の店か今ひとつわかりにくいのですが、端的に言うと「団子スープ」ですかね。ライスヌードルなのですが、あくまでも主役は7種類?ぐらいの団子。
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ゴーヤの肉詰め的なものとか、海老のすり身的なものとか、厚揚げみたいものとか、7種類全て違う味でどれもとっても美味しいんです。あっさりした味ですが、もれなくチリソース的なものが付いてきて、団子をこれにつけて食べると味の変化が楽しめてこれまた良し。これが4.5シンガポール ドルで提供できるのがすごい。少しぐらい並んでも絶対に食べる価値ありです。 

 

こちらも地元の人がたくさん並んでいたキャロットケーキのお店。
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名前はキャロットケーキなんですが、なぜか主たるものは人参ではなく大根餅。ピリ辛の「黒」と塩味の「白」があります。食事というよりはおやつとか、おつまみ的な食べ物のように思います。一番小さいサイズは2.5シンガポールドルですので、気軽に試せるのがいいですね。

 

一人旅は食事に困るので気軽に色々試せるホーカーズが一番。 

私は2日間、アルバートセンターのホーカーズに通いましたが、ほとんど客層はローカルでなかなか「アジア」な感じです。ホテルから歩いて10分ほどのところにフードリパブリックという小ぎれいなフードコート(オーチャードなどにもあります)があるので「清潔感」を求める方にはそちらがおすすめです。

 

ホーカーズだけで終了だと女子一人旅としてはまずいと思い、今更ながら女子力上げるべくマリーナベイサンズのTWGティーガーデンへ。マリーナベイサンズの中にはTWGのティーサロンがいくつかあります。
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シンガポールはもともと中国語を話すローカルも多く、また今は大陸からのツアー客がものすごい勢いで押し寄せているので、ともすると「中国?」「香港?」と思ってしまうのですが、ここに来るとお客さんは英語を話すローカルと日本人が多く、妙にホッとしてしまいます。やっぱり日本人、ちょっと高くても良いものが好きね。

 

アフタヌーンティーもありますが、お昼ご飯を食べたばかりなので、ティーとスコーンのセットにしました。さすがティー専門店、ものすごい数のお茶の種類(大きく分けるとブラックティーとグリーンティーですが)があり、かなり悩みます。

 

せっかくなので1837ブラックティーやイングリッシュブレックファーストアールグレイなどの定番以外のものを試してみたいですよね。私は最初はストレートで、後半はミルクティーで飲みたかったのでその旨を伝えて選んでもらいました。で、ウェイターの方が勧めてくれたのがタンザニア産のキリマンジャロスノーティー。もう名前がステキ過ぎて即決。
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紅茶はティーポットに入ってきて、ティーカップが浅いので4杯ぐらい楽しめます。最初の2杯はストレート、後の2杯はミルクをたっぷり入れてミルクティーで楽しみました。

キリマンジャロスノーはあまり癖がなく純粋に紅茶を楽しむ感じで私はとても満足しましたが、ティー専門店ならではのちょっと変わった特別な味を求める方には向かないかもしれません。

スコーンにクロテットクリーム、美味しい紅茶。ここにくれば「優雅な時間」を過ごせるのは間違いありません。女子はもちろんのこと、男性にもおすすめ。意外と男性2人というお客さんが多かったですよ。

 

シンガポールは近代的な高層ビルが並ぶイメージですが、歩いていると昔ながらのショップハウスと呼ばれる建物が中心部にもまだまだ残っているのに気づきます。京都の町家と同じく、おしゃれなレストランなどに改装されているものも多いです。
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また、こんなシンガポールらしからぬスポットも発見できます。

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シンガポール一人旅、意外といいかもですよ〜。