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ナパバレーでワイナリー巡り 〜ちょっぴり大人のバケーション計画

ナパバレーはカリフォルニアワインの一大産地。でも名前は聞いたことがあるものの、今ひとつ詳しくはわからないという方も多いのでは。

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ナパバレーに行きたいと思うのは「ワイン」で生計を立てているインポーターやソムリエ、あるいは余程のワイン好きぐらいと思っていませんか。

 

はい、私もそうでした。一度訪れるまでは。

 

ですが、二度ほど訪れた今は「できるならば毎年行きたい」旅先になっています。

なぜならここは大人のディズニーランド。一度行くと何度でも行きたくなっちゃう「夢と魔法の国」の大人バージョンなんです。

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まずはナパバレーの全体像をイメージしましょう。

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ナパバレーはサンフランシスコの北側、車で1時間ほどのところに位置しています。サンフランシスコからベイブリッジまたはゴールデンゲートブリッジを渡り、ナパの町のダウンタウンが起点となり、そこから北へ向かう2本の道路沿いにワイナリーがこれでもかというぐらい点在しています。町の名前だとナパ(Napa)、ユントビル(Yountville, ヨントビル)、セントヘレナ(St. Helena)、カリストガ(Calistoga)あたりまででしょうか。またナパバレーの西側にはこれまたワインの一大産地ソノマがあります。

 

ホテルなどを探すときに「ナパ」だけだとかなり限られますが、ユントビルやセントヘレナカリストガには素敵なホテルやロッジがあり、選択肢が広がります。

ダウンタウンにあるハイアットグループのライフスタイルホテル「Andaz」はとっても素敵。もちろんナパですからチェックインの時にウェルカムドリンクとしてワインがサービスされます。

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ナパバレーは美味しいもの好き、おしゃれなもの好き、旅行好きの日本人好みのデスティネーションなのに、検索しても日本語での情報が少ないのは英語ができないと少しハードルの高い旅先になるからだと思います。英語力、日程、車の運転の可否などによって楽しみ方は3パターンかなと思います。

 

1 サンフランシスコから旅行会社が企画するツアーに参加する

少し割高で、訪問するワイナリーが決まっていますが、英語が苦手という方はこれが間違いないです。現地オプショナルツアーはJTBH.I.S.などの旅行会社や現地オプショナルツアーを探すと必ず名前が出てくるベルトラさんが提供しています。高級なカリフォルニアワインと言えばまず名前が挙がるオーパス・ワンを組み込んでいるツアーが多いようです。

www.veltra.com

試飲代が別途のものが多いので、ツアー代+αが必要ですが、試飲で酔っ払ってもサンフランシスコ市内までちゃんと連れて帰ってくれるので安心です。

 

2 ナパのダウンタウンに泊まり、ワイントレインに乗る

少しだけ英語OKの方は、レンタカーやフェリー&バス、または電車&バスでナパのダウンタウンに行き、ワイントレインに乗るのも一つの選択です。

ワイントレインに乗って食事を楽しみながら下車していくつかのワイナリーを訪れるコースや、ワイントレインでのランチ、ディナーを楽しむコース(ウェルカムスパークリングワインのワイン代は別途)などいくつかあります。景色が楽しめるのでランチの時間帯が人気のようですが、季節によっては電車から夕暮れのマジックアワーを楽しめるのでディナーもいいかもしれません。夏はサマータイムのおかげで8:00ぐらいまで明るかった気がします。

www.winetrain.com

オンラインで予約できますし、出発駅はナパのダウンタウンのかなりわかりやすい場所にあります。私は乗ったことがありませんが、乗った方々の感想としては概ね好評でした。安心して飲めますし、車窓からの景色は間違いないと思います。優雅な時間を過ごしたい方にお勧めです。

 

3 自力で自分の行きたいワイナリーを巡る 

もちろん可能なら1番のお勧めはサンフランシスコからレンタカーでナパバレーを訪れ、ナパのダウンタウンセントヘレナなどに2泊ぐらいしてご自身の行きたいワイナリーを巡ること。

ワイナリーは試飲が予約制のところと予約なしで行けるところがあります。もし英語が多少なりともわかる方であればぜひ予約制で何種類かのワインの試飲がセットになっているところを1ヶ所は訪れて見てください。ワイナリーの方がワイナリーの歴史や、それぞれのワインの特徴、あるいはちょっとした裏話などを話してくれます。また樽の保管場所や製造工程なども歩いて見せてくれるワイナリーもあります。

英語が無理という方は日本が誇るカリフォルニアワイン(?)、KENZO ESTATEをお勧めします。ちゃんと日本語のホームページがあって、日本語で予約ができ、日本語ガイドも希望できます。

www.kenzoestate.jp

ちなみにKENZO ESTATEはKENZOのデザイナー高田賢三さんではなく、ビデオゲームCAPCOMの創業者辻本憲三さんの所有するワイナリーです。

 

今まで飲んで気に入っているワインのワイナリーはもちろん、思い切って今まで飲んだことのないワイナリーに行ってみるのもお勧め。新しいお気に入りを見つけられる可能性大ですよ。

 

参考までに私の大好きなワイナリーを二つご紹介。

1 Cakebread cellars ケークブレッドセラーズ

日本人の私的にはワイナリーなのにケーキとブレッド???と思わず突っ込みたくなりますが、単純にオーナーファミリーの名字です。

比較的お手頃なお値段で、赤白ともに美味しいのですが、外のテラスでいただいたソーヴィニョンブランは忘れられない清々しさ。夏になるとここのソーヴィニョンブランが飲みたいと必ず思います。

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www.cakebread.com

色々なパターンのテイスティングが用意されています。こちらのワイナリーには専属のシェフもいらっしゃるのでフードペアリングもお勧めです。どのテイスティングも予約が必要です。

 

2 Far Niente Winery ファーニエンテワイナリー

ここほど「エレガント」という言葉がふさわしい場所はないような気がします。とにかく全てがステキ。「ファーニエンテ 」はイタリア語で「憂いのない」「のんびり」「何もしない心地よさ」といった意味だそうで、名前からして優雅の極み。

基本的に「ファーニエンテ」というブランドではシャルドネカベルネ・ソーヴィニヨンしか作っていませんが、Dolceなど別のブランド名でデザートワインピノ・ノワールなどが作られています。

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farniente.com

 

普段はあくせくしていても、たまにはこのワインと共に優雅な時間を過ごせる人生でありたいと心から思ってしまいました。

さて、ナパバレーの魅力はワインだけではありません。ナパバレーは基本的に田舎で、どの街もかなり小さいのですが、びっくりするぐらいレストランの質が高いんです。フレンチランドリーのような超高級店の話ではなく、ごくごく普通のレストランも美味しいんです。

 

ヨントビルにあるRedd Wood。入力ミスではなく、dがふたつです。

ここの焼きたてピザ、最高でした。

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ヨントビルにはフレンチランドリーの姉妹店、Bouchon Bistroもあります。フレンチランドリーはものすごく前から予約が必要で、しかもかなりのお値段ですが、Bouchonはウォークインで入れることもしばしば。お値段もちゃんとビストロ価格。雰囲気・味とも「ここはフランス???」と思わせる本格的なビストロです。お隣にあるベーカリーもちゃんとしたバゲット、クロワッサン、エクレアなどが買えてお勧めです。

 

カリフォルニアに何店舗かあるバーガージョイントGotts。ナパバレーにはダウンタウンセントヘレナにお店があります。バーガー、サンドウィッチ、サラダ、またカリフォルニアらしくフッシュタコスなどもあり、何を食べても美味しいです。もちろんグラスワインのラインナップも充実。「バーガーにワイン?」と思うかもしれませんが、ここはナパですよ、間違いありません!

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そして、次にナパに行った時も絶対に行きたいお店The Charter Oak。セントヘレナにあります。

まずはこのサラダで大感動。見た目だけではありませんよ。ちゃんと一つ一つの野菜や花が美味しいんです!

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メインもどれも美味しく、ついついワインを飲み過ぎてしまいました。

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このお店、ナパのワインであれば1グループ2本までチャージなしで持ち込みができるんです。その心意気が素敵だと思いませんか。

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友人が持ち込んだこのワイン、とっても美味しかったのでぜひワイナリーに行ってみたいと思います。

 

ちなみに夕食などしっかり飲む予定の時はレンタカーを借りている方も運転はせず、Uberを使いましょう。アメリカではUberはとてもリーズナブルです。 

 

ナパバレーの旅、イメージできましたでしょうか。ナパバレー一帯は夏の間、一滴も雨が降らないんですって。だからカリフォルニア、あんな山火事になっちゃうのね。でも旅行者には晴れが約束されているってうれしいですよね。朝はサンフランシスコからやって来る霧で曇っていることもありますが、午後はほぼ毎日ピーカン。ぜひ、青い空と緑のコントラスト、美味しいワインと食べ物を求めてナパバレーを訪れてくださいね。

 

ちなみにナパバレーは暑いですが、サンフランシスコの夏は激寒です。私、耐え切れず冬のセーター買いました。もう少しでダウンを買いそうになりました。それぐらい寒いので、サンフランシスコに滞在される方はご注意ください。

 

 

シンガポール再び 〜一人旅におすすめのホテルとホーカーズ

今年はANAの飛行機に乗る機会が多く、もう少しでマイレージのステータス会員になれそうだったので、「飛行機に乗る」ためだけに行ってきましたシンガポール一人旅。

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えっ、「バカバカしい」ですか。

ですよね〜。でも世の中にはステータスのために飛行機に乗っている方が結構いらっしゃるんですよ。「ANA」(もしくは「JAL」)スペース「修行」で検索してみてください。ステータスのために飛行機に乗ることを「修行」(それだけ辛いってことかしら)と呼んでいるようで、ものすごいたくさんの「修行」ブログが出てきますよー。

 

「修行」されている方の中には現地で1泊もしないで単純に飛行機で行って帰ってくる方もいるようですが、いくら飛行機に乗るのが好きな私でもそこに意義は見出せないため、早朝到着で1泊して、翌日の深夜フライトの足掛け3日間の予定を組みました。こうすると1泊ですが丸2日間シンガポールで遊べます。

 

シンガポールは2年前に行ったばかりなので、2日間あれば充分です。

前回の話はこちら。 

tamakosan.hatenadiary.com

 

シンガポールは東南アジアの他の都市と比べてホテルの値段が高いため、なかなか安くていいホテルを見つけるのが難しいです。もちろん、お金さえ出せばいいホテルはたくさんありますが、そもそも行く動機が不純なので、ここはしっかりとバジェット管理したいところ。とは言え、20代の頃のように共同バス&トイレ、あるいは水シャワー&ファンの部屋とかは無理。

 

で、見つけたのがこちら。ホテルG。

ホテル G シンガポール予約 - シンガポール | エクスペディア

 

ここ、男女問わずシンガポール一人旅にオススメなホテルです。なんてたってお洒落でキレイ。いわゆるライフスタイル型のコンパクトなホテルです。

フロントもオシャレなカフェで働いてそうな若いスタッフがカジュアルながらもしっかりとした対応をしてくれます。

1階のカフェバー(朝食付きにするとここで朝食が提供されます)もとてもお洒落。カフェバーの奥にある短い階段を上がって、さらにエレベーターで上がったところにフロントがあるというちょっと変わった作りです。

 

部屋は一番安いカテゴリーだとかなり狭く、日本のビジネスホテル並みですが、一人旅で、ホテルでゆっくり過ごそうと思っていないなら十分です。ベッドが少し床高になっていて、そこにスーツケースを入れることができるので、足の踏み場がないという状態にはなりません。

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しかもライフスタイルホテルらしく無料で使えるスマホが各部屋についていて便利。

 

難点はお部屋に冷蔵庫がないことでしょうかね(全ての部屋にないのか、ランクの低い部屋のみないのかは不明)。まあ、部屋が狭くてお部屋でゆっくり飲む感じではないので、私は困りませんでしたが。各階にアイスマシーンと給湯器があります(お部屋のポットは湯沸かし器ではなく保温用ポットでした)。

 

ホテルGはブギス駅の近くなので、空港からMRTでアクセスできます。ブギス駅から少し歩きますが、荷物が少なく、雨が降っていなら問題のない距離。徒歩7、8分といったところでしょうか。

シンガポールはタクシーが安いので2人以上なら空港からタクシーがいいと思いますが、MRTはかなり便利なので、一人旅でMRT駅の近くに宿泊するならMRTを使うのがおすすめです。

 

早朝到着便だったので、ホテルに着いたのは朝8時半頃。アーリーチェックインできないかダメ元で聞いてみましたが、グレードの高い部屋しか空いておらず、結構なお金を払う必要があるとのことだったので荷物を預けて出かけることに。

 

まずは朝食を食べるべくホテルの斜め向かいにあるTOAST BOXへ。カヤトーストが食べられるカフェチェーンです。ちなみにすぐ近くにはまた別なチェーンのYa Kung Kaya Toastもあります。カヤトーストを食べる時、温泉卵(?)がついたセットを頼む人が多いですが、私は単品派。
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このTOAST BOXではマルチグレイン(雑穀?五穀?)のトーストが選べるので、ぜひマルチグレインのトーストにしてみてください。マルチグレインのパサパサした食感の方がカヤジャムとバターに合うような気がします。まあ、好みの問題ですが。

 

お部屋に入れるのは12時半から13時頃とのことだったので、時間潰しにブギスからマーライオンパークまで歩くことに。もちろんMRTでも行けますが、私はとにかく街を歩くのが大好き。街を歩くとローカルの生活が見えたり、素敵なお店を発見したりするので楽しいんですよね。まあ、旅行に行くとどうしてもカロリーを取り過ぎるので旅行太りを防止する意味もありますが。

 

お決まりの「マーライオンとおバカな私」写真をサクッと撮って、また歩いてブギスに戻ります。

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ブギスストリートの奥にあるアルバートセンターのホーカーズへ。

このアルバートセンターのホーカーズ、「清潔感」を求める人には向きませんが、美味しいものの宝庫なんです。しかも値段が安い!

ここで食べたもの一挙ご紹介。
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ワンタンミー。美味しいものの宝庫と言っておいてなんですが、ワンタンミーはクアラルンプールで食べたものが美味し過ぎたので、そちらに比べると「普通」かな。

tamakosan.hatenadiary.com

 
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ラクサ。やっぱり私はシンガポールラクサの方が好き。


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カヤトーストとコーヒーを出す店もあります。このお店は夜は閉まっています。ホーカーズはお店によって営業時間がバラバラです。朝から晩まで開いている店もあれば、朝と昼だけ、昼と夜だけというお店もあります。

 

そしてこちらが最高に美味しかったお店。その名も「百年」。
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いつも地元の人が物凄く並んでいるためなかなか食べれなかったのですが、最終日に少し時間をずらして幾分短めの列に並びました。

そもそもこのお店、何の店か今ひとつわかりにくいのですが、端的に言うと「団子スープ」ですかね。ライスヌードルなのですが、あくまでも主役は7種類?ぐらいの団子。
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ゴーヤの肉詰め的なものとか、海老のすり身的なものとか、厚揚げみたいものとか、7種類全て違う味でどれもとっても美味しいんです。あっさりした味ですが、もれなくチリソース的なものが付いてきて、団子をこれにつけて食べると味の変化が楽しめてこれまた良し。これが4.5シンガポール ドルで提供できるのがすごい。少しぐらい並んでも絶対に食べる価値ありです。 

 

こちらも地元の人がたくさん並んでいたキャロットケーキのお店。
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名前はキャロットケーキなんですが、なぜか主たるものは人参ではなく大根餅。ピリ辛の「黒」と塩味の「白」があります。食事というよりはおやつとか、おつまみ的な食べ物のように思います。一番小さいサイズは2.5シンガポールドルですので、気軽に試せるのがいいですね。

 

一人旅は食事に困るので気軽に色々試せるホーカーズが一番。 

私は2日間、アルバートセンターのホーカーズに通いましたが、ほとんど客層はローカルでなかなか「アジア」な感じです。ホテルから歩いて10分ほどのところにフードリパブリックという小ぎれいなフードコート(オーチャードなどにもあります)があるので「清潔感」を求める方にはそちらがおすすめです。

 

ホーカーズだけで終了だと女子一人旅としてはまずいと思い、今更ながら女子力上げるべくマリーナベイサンズのTWGティーガーデンへ。マリーナベイサンズの中にはTWGのティーサロンがいくつかあります。
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シンガポールはもともと中国語を話すローカルも多く、また今は大陸からのツアー客がものすごい勢いで押し寄せているので、ともすると「中国?」「香港?」と思ってしまうのですが、ここに来るとお客さんは英語を話すローカルと日本人が多く、妙にホッとしてしまいます。やっぱり日本人、ちょっと高くても良いものが好きね。

 

アフタヌーンティーもありますが、お昼ご飯を食べたばかりなので、ティーとスコーンのセットにしました。さすがティー専門店、ものすごい数のお茶の種類(大きく分けるとブラックティーとグリーンティーですが)があり、かなり悩みます。

 

せっかくなので1837ブラックティーやイングリッシュブレックファーストアールグレイなどの定番以外のものを試してみたいですよね。私は最初はストレートで、後半はミルクティーで飲みたかったのでその旨を伝えて選んでもらいました。で、ウェイターの方が勧めてくれたのがタンザニア産のキリマンジャロスノーティー。もう名前がステキ過ぎて即決。
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紅茶はティーポットに入ってきて、ティーカップが浅いので4杯ぐらい楽しめます。最初の2杯はストレート、後の2杯はミルクをたっぷり入れてミルクティーで楽しみました。

キリマンジャロスノーはあまり癖がなく純粋に紅茶を楽しむ感じで私はとても満足しましたが、ティー専門店ならではのちょっと変わった特別な味を求める方には向かないかもしれません。

スコーンにクロテットクリーム、美味しい紅茶。ここにくれば「優雅な時間」を過ごせるのは間違いありません。女子はもちろんのこと、男性にもおすすめ。意外と男性2人というお客さんが多かったですよ。

 

シンガポールは近代的な高層ビルが並ぶイメージですが、歩いていると昔ながらのショップハウスと呼ばれる建物が中心部にもまだまだ残っているのに気づきます。京都の町家と同じく、おしゃれなレストランなどに改装されているものも多いです。
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また、こんなシンガポールらしからぬスポットも発見できます。

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シンガポール一人旅、意外といいかもですよ〜。

 

 

 

 

宮古島一人旅 〜ドライブがおすすめ

行こう行こうと思っているうちに住んでいた関西からの直行便がなくなり、行きそびれていた宮古島。直行便がある東京に引っ越した後もなかなか行けていなかったのですが、お得な航空券を見つけて行って来ました一人旅。

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そもそも私はダイバーなので、宮古島に行きたい理由はダイビングでしたが、直前に風邪を引いてしまったため、大事をとってダイビングは1日だけに。ということで、ほぼ丸2日、予定の全くない観光客になりました。

 

慌てて宮古島の観光スポットをリサーチしたところ、まずヒットするのは「伊良部大橋」。2015年に完成したばかりで、無料で通行できる橋としては日本一の長さ(3,540m)なんですって。ちなみに有料道路も含めると一番長い橋はアクアブリッジ(東京湾アクアラインのことですね)で4,424mだそうです。

 

ということでまずは伊良部大橋へ。

「おおっ、絶景!!!!」
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橋が海に浮いているようです。思わず車の中からパチリ。危ない・・・。


と思い、途中の路側帯で車を停めて写真を撮ってみたのですが、実はそちらの方がダメみたいです。

路側帯は写真を撮るために車を停めていい場所ではなく、緊急車両用に用意されているものだと、かなり後になってテレビ番組で知りました。すみません〜。

 

伊良部島には展望台もあり、そこから見る伊良部大橋もステキです。

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伊良部大橋を渡ったところにあの有名な「宮古島まもる君」が待っていました。

が、これは「まもる君」ではないそうで。この人形何体か(18体?)島にあるそうですが、それぞれ別の名前がついていて、「きよし」とか「まさお」とか主に昭和な名前がラインナップ。全員が兄弟という設定のようです。この伊良部島を渡ったところにいるのは「じゅんき君」?

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それならば本物の「まもる君」はどこに?と思い調べるとなんと宮古島警察署。警察署に用もないのに行くのもどうかと思いつつ、私だけじゃないはずと行ってみることに。

おっと、女子もいるではありませんか。

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ちゃんと特別住民票も発行されているんですね。しかも二人とも昭和顔なのに平成生まれ!
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こちらの女子は「まる子ちゃん」って言うのね。
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恥ずかしげもなく写真を撮っていると警察署から出て来たおばちゃんが「写真撮ってあげるわよ」と声をかけてくれました。で、遠慮なくスリーショットを撮ってもらいました。
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この後すぐに今度はパトロールから戻って来た警察官の方が「写真撮りますよー」とわざわざパトカーから降りて声をかけてくれました。おばちゃんに撮ってもらったので、丁寧にお断りしましたが、宮古島の人、本当に親切です。

 

続いて砂山ビーチへ。駐車場からビーチまで少し歩きますが、この道がまたなんともいい感じ。

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のんびりしていて、海の家的なものもないので、どちらかというと地元の人向けのビーチかも知れません。
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砂山ビーチへの行き帰りにも「まもる君」の兄弟を見つけました。
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彼らの名前は不明。空港などで売られているクッキーか何かの箱に全員の名前と配置先(つまり置かれている場所ですね)が書かれているものがあるようですので、興味のある方はそちらをご購入ください。

 

さて、お腹が空いたので「宮古そば」を食べることに。

「大和食堂」というお店。

ここの宮古そば、ネギだけのトッピングで出てくるので、一瞬「えっ?」と思いますが、実はお肉とかまぼこが麺の下に隠されているんです。どうもこれが伝統的な「宮古そば」のスタイルなんですって。ここの出汁、本当に美味しくてオススメです。
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もう一軒、「古謝そば屋」というお店でも「宮古そば」を食べましたが、私は「大和食堂」の方が美味しいと思いました。この辺りは好みの問題なんでしょうねー。

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「古謝そば屋」では欲張ってそばセットにしたのがまずかったのかもしれません。

 

さて、ダイビングの1日を挟んであっという間に最終日。羽田ー宮古島便は羽田発が早朝、宮古発が夕方なので、2泊3日でも丸3日間遊べる感じです。

 

この日は宮古島をぐるっと一周すべく、まずは西平安名崎を目指しました。途中雪塩ミュージアムによって雪塩ソフトも食べたりなんかしました。

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ただこのソフトクリーム、外に出た途端ものすごい勢いで溶け始め、手がドロドロに。ソフトクリームはあまり暑いところには向かない食べ物なのかも知れません。

 

西平安名崎は宮古島の上の方の細いところですね。

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宮古島の上の細いところは先割れしていて、片方が西平安名崎、片方は池間大橋池間島につながっています。西平安名崎から見た池間大橋

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せっかくなので全ての橋を制覇すべく、池間大橋を渡り、池間島にタッチアンドゴーで宮古島に戻り、今度は東平安名崎に向かいました。

 

東平安名崎に向かう途中、かなり大きな規模のひまわり畑がありました。観光スポットを検索しても出てこなかったので、毎年植えられているものではないのかも。この日は曇っていましたが、青空だとかなりきれいでしょうねー。

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東平安名崎の駐車場に車を停めて灯台まで少し歩きます。途中の地形が面白いです。

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この灯台、お金を払う必要がありますが、上まで上がることができます。 なかなかの景色ですので、ぜひ登ってみてください。風がものすごいので、帽子などは飛ばされないようにご注意を。

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 東平安名崎を後にし、また「まもる君」の兄弟に挨拶しながら来間島に向かいました。

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来間島にはマンゴーなどを使ったスイーツのお店がたくさんあって迷いましたが、ランチがまだだったので「楽園の果実」というお店で宮古島産牛肉のステーキ丼を注文。美味しかったー。

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来間島でスイーツを食べなかったので、なんとなく甘いものが食べたい気分を引きずりながら空港へ。 空港で見つけた生クリーム紫あんぱん。迷わず買ってしまいました。これ、かなり美味しいです。

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で、もう一つ、スーパーユニオンで買ったこちらのマンゴーマドレーヌ。これがまた美味しかったー。ユニオンでしか見かけなかったので、滞在中にユニオンに行ったら忘れずに買ってくださいねー。

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宮古島で観光するならやっぱりレンタカーがいいですね。晴れていれば、青い空と海をを存分に楽しみながらドライブできます。離島にかかっている橋全て無料なので、伊良部大橋などは何度も往復してしまいました。

 

可愛いカフェやおしゃれなレストランも増えてきているようですので、女子旅にもおすすめですよー。

クアラルンプール一人旅 〜食べて食べてひたすら食べて

マレーシアのクアラルンプールはタイのバンコクシンガポールに比べて、いわゆる「観光資源」が乏しいせいか、なかなか「そうだクアラルンプールに行こう!」とはならない場所。

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でもお手頃の航空券と時間があったので、思い立って行ってみましたクアラルンプール一人旅。旅の目的はズバリ「食」。シンガポールに行った時、マレー系の料理が美味しかったので、マレーシアで本物を味わいたい!というわけです。

 

日本からクアラルンプールは約6時間ほどの空の旅。クアラルンプール国際空港(KLIAと表記されていました。LCC用の第2ターミナルはKLIA2です)はクアラルンプール市内から50〜60キロほど離れています。空港から市内へのアクセスは電車(KLIAエクスプレス)、空港バス、タクシー、Uber系の4択ですが、今回はバジェット一人旅なので、迷わず最安の空港バスを選択。電車は時間が読めるし、到着するところがはっきりしているのでいいですが、片道55マレーシアリンギット(RM)、日本円で1,500円ぐらいと現地の物価からするとものすごく高いのでパス。

 

空港バスは空港からKLセントラル駅まで約1時間近くかかりますが、早朝の到着だったので時間はたっぷり。空港バスのお値段なんと10RM(300円ほど)。電車の値段に比べると小躍りしたくなる安さです。

 

ホテルの部屋は12時過ぎに用意ができるとのことで、荷物を預けてお散歩へ。

いくら目的が「食」とは言え、クアラルンプールに初めて来たならペトロナスツインタワーは見ておかねば。

ホテルはインビ駅の近くですが、ブキッ・ビンタン駅の近くにあるパビリオンというショッピングセンターまで徒歩10分ぐらい、そこからさらにペトロナスツインタワーのあるKLCCまで徒歩7、8分で行けます。パビリオンからKLCCまでは屋根付きの歩道橋がかかっており、雨が降っていても大丈夫。

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おー、ツインタワー!

でも、曇っているので微妙・・・笑 しかも逆光。

 

ここは切り替えて、早目のランチにすることに。なんと言っても旅の目的が「食」ですから。

ここから滞在中に食べたもの一気にご紹介。

 

1食目に選んだのが肉骨茶(バクテー)。

インビ駅またはブキッ・ビンタン駅から徒歩10分かからないぐらいの、ちょっと賑やかな場所からは外れたところにある新峰肉骨茶というお店へ。地元ではかなり有名なお店なんだそう。内臓系・漢方系が苦手なダーリンが一緒だとまず選択肢に入らないので、一人旅の時こそ食べるチャンス。一番オーソドックスなバクテーを注文。

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見た目はこんな感じで内臓と野菜のごっちゃ煮風。

恐る恐る食べてみると

「ん? おいしーーー!」。もっと薬膳っぽい味かと懸念していましたが、それほどきつくなく、深夜便明けの胃腸にぴったりな優しい味。

かなり色々な部位の内臓が入っています。あまりチャレンジャーな内臓部位は苦手な私ですが、「ちょっと無理」と思ったのは1種類だけで、あとは何を食べているのかわからないにも関わらず美味しかったです。ご飯にもぴったりなので、忘れずにライスも頼みましょう。

 

次はラクサ、と思って注文したカリー・ミー。

シンガポールで食べたラクサがとても美味しかったので、本場マレーシアでもと思ったのですが、逆にマレーシアに来ると「ラクサ」は一種類ではないらしく、またラクサのように見える麺料理に別な名前が付いていたりと大混乱。フードコートなら写真を見ながら選べるので、ブキッ・ビンタン のLot 10というショッピングセンターの地下のフードコートへ。なんとかラクサと書かれているメニューの写真は私の思っているラクサとは違うので、見た目がシンガポールラクサっぽいカリー・ミーを注文。

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味は確かにラクサっぽいのですが、具に血の煮こごり(?)が入っていたり、麺が二種類だったり、微妙な違いが・・・。マレーシアの麺文化、奥深い・・・。ラクサ全種類コンプリートしてみたい。

 

さて、次はワンタンミー。

美味しいと評判の中華街の冠記へ。レストランというより屋根付き屋台?といった感じですので、落ち着いて食事したい人には向きません。

どうもここのワンタンミーには麺がスープの中に入ったいわゆるワンタン麺的なものと、スープが別に付いてくる焼きそば的なものの2種類があるようで、私は焼きそば的な「ドライ」を注文。お客さんは8割地元の人、2割観光客という感じで、ほとんどのお客さんがドライの方を注文していました。

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このワンタンミー、なんとも言えない甘辛味で、ものすごく美味しいです。しかも日本円で200円しないぐらいの値段。もし近くに泊まっていたら、毎食これでいいと思ってしまうぐらい私はハマりました。

 

せっかく中華街にきたので、ついでにチキンライスも食べることに。

南香飯店というこちらも有名なお店。こちらはちゃんとしたレストランですので、ローカル過ぎるところはちょっと・・・という方でも大丈夫かと。

なんとなくチキンライスってご飯の上にチキンが乗って出てくるイメージですが、こちらは別々で出てきます。 

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チキンがものすごくジューシー。チキンもご飯も薄味なのでテーブルに置かれる生姜汁?とチリソース、醤油っぽい調味料を自分好みに調合してかけて食べましょう。こちらもお手頃価格で350円ぐらいでした。

 

冠記と南香飯店はどちらも旅行サイトなどで紹介されていて、ベタですが、ベタな割に値段も味も◎です。どちらもポーションが小さいので女性でもハシゴ出来ます。一人旅にはぴったりな2件です。

 

さてさて、一人旅は楽しいものの、困るのは夕食。朝ごはんやランチは一人でも大丈夫ですが、夕食は一人で入りやすいお店は限られます。でもクアラルンプールにはチェーンのカフェレストランやダイナー的なお店がいくつかあり、そこならまだ一人晩ご飯も耐えられます。

 

ということで選んだのがマダム・クアンズ。

パビリオンとかスリアKLCCといったちょっと小ぎれいなショッピングセンターに入っていて、現地の物価的にはちょっぴり高めですが、日本に比べるとかなりお得にちゃんとしたマレー料理が食べられます。

 

まだマレーシアの国民食、ナシレマッを食べていないので注文。

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屋台でいうぶっかけ飯的な感じですね。でもこれがまた日本にはない絶妙の味でとても美味しかったです。ナシレマッって基本的にはココナッツミルクを入れて炊いたご飯のことらしく、トッピングはお店により、あるいは人により様々なようです。

ちなみに、こちらのレストランクオリティのナシレマッで600円ぐらい。で、奥に写っているビールも600円ぐらい。

 

そう、そうなんです。クアラルンプールはビールが高すぎるー!

大体どこのレストランでもビールとメインが同じ価格。そもそも「マレーシアのビール」というものは存在せず、シンガポールのタイガービールとカンボジアのアンコールビールが一番どこにでもあるビールという感じでした。

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イスラム教の国だから仕方がないのですが、レストランで、メイン料理の単価とビールの単価が同じ、もしくはビールの方が高いのはビール好きには悩ましい限りです。

 

さて、お腹もいっぱいなので再度ペトロナスツインタワーへ。曇りや雨の日は夜の方が綺麗な写真が取れます。

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スリアKLCCの噴水ショーもなかなか綺麗です。

 

公園の一角にあるこのモスク。本当は公園側からこのモスクを入れてツインタワーの写真が撮れるようなのですが、私が行った時はこのモスクに隣接するスペースが大規模工事中で写真が撮れませんでした。残念。

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クアラルンプールは観光メインの旅行には不向きですが、食べ歩き旅行にはぴったり。韓国や台湾での食べ歩き旅行に飽きた方にはお勧めです。マレーシアの食文化、なかなか奥が深いので、次はペナンで食べ歩きしたいと思う今日この頃です。

 

 

 

 

カンクンで大人リゾート番外編 〜ボルボッシュ島へ行ってみよう!

カンクンで大人リゾートはもちろんいいのですが、いくつになっても冒険心は忘れたくないもの。

 

そんなあなたにオススメするのはカンクンからバスで3時間ほど行き、フェリーで渡ったところにあるボルボッシュという島。英語だと「ホルボックス」と発音します。

 

かなりローカルな移動になるので、できればスーツケースなどの大きな荷物はカンクンのホテルに置いて、必要なものだけを持って行きたいところです。

 

そもそも私はなぜこのボルボッシュという島に行こうと思い立ったかというと、7月から9月にかけて島近くの海域にジンベエザメが集まるという話を聞いたから。

 

カンクンダウンタウンにあるバスターミナルからバスで約3時間ぐらいかけてチキラという町に向かいます。バスの本数がかなり限られていてお昼過ぎにはなくなります。私たちは時間的に厳しかったため、行きはカンクンの空港からホテル手配の送迎車で向かいました。帰りは時間に余裕があったので、バスに乗りました。送迎車は110ドルぐらいだったと思います。バスは1人10ドルぐらいなのでバスの方が圧倒的に安いです。

 

チキラからホルボックスへのフェリーは結構大きくて立派です。時間にして40分ほどだったと思います。 

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ルボックス島に到着!

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島には基本的に車というものがありません(と聞いていたのですが、実際にはペプシのトラックを1台見かけました)。故にタクシーもこのようなゴルフカートになります。雨が降るとかなり大変。

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ルボックス島には意外にも結構立派なリゾートホテルが何軒もあるのですが、私たちはカンクンでは贅沢なところに泊まるので、この島では素朴なプチホテルを選びました。のんびりした島の雰囲気によく合っているかわいいホテルです。設備はホテルというよりもバンガローですが。

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ルボックス島の街の様子はこんな感じ。タイのサムイ島の近くにタオ島というダイバーに人気の島があるのですが、その島の10年前ぐらいの雰囲気にとても似ています。

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私たちが到着する前日までかなり激しい雨が降ったとのことで街の中はいたるところ冠水していました。

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島にはこのような小さなスーパーやさらに小さい小売店などがありますが、「なんでも現地で揃います」という感じでは全くありません。飲み物やお菓子以外、必要なものは持って行った方が無難です。

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翌日早速ジンベエスイムへ。
これぐらいの小さいボートで向かいます。1時間ぐらいと聞いていたのですが、実際には2時間近くかかったと思います。最近、ジンベエザメの集まるエリアが少しカンクン側にずれて行っているようです。

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ジンベエよりも先に目に入って来たのはものすごい数のボート。数もすごいのですが、密集しているエリアが半端なく広い。肉眼で見えるギリギリの範囲までボートがあり、おそらくそのボートのいるところにはジンベエがいるということになります。 

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気がつくと船の周りには3.4匹のジンベエザメがいるではないですか。

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ここではダイビングはできずスノーケリングのみになります。チームごとにジンベエが近くを通るタイミングを見計らって飛び込み、しばし並行して泳ぎます。ジンベエがボートから離れたらそこで切り上げてボートに戻るというのを数回繰り返します。

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スノーケリングはあまり上手ではないので、いい写真が撮れてませんが、雰囲気が伝わればと思います。かなり広い範囲になりますが、おそらく100匹以上のジンベエがいるかと。その様子、上空から見たいですね。

 

島に戻る途中、野生のフラミンゴを見ることができました。フラミンゴ、動物園以外で初めて見ました。

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さてさてこのホルボックスという島、ヨーロッパ人のバックパッカーが多く、そのためかレストランのクオリティーが高いのです。

メキシコ料理のお店、ロス・パンチョス。観光客だけでなく、ローカルの家族もたくさん訪れる人気店です。

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こちらは一押しのロス・ペレオネス。なぜかメキシコのプロレス、ルチャ・リブレがテーマ。ですが、お料理はとても洗練されているのです。このミスマッチ、素敵です。

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こんなブランコ席もあります。

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お勘定をお願いするとテキーラミルクを出してくれました。請求書はプラスチックの手とともにやって来て、手のひらにはチュッパチャプスが。最後まで楽しませてくれました。

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せっかくなのでホテルのビーチバーでもう1杯。夕日がとても綺麗です。

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こういう素朴なリゾートはどんどん減っていっているので、いつまでもこの雰囲気を残してほしいものです。

 

島に到着した時には気付きませんでしたが、港にはこんな記念撮影スポットがありました。

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旅慣れていないと少しハードルが高いですが、カンクンに行くのならぜひ足を運んでみてください。ちょっと時間的もしくは行程的に難しいという方、カンクンからもジンベエスノーケリングのボートが出ているようですので、探して見てください。

 

最後に余談ですが、この島の虫、びっくりするぐらい大きいです。この写真、いたって普通のバッタに見えるかもしれませんが、初めて見たとき作り物かと思うぐらいの大きさです。

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バッタだけではなく、最終日の朝部屋で出たゴキブリらしき生物も日本の大物のゴキブリの3倍ぐらいありました。

もしかして「ここは伝説の巨大昆虫の島???」とよく分からない想像をしてしまいました。昆虫好きの人はぜひ。笑  

カンクンで大人リゾート 〜オールインクルーシブがおすすめ

カンクンはメキシコのユカタン半島にあるアメリカ人御用達リゾート。

ダウンタウンから車で10分ほどのリーフ沿いにリゾートホテルがこれでもかというぐらい並んでいます。

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こんな感じの面白い地形です。いつか侵食されてなくなるんじゃないかと心配してしまいます。

もともとリゾート地として開発されたところなので作られた感があり、リゾートホテルが立ち並ぶゾーンはレストランやお店も観光地価格。いかにも旅慣れないアメリカ人向けの場所ではあるのですが、それゆえ安全にメキシコが楽しめます。

 

特に新婚旅行・記念日旅行などを考えている方にはオススメです。

と言うのもカンクンには多くのオールインクルーシブ型のリゾートホテルがあるんです。オールインクルーシブ型のホテルは、宿泊代にレストランでの食事、バーや部屋のミニバーの飲み物(特別なワインなどは別料金)、アクティビティーなどが含まれています。

ホテルにより無料のものと有料のものが微妙に異なりますが、基本的にリゾート内ではお金を気にすることなく、楽しめるという訳です。新婚旅行や記念日の旅行は、お金のことを気にすることなく思いっきり楽しみたいですよね。

 

私たちが泊まったのはオールインクルーシブ型のハイアット・カンクン・ジラーラ。

特に記念日などではありませんが、たまには贅沢も良いのではと言うことで。こちらは大人(正確には16歳以上)しか泊まることができないので、静かにゆったりと大人リゾートタイムが楽しめます。家族連れにはもう1件のハイアット・カンクンジーヴァがありますのでご心配なく。

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お部屋は全室オーシャンビューです。カンクンの海は宮古島の海のようなエメラルドグリーンで、見た瞬間テンション上がります。

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お部屋の中にどーんとバスタブが。もちろんシャワールームは別にあります。

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プールはとても広く、普通のホテルだと有料のカバナ(天蓋付きのビーチベッド)がものすごくたくさんあり無料で利用できます。

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もちろんプールバーの飲み物も食べ物も無料ですので、とにかくホテル滞在中はプールでのんびりするのがオススメです。

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ビーチにもビーチチェアーや若干のカバナはありますが、カンクンは波が高いことが多いので、ビーチで過ごしている人はほとんどいません。

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レストランやバーの食事の質も非常に高いです。

単品の朝食レストランもあれば、ビュッフェスタイルのレストランもあります。

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昼間からシュリンプ・カクテルをつまみにダイキリやフローズンマルガリータなどでほろ酔い。あー、贅沢。

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ディナーはちょっとだけ注意が必要です。部屋にランクがあり、シェフズテーブルだけは、上のランクの部屋の人しか予約できません。私達はチェックイン時にアップグレードして予約をしようとしましたが、既に予約が一杯でした。記念日旅行の方などでどうしても特別なディナーを希望される方は部屋の予約時にシェフズテーブルも予約しておきましょう。

 

また鉄板焼レストランも予約が必要です。こちらはどのランクの部屋でも予約できます。チェックインの時でも予約ができました。

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いわゆるベニハナスタイルのパフォーマンス付き鉄板焼ですね。

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味はまあまあですが、日本の鉄板焼のレベルを期待してはいけません。

 

予約がいらないレストランもたくさんあるので夕食難民になることはありません。

メキシカンレストランではマリアッチが雰囲気を盛り上げてくれます。

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そして何度も立ち寄り1杯飲んだエントランス中央のバー。

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位置的にどこに行く時も通るので、ついつい寄ってしまうんです。
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うちのダーリンはあまりテキーラが好きではないと言うことで最後まで避けていたテキーラショット。やはりメキシコに来てこれを飲まずには帰れないと言うことで最後の最後でワンショット。

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効きます〜。

さて、観光地として開発されたカンクン。開発される前はおそらく自然がいっぱいだったと思われます。というのも、今でも驚きの自然ドラマに遭遇できるんです。

朝散歩していると砂浜にカメが上陸したであろう跡がたくさん残っていました。 

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とはいえ、「この賑やかなリゾート地で?」と半信半疑でいると、産み落とされた卵を保護しているエリアがあちこちに。

 

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これは夜来てみるしかない。 

 

夕食の後、ビーチに行ってみると早速カメを発見。

よく見るとビーチのあちこちにカメが産卵のため上陸し砂を掘っていました。こんな作られたリゾート地にカメが産卵しに来るなんて。オドロキ!

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カメたちを刺激しないように写真を撮るときはフラッシュなしで、フォーカスライトなどにも気をつけましょう。

 

おそらく開発される前からこのリーフはカメたちの産卵場所だったのでしょうね。これからも安心して産卵できる場所であってほしいと思ってしまいます。

 

またホテルからショッピングセンターまで歩いていると大きなトカゲ?に遭遇しました。

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ウミガメの産卵にトカゲ。きっと今の時代だったら、この辺りは自然をそのまま生かした素敵なリゾートになっていたのでは。少し複雑な気持ちになりました。

 

リゾートもいいですが、一度はバスまたはタクシーでダウンタウンに行ってみましょう。リゾートエリアとは違うローカルなカンクンが見られます。レストランもびっくりするぐらい安いです。

スーパーマーケットではありとあらゆるトウガラシが売られていました。さすがメキシコ。

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ダイビングをされる方にはセノーテがおすすめ。セノーテとは地下鍾乳洞に水が溜まった地底湖。故に水は真水です。

とにかく幻想的。水も透明度が100mぐらいあるのではと思うほどクリアで前にいる人が浮いている錯覚にとらわれます。

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狭い洞窟をずっと通って行くので、閉所恐怖症の人にはおすすめできませんが、通常のダイビングスキルのある人であれば十分楽しめます。特別な思い出になりますよ。

 

カンクンは日本から遠いので、せっかく行ったなら4泊ぐらいはしたいですよね。オールインクルーシブのホテルに宿泊したらとにかくホテルでゆったり過ごした方がいいので、2泊普通のホテルに泊まり観光したり、ダウンタウンのローカルなレストランで食事するなどアクティブに過ごして、残り2泊をオールインクルーシブのホテルでゆったり過ごすなど組み合わせるのがおすすめですよ。

海外旅行でスマホをできるだけ安く使いたい! 〜楽天モバイルの海外simカードを使ってみた

今やスマートフォンスマホ)は生活に欠かせない存在。特に海外旅行に行った時は、道もお店もわからないので、スマホが使えると旅の幅が広がりますし、何より安心感が違います。

こんな路地裏に入ってしまっても、 スマホの地図アプリがあれば「今どこ???」とパニックになることがありません。

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でも海外旅行に行って、日本と同じようにスマホを使ったら、あとでものすごい高額の請求が来たという話を聞いたことがある人も多いはず。

そうなんです。今は「国際ローミング」という通信サービスが世界中に広がっていて、ほとんどの海外旅行先で、「データローミング」をオンにするだけでスマホを利用できますが、その通信料がものすごく高額なんです。

 

高額の請求を避けるための方法としては主に5つ。

1 データローミングは使わず、無料のWiFiスポットだけで乗り切る

2 キャリアが提供する海外パケット定額サービスを利用する

3 海外で使えるWiFiルーターをレンタルする

4 海外旅行先で現地のプリペイドsimカードを購入する

5 日本で購入した海外用プリペイドsimカードを使う

 

さて、どれを選ぶかということですが、使う目的・頻度、お持ちのスマホの機種・契約により異なるかと思います。

今回は「5 日本で購入した海外用プリペイドsimカードを使う」の選択肢の一つ、楽天モバイルの海外simカードをパリ、バルセロナ(ヨーロッパ)、バンコク(アジア)、サンフランシスコ、シカゴ(アメリカ)で使ってみたので、使い勝手も含めてご紹介。

 

まずは楽天モバイルの海外simカードの詳細はこちらから。

楽天モバイル:楽天モバイル 海外SIM

 

楽天モバイルに限らず、

4 海外旅行先で現地のプリペイドsimカードを購入する

5 日本で購入した海外用プリペイドsimカードを使う 

 

のいずれかの方法で通信手段を確保するには、お手持ちのスマートフォンsimロックが解除されている、もしくはsimフリースマートフォンである必要があります。そもそもsimロック・フリーの意味がわからんという方、詳しく説明してくれているサイトがいくつもあるので、検索してみましょう。知っておいて損はありません。

 

さて楽天モバイルに話を戻しますが、まず海外用のsimカード(税込3,240円)を購入する必要があります。

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一度買ってしまえば、何度でも使えます(ただし12か月間全く利用しないと無効になり、再度有効にする手続が必要なようです)。

「2 キャリアが提供する海外パケット定額サービスを利用する」「3 海外で使えるWiFiルーターをレンタルする」だと一番安いプランでも1日980円ぐらいするので、私のように、基本的には外では地図アプリ、LINEなどのメッセージのやり取り、バスの時刻やレストランなどのちょっとした調べものぐらいしか使わず、あとはホテルなどのフリーWiFiを活用するつもりの方であれば行く地域、期間にもよりますが、1回の海外旅行でも元が取れそう。

 

パリ&バルセロナでの1週間、タイでの1週間、いずれも一番少ないデータ通信量のもの(いずれも1,000円ほど)で十分でした。一番少ないデーター通信量のものは有効期間が7日間なので、15日ほど滞在したアメリカでは2回購入しましたが、データが不足となることはありませんでした。

 

ただ、この楽天モバイルの海外simカード、公式サイト以外の口コミ情報がものすごく少ないため、買うのに勇気が要りました。

しかも公式サイトですら初めて利用する人には微妙に情報不足な気が・・・。とにかく海外に行ってシグナルを拾うまで「本当にちゃんと使えるの???」という不安でいっぱいでした。

 

が、結論的には「ちゃんと使えます!」。

 

初めて使った時は、パリの空港に到着して電波が拾えずドキドキしていると、少し時間はかかりましたが、荷物を待っている頃には現地のキャリアのシグナルを拾い使えるようになりました。

 

海外simを使用するためには、基本的に、海外simカードを購入→アプリのダウンロード→アプリからsim番号の登録→APN設定→クレジットの購入という手順が必要ですが、いずれも難しいことはありません。

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アプリはこんな感じです。地域別パックを購入した場合はクレジットがずっと0円のままなので、最初はちょっと不安になります。

 

電話(通話)の設定もしようと思えばできますが、私は必要ないので、通話設定をしたことはありません。

 

私が使った実感としては、バルセロナ(ヨーロッパ)、バンコク(アジア)、サンフランシスコ、シカゴ(アメリカ)の3エリアでは、なぜかアメリカが一番速度が遅く、車で移動中にナビアプリを起動するとデータが追いつかず使いものになりませんでした。たまたま条件の悪いエリアだったのか、もともとこの程度のものなのかは不明です。

 

また地域別パックがないエリア、例えばグアムなどはクレジットがものすごく高額なので使用はお勧めできません。

 

ちなみにこの楽天モバイルの海外simのアプリ、この1年間全くアップデートされていないので、おそらく採算性も乏しく、あまり力を入れていないと思われます。便利なのに残念。改良すべき点が多々あるのにね〜。

そもそも日本では未だにsimロックが解除されていないスマートフォンを持っている方が多く、需要が十分じゃないのでしょうか。

 

私は、海外用WiFiルーターを借りる面倒や料金、ルーターや予備バッテリーを持ち歩くうっとおしさを鑑みると楽天モバイルの海外simカードの使用が第一選択になると思います。simフリースマートフォンをお使いの方にはぜひオススメします。