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一生に一度は行きたい屋久島の旅 ~縄文杉トレッキング編

屋久島は言わずと知れた世界自然遺産世界遺産の中には「世界遺産ってほどでは・・・」とがっかりするものもありますが、屋久島は本当に世界に誇れる世界遺産だと思います。

 

その世界遺産屋久島で一番有名なのはやはり樹齢7,200年とも言われる縄文杉

でもこの縄文杉、誰でも簡単に見れるものではありません。平坦なトロッコ道+山道を片道4時間〜5時間歩いてやっとたどり着ける山の奥にあります。

 

いきなり出鼻を挫いてなんですが、私は屋久島に行ったら絶対に縄文杉を見に行くべきとは思いません。縄文杉を見なくても、ヤクスギランドや白谷雲水峡で世界自然遺産屋久島を十分に堪能でき、屋久島固有のヤクザルやヤクシカにも出会えます。

 

ご自身や一緒に行かれる方の健康状態や体力、あるいは日程、天候などを十分考慮した上で、それでもやはり縄文杉トレッキングに挑戦しようと決めたら、楽しいトレッキングになるようしっかり準備しましょう。

 

服装・持ち物

縄文杉は標高1,300mにあるため、途中山を登り始めると気温がぐっと下がります。そのため服装はどの季節でも温度調整できるよう重ね着が基本になるかと思います。

私が行った3月中旬は山の上の方はまだ雪が残っていましたし、気温の低い早朝から歩き始めるので、一番外のレイヤーはほぼ冬の格好でした。ニット帽、手袋、マウンテンジャケット、トレッキングパンツ、厚手の靴下といった感じ。マウンテンジャケットの下はフリースとTシャツを着ました。

靴はずっと晴れていればスニーカーでも行けなくはないですが、雨が降る可能性もありますし、滑るところもあるので、快適なトレッキングのためには、やはりソールが厚いトレッキングシューズやハイキングシューズがいいと思います。

早い話、登山の格好をすれば間違いありません!

 

ということで、持ち物も登山のイメージで良いかと思います。

ヘッドライト

レインウエア

タオル、ハンカチ、ティッシュ、ウエットティッシュ、ゴミ袋

食料(お昼のお弁当、菓子パン、アメやチョコレートなどのおやつ)

水(途中水場があり飲み水が補給できるので大量に持って行かなくても大丈夫です)

水筒(真夏以外は暖かい飲み物を持って行くとほっこりします)

携帯電話

上記のものと上着や帽子などを脱いだ時に入れられるスペースがあるバックパック、バックパック用のレインカバー

 

お弁当は島のお弁当屋さんが早朝から営業していて、前日までに予約しておけば、朝受け取ることができます。また朝食付きのホテルの場合、事前に言っておくと朝ごはんをお弁当にしてくれるところがあります。別料金になりますが、朝ごはん用のお弁当とは別にお昼のお弁当も用意してくれます。私たちが泊まったJRホテル屋久島もお弁当対応がありました。お弁当を2食分持って行くものいかがなものかと思い、朝食はホテルの部屋でパンとコーヒーで済ませ、朝食代わりのお弁当を昼食にしました。

 

また、長時間のトレッキングで水筒に入れた温かい飲み物は早々に消費してしまうと思ったので、途中で温かい飲み物が飲めるよう、缶コーヒーを温められるパックも持参しました。これ、結構おすすめです。非常時にも役立ちますしね。

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ヘッドライトはたとえ明るくなってから出発する場合でも、とにかく山の奥に入って行くことを考えて持参しましょう。本格的に登山に取り組もうと思っている方以外は安いもので十分だと私は思います。私が実際に使ったのは次のものですが、これで富士登山縄文杉トレッキングも特に問題ありませんでした。

 

ジェントス リゲルヘッドライト 【明るさ45ルーメン/実用点灯8時間】 GTR-931H

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トレッキングポールは、富士山に登った時はあってよかったと思いましたが、縄文杉トレッキングでは、トロッコ道でも山道でもうまく使えない気がしますので不要かと思います。

 

行き方

縄文杉トレッキングは、荒川登山口というところがスタート地点になりますが、3月〜11月は一般車両の乗り入れを規制しているため、荒川登山口まで直接レンタカーで行くことはできません。

まず屋久杉自然館まで行き、そこに車を停めて荒川登山バス(有料)に乗ります。駐車場は広く、無料です。

バスは朝5:00に1本目が出ますので私たちはこのバスに間に合うように行きました(夏はもう1本早いバスがあるようです)。ギリギリだと乗れないかもと焦るので、気持ち早めに着いておくと安心。バスのチケットは到着日に観光案内所などで先に購入しておきましょう。

3月中旬の朝5:00はこのように真っ暗です。

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 屋久杉自然館から荒川登山口までバスで30〜40分ぐらいかかります。

 

トレッキングコース

荒川登山口でヘッドライトなどを準備していよいよ歩き始めます。

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縄文杉トレッキングは基本的に一本道、しかも途中までは昔木材運搬のために使っていたトロッコの線路の上をひたすら歩くので、よほどのことがない限り迷わないと思います。

 

でも3月中旬の早朝は凍っているところもあり、また手すりのない橋が早々に出てきますので、いきなりアドベンチャー気分になります。

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トロッコ道、かなり長いです。所々ベンチや休憩スペースがあるので、焦る気持ちを抑えて休憩しながら進みましょう。

トロッコ道はなかなか絵になるので写真撮影も忘れずに。

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こちらはトロッコ道の途中にある三代杉。その名の通り同じところに三代に渡って育った杉とのこと。屋久島では倒木の幹や伐採された切り株から新たな芽が出て、それが大きく育った杉がたくさん見られます。自然の生命力、森の息吹を感じます。

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トロッコ道が終わるといきなり山登りになります。この山道への入り口まで大体2時間半ぐらいです。まずはここに水栓トイレもある休憩所がありますので、山道に備えてしっかり休憩しましょう。

 

木の階段を上りながら山道に入ったら、まずはウィルソン株を目指します。ウィルソン株は樹齢2,000年以上と目される大きな切り株で、中に入ることができます。そして中のあるポイントから上を見上げるとハートの形に見えるときめきスポットです。

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ちなみに山道にはハート型の石もあったりします。

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この石、見つけた時は「おー」と思いましたが、一つや二つではなく、結構いくつもありました。何かの理由でこういう形に自然となるのでしょうね。

 

ウィルソン株からさらに歩いて行くと立派な屋久杉が次々出てきます。屋久杉という杉の種類があるわけではなく、樹齢1,000年以上のものを「屋久杉」と呼んでいるそうです。確かに1,000年も自然災害に耐え、人に伐採されることもなく生き続けている杉は特別扱いしてあげたいですよね。

 

大王杉は縄文杉が見つかるまでは一番大きな屋久杉と言われていたそうです。推定樹齢3,000年。3,000年前の屋久島はどんな感じだったんでしょうね。もしかして森は今とあまり変わっていないのかもしれませんね。

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雪のある山道を進んで行きます。所々、このように木の歩道が整備されていますが、これがまた滑る・・・。

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こちらは2本の杉が合体した夫婦杉。結婚5周年の記念旅行の私たちは、もちろんこちらの夫婦杉と一緒に記念撮影。私たちもこの杉と同じぐらい長く幸せに・・・。

いや、推定樹齢が夫の方が2,000年、奥さんの方が1,500年以上の杉とのことなので、ちょっと同じぐらいは無理ですね。まあ、それぐらいの気持ちでということで。

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夫婦杉までくれば、縄文杉はもう少し。

木で作られたデッキを上がると、そこにありました、縄文杉!立派だー!

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私たちが一番手という訳ではなかったと思いますが、周りには誰もおらずゆっくりと見ることができました。

この縄文杉、実は推定樹齢が3,000年とも7,000年とも言われていて、実際の樹齢はわからないそうです。推定樹齢に幅がありすぎではと思いましたが、まあ、3,000年でも7,000年でもものすごく古いことに間違いはないですね。

 

縄文杉でUターンせず、少し先に行くとトイレがある休憩場があります。そこでトイレを済ませ、お昼ご飯は、縄文杉と休憩場の間にあった東屋で食べました。お昼ご飯を食べていると、1頭のヤクシカが挨拶しにきてくれました(と勝手に思ってしまいます)。

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帰りは少し余裕を持って山の植物を見たり、人が住んでいた頃の様子が説明されている看板を読んだりしながらゆっくり戻ってきました。

結局、縄文杉トレッキングにかかった時間は、休憩時間も入れて往復9時間弱であったと思います。私たちは歩くペースが早い方だと思いますので、少なくても9時間、ゆっくり歩かれる方で10時間程度の時間はみておくべきでしょう。早朝から歩き始めるのはとても気持ちがいいので、頑張って早起きしてチャレンジしてください。

 

またバスの時間など変わっているところもあるかと思いますので、次のサイトで最新の情報を入手してくださいね。

 

(公社) 屋久島観光協会 Official Website

 

 

 

 

 

一生に一度は行きたい屋久島の旅 ~プランニング編

新年、今年はどこに行こうかと考えを巡らせるのも楽しいもの。

まだ行ったことがないならぜひ旅先候補リストに入れて欲しいのが屋久島。一生に一度は行きたい特別な場所の一つだと思います。

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特に

*毎日の生活にちょっと疲れちゃっている人

*少し冒険がしたいと思っている人

*結婚5年目のカップル(理由は最後にお伝えしますね)

にはおすすめです。

 

そして屋久島に行くなら縄文杉トレッキングにチャレンジしたいところ。縄文杉トレッキングはほぼ丸1日(往復10時間程度)かかるため、できれば2泊3日ではなく、3泊4日がおすすめです。それでも短いぐらいかと思いますので、3泊4日で屋久島を100%満喫するためにはプランニングが大切。屋久島は与那国島ほどではありませんが、離島なので、公共交通機関も限られているし、お店も何でも買えるという訳ではありません。長く滞在できる人以外は、できるだけ念密なプランニング+手配をしておきましょう。

 

いつ行くか 

まず屋久島に行く時期ですが、できればゴールデンウィークや夏休みシーズンを避けたいところ。縄文杉トレッキングから戻ってきて駐車場までのバスを待つ間、地元のおじさんたちと話していたのですが、夏は人が多すぎて自然を満喫する感じではないそうです。また冬は時に「雪山」装備が必要となりますので、普段全く山歩きをしない人は避けるべきでしょう。そう考えると春または秋が良いかなと思います。

私は3月中旬の週末に行きました。スタート地点にはそれなりに人はいましたが、道中はほとんど人に会わず、縄文杉も独占でした。山の上の方にはまだ雪が残っていて、結構滑りましたが、雪の白と木々の緑のコントラストがとても美しく、いい季節に来たと思いました。

 

何で行くか

次に屋久島まで飛行機で行くか、フェリーで行くかということですが、関東や関西から3泊4日の日程で行くなら迷わず飛行機を選びましょう。ここで交通費を削るために時間と体力を無駄にするのはおすすめしません。もちろん学生さんなど、時間と体力はあるけどお金は節約したいという方はフェリーもありだと思いますが。

屋久島の空港はかなり小ぢんまりしています。

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また島内の移動は車の免許があるならレンタカーが絶対に便利です。車の量も少なく、比較的ゆっくり走っている人が多いように思いましたので、普段車を運転していない人でもそんなに難しくはないと思います。

 

何をするか

3泊4日のおすすめスケジュールは次の通り。

1日目 お昼までに屋久島到着 ヤクスギランド&滝めぐり

2日目 縄文杉トレッキング

3日目 白谷雲水峡トレッキング

4日目 屋久島出発

 

屋久島は島の地形からとにかく雨が多いと言われています。仮に上記のようなスケジュールを組んでおき、天気予報により2日目と3日目の予定、1日目と3日目の予定を臨機応変に入れ替えることをおすすめします。

 

というのも、やはり縄文杉トレッキングが一番難易度が高いのでベストの日に行きたいところ。また白谷雲水峡は雨の日はやや危ないので、こちらも雨の日は避けたいところです。ちなみに個人的にはこの白谷雲水峡が一番「屋久島」感があり、むしろ縄文杉トレッキングよりも行っていただきたい場所だったりします。ヤクスギランドは、道がかなり整備されていて、多少の雨でも、短い時間でも楽しめるので、一番お天気が悪そうな日、あるいは屋久島を出発する時間によっては最終日でも良いかと思います。

 

トレッキングガイドは必要か

私が一番迷ったのはガイドさん付きの縄文杉トレッキングツアーに申し込むかどうかでした。というのも屋久島に行く前年に富士山にガイドさん付きのツアーで登ったのですが、その時、初めて富士山に登るなら絶対にガイドさんと一緒がいいと思ったことがあるからです。縄文杉トレッキングは登山ではありませんが、往復10時間の道のりを果たして素人だけで安全に全うできるのか。

 

結論としては、次の方はガイドさんなしで問題ないと思います。

*普段から結構歩いていて、健康状態に問題はない

*トレッキングシューズやバックパック、ヘッドライト等最低限の装備を持っている

*一人ではなく複数人で歩く予定

縄文杉メインのため、その他の屋久杉や植物の細かな説明はなくても良い

 

私たちも上記に当てはまり、自分たちのペースで歩きたかった(ここが富士登山とは大きく違うところだと思います)ため、ガイドさんはお願いしませんでした。

 

どこに泊まるか

屋久島にはリゾートホテルから民宿まで多くの宿泊施設があり、予算に合わせて選ぶことができます。民宿も大好きですが、今回は記念日旅行ということで、最初の2泊はJRホテル屋久島、最後の1泊はSankara Hotel & Spa屋久島に泊まりました。

最初の2泊をJRホテル屋久島にしたのは温泉があるから。縄文杉トレッキングの後は絶対に温泉に入りたいと思ったからです。

JRホテル屋久島[一休.com]

 

そして結婚5周年の記念旅行だったので最後は贅沢してSankaraリゾートに1泊しました。

sankara hotel&spa 屋久島[一休.com]

 

JRホテル屋久島は私たちが行く少し前に改装工事をしたばかりでお部屋も綺麗で何よりも温泉が最高でした。まるでベビーオイルのようなお湯で、このお風呂に入るためだけでもこのホテルに泊まる価値があるかと思います。

 

お部屋はオーシャンビューで夜にはムーン・リバーも見れました。

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食事も美味しく、三岳をはじめとする島の焼酎がとっても合います。私は普段は焼酎は飲みませんが、三岳はとても美味しいと思いました。

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そしてSankara Hotel & Spa屋久島はとにかく贅沢な気分にさせてくれるリゾートです。一部屋一部屋に専属のバトラーがついて、色々と世話を焼いてくれます。お部屋もデイベッドまであり、外出するのが逆にもったいなくなります。

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ティーセットも豪華。

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お料理も島の食材を存分に生かしたフレンチでとても美味しいです。

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食事の最後にはご好意でプレートを出していただきました。

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これとは別にデザートも。

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どちらも屋久島の旅をさらに特別にしてくれるおすすめのホテルです。

 

さて、なぜ結婚5年目のカップルに屋久島旅行をおすすめするのかということですが、それは

結婚5周年記念日はWood(木)記念日

だからです。

 

夫婦二人でゆっくりと森の中を歩きながら自然を満喫し、贅沢なリゾートホテルで記念日を祝える屋久島、最高だと思いませんか。絶対おすすめです!

 

縄文杉トレッキングの詳細は次のブログでご紹介しますね。

バルセロナ一人旅 Vol.16 ~パリで1泊が女子におススメ 後編

私がパリを訪れるのは今回3回目。観光は一通りしているので、今回滞在24時間でしたかったことはおいしいパンを食べることとパリのスーパーで売っている食材を買うこと。

 

パリに行ったら絶対にパンを食べるべし!

パリで食べるパンは本当においしい。おそらく、どこのパン屋さんで買ってもおいしいと思われますが、せっかくなので話のタネにガイドブックやブログなどで紹介されている有名店のパンを一度食べておきたいもの。

でもオペラ地区のパン屋さんはほとんど紹介されていません。パンを買うためだけに地下鉄で出かけるのもいかがなものかと思い、地図とにらめっこして探しているとモンマルトルにある「アルノーデルモンテル」ならホテルから歩いて行けることが判明。

 

パリの朝は11月だと7時半過ぎてもまだ暗く、ホテルの近くは人もほとんど歩いていませんが、「アルノーデルモンテル」がある通りは、ほかのパン屋さんや魚屋さん、野菜屋さんなどがあり、朝から活気があります。

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ホテルから10分ほどで「アルノーデルモンテル」到着。

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クロワッサン、パン・オ・ショコラ、バゲット半分を購入。

バゲッドを頼んだ時、おばちゃんがおそらく二択で何かを聞いてきたけど、フランス語が通じないのがわかると「こっちにしとくわ」という感じで選んでくれました。もしかすると「塩入?塩なし?」と聞いてくれたのかなとも思いましたが、まあ、おばちゃんの選んだほうに間違いないに違いない!

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ホテルに戻ってコーヒーをいれ、早速食べてみると

 

「おいしいーーーー!!!!!」

 

期待以上のおいしさにただただ感動。特にクロワッサンとバゲッドは確実に今まで食べた中で一番おいしい。もしパリに住むことがあったらこのパン屋さんの近くに住みたい!絶対毎日買いに行っちゃうわ~。

 

あとはひたすらお買い物。パリのスーパーの代表格といえばモノプリ。

百貨店プランタンの裏にある店舗は規模が大きいけれど、場所柄かどちらかというと観光客向けにカストマイズされている印象。しかもこんなに大きいのにほしいものがすべてそろわず。

定番のボンヌ・ママンも売り切れているのか、マドレーヌはなく、クッキーやタルト類のみ。お目当ての野菜ブイヨンもなし。うーん。とりあえずマロンクリームと朝食用のバターを購入。

他にスーパーがないかなと思っているとパンを買いに行く途中にカルフール・シティを発見。ここが大当たり。ほしいものがすべてそろっていました。

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チョコ付きのマドレーヌを買いましたが、スーパーのお菓子とは思えないクオリティ。美味しすぎます。賞味期限がものすごく長いので(このあたりはスーパーのお菓子ならではですね~)もっと買えばよかった。

 

バターやチーズも種類が豊富。

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塩がジャリジャリ入ったバターがおいしいです。

いつも買う野菜のブイヨン。スパニッシュオムレツを作るとき、これを入れるだけで味が決まります。

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ホテルのすぐ横にもモノプリがあり、寄ってみるとボンヌ・ママンのマドレーヌ類がたくさんありました。

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スーパーは同じ系列でもお店によって品ぞろえが違うので、時間があれば何軒か回ってみるのがよいですね~。

こちらが今回買ったものたち。

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バルセロナ旅行にプラスアルファの楽しみを。

パリ1泊、おススメです。

バルセロナ一人旅 Vol.15 ~パリで1泊が女子におススメ 前編

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先にも書きましたが、バルセロナへの直行便が日本から飛んでいないため、必ずどこかを経由する必要があります。私はJALマイレージを貯めているので、JALバルセロナ行きのフライトを探したところ、ロンドン(イギリス)、パリ(フランス)、ヘルシンキフィンランド)、フランクフルト(ドイツ)の4ルートが選択できました。

 

JALのエコノミーの割引航空券は空き状況によって値段が異なり、一番安く行けるのがパリ経由でした。ただ、パリで乗り継いでそのままバルセロナに行くとバルセロナ到着がなんと21:00過ぎ。「スリが多い」ともっぱらの評判のバルセロナ、初めて行くのにそんな時間に着いて不安な思いをしたくなかったため、パリで1泊することにしました。乗継便は到着から24時間以内に次の便に乗れば翌日であっても航空券自体の値段は上がりません(おそらく空港利用税が2日分かかるためか若干高くはなりますが)。

 

せっかくパリで1泊するなら24時間ギリギリ楽しもうとバルセロナへのフライトは翌日の16:10の便を選択。パリからバルセロナは1時間30分ほどで、17:40にはバルセロナに着くので安心。

 

パリ行きのJALの機内で初AIR吉野家を堪能。おいしいーーーー!

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パリでもバルセロナと同じ条件でホテルを探しました。短い時間を満喫できる街の中心地で、空港バスのバス停から徒歩圏内。パリの場合はオペラ座の周辺になります。

見つけたのがこちらのオテル・エクシオール・オペラ。

 

オテル エクセルシオール オペラ - (パリ, フランス) | エクスペディア

 

ヨーロッパの古い三ツ星ホテルの典型で、エレベーターはびっくりするぐらい狭く・遅く、お部屋もバスルームも小ぢんまりしていますが、清潔で短期の滞在には十分です。そして何より立地が抜群。オペラ座の近く、百貨店ギャラリー・ラファイエットの隣のブロックでお買い物には最高です。私が予約した時は1泊1万円強でした。

 

空港からオペラ座行きのバスに乗り、降りたら百貨店ギャラリー・ラファイエットのほうに歩き、百貨店沿いを進んで、百貨店が終わったところから1ブロックほどです。荷物を持って歩いても徒歩5分ほど。チェックインしてすぐに買い物に繰り出せるところがステキ。

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この写真の左上の交差点にギャラリー・ラファイエットがあります。

ホテルのすぐ隣にミニスーパー、モノプリがあり便利。ギャラリー・ラファイエットから歩くと反対側にあるので、私がこのモノプリの存在に気付いたのは翌朝でした 笑

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パリ滞在24時間の詳細は後編でご紹介します。

バルセロナ一人旅 Vol.14 ~ショッピングと空港での免税手続

今回のバルセロナ旅行は、観光メインで、お買い物をするつもりはなかったのですが、やはりスペインに来たからにはスペイン発のショップはちょっとチェックしておきたいのが女心。そしてお店に入るとついつい買ってしまうのが女心と海外旅行 笑。

 

ということで、私が「ちょっとチェックするつもりが買っちゃった」お店がZARAとCAMPERとMANGO。

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ZARAはお店に入ってびっくり。

 

「ひっ、広い」

 

日本でもZARAのショップはありますが、どこのショップよりも断然広く、当然品揃えもサイズも豊富。試着室の数も多いため、列ができていてもそれほど待ちません。パーティ用キャミソール1枚、Tシャツ2枚、ジーンズ2本を購入。

 

CAMPERは、「スペイン発のブランドって何があるのかしら」と調べたところCAMPERがスペインのものとわかり、ちょっとのぞいてみることに。

CAMPERのロゴ、日本で時々目にしていましたが、日本のお店には一度も行ったことがありませんでした。ですので、買うつもりはなかったのですが、お店に入ったとたん履きやすそうな靴たちに心を奪われました。結構いい値段ですが、バルセロナに来た記念にもなるしと1足購入しました。

日本に帰ってきてから公式オンラインショップを除いてみると、日本よりもスペインのほうがかなり安かったことが判明。ちょっと得した気分。日本では扱っていないデザインもたくさんありました。CAMPERが好きな方はスペインに行ったらマストバイですね。

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MANGOは市内ではお店に行かなかったのですが、空港で時間があり、空港内のお店にちょっと立ち寄ったところかわいくてお手頃の値段の服がいっぱい。ついつい本革のライダースジャケットとパーティドレスを購入。免税エリアなので免税かと思いきや、免税ではなかったのがちょっと残念。ちなみに空港にはZARAもあります。

 

さて、CAMPERで靴を買った時に免税手続をすれば10%程度の税金が戻ってくるわよと言われ書類をもらっていたので、バルセロナ空港で手続をしてみることに。

 

ガイドブックなどではEU加盟国(シェンゲン協定内)で乗り継ぐ場合、EUを出る最終の国で手続しなくてはならないと書いてあり、私の場合はパリ経由で帰国するので本来パリで手続することになります。

ただ、パリで手続をするのは乗り継ぎ時間が2時間弱、到着遅れでさらに短くなる可能性があることと、パリは「爆買中国人の皆さま」による長蛇の列が予想され時間的に厳しいと判断し、バルセロナでチャレンジすることにしました。

 

ターミナル1の免税カウンター、一番奥の端っこにあります。ややわかりにくい・・・

免税カウンターに行くとバルセロナでもやはり「爆買中国人の皆さま」が並んでいましたが、列が進むのがものすごく早くてそんなに待ちませんでした。係員の人慣れているのか、いい加減なのか微妙なところですが、旅行者に優しいバルセロナということで。

列に並んでいるときに一度係員の人が書類をチェックして記入漏れなどがあるとその場で指摘されます。免税手続書類、e-チケット控え、パスポートが必要です。

ドキドキしながら、「パリで乗り継ぎなんだけど、スーツケースに入れたいので・・・」と言い訳しかけると「ノープロブレム」とあっさり。

再度カウンターでも説明しようとするとすでにスタンプを押してくれていました。拍子抜け。あとは封をしてポストに入れるだけで終了です。時間のある方、待つのが面倒くさくない方は荷物検査が終わったあとにある返金カウンターで現金またはクレジットカードに返金してもらいましょう。

 

EU内で乗り継ぐ場合、係員によっては「ダメ」と言われる可能性もなくはありませんが、早めに空港に着けるならバルセロナで免税手続にチャレンジしてはいかがでしょう。

ちなみに私は「買ったものを見せて」とは言われませんでしたが、免税カウンターには「必ず買ったものを見せる必要がある」との注意書きがありましたので、面倒でも手荷物にするか手続が終わってからスーツケースにしまうようにしましょう。

バルセロナ一人旅 Vol.13 ~最終日に半日あるならゴシック地区がおススメ

帰国日のフライトが午後なら午前中いっぱいバルセロナを楽しまなきゃ損。

 

「最終日は半日ショッピング」と考えられている方も多いと思いますが、ショッピングは買うか買わないか迷ったり、お目当ての品がなかったりと不確定要素が多く、意外と時間が読めずバタバタする可能性大。できればショッピングは前日までに済ませて、ある程度パッキングしてから余裕を持って最後の半日を楽しみたいものです。最終日が日曜日の場合はお店はほとんど閉まっているのでなおさらです。

 

最終日半日楽しむならゴシック地区がおすすめ。

私は最終日の午前中、カテドラル→ピカソ美術館→サンタ・マリア教会と周り最後にチュロスとチョコラーテを食してバルセロナの旅を〆ました。概ね所要時間は2時間半ほどでした。

 

カテドラルは8時頃から入ることができるので、ピカソ美術館に行く前に寄りました。

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かなり規模の大きなバルセロナを代表する教会です。私はキリスト教徒ではありませんが、ヨーロッパの古いカトリック教会に入るのが大好きです。その空間にいるだけで心が洗われるような気がします。

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ミサが始まる前だったので奥まで入ることができました。これからミサが始まるようです。ミサにも出たいと思いましたが、ピカソ美術館の事前予約を9:00にしていたのでカテドラルをあとにしました。

 

ここでちょっと問題発生。カテドラルからピカソ美術館はすぐなのですが、ピカソ美術館が見つからないのです。地図アプリ上ではほぼ到着しているはずなのに・・・

ピカソ美術館、ゴシック地区のほかの建物になじみすぎ(というかもともとあった建物を美術館にしたのですね)で、見つけるのが結構難しいです。

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このようにゴシック地区らしい細い路地にあります。

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バルセロナピカソ美術館にはピカソの有名な絵はないとガイドブックには書いてありましたが、ピカソの画家としての変遷がよくわかりとても楽しめました。

それほど大きくない美術館なので、常設展示だけであればじっくり解説などを読んで回っても1時間ちょっとで見終わることができます。写真は撮ることができませんので、ギフトショップで気に入った絵のはがきを買うのがいいですね。私はハトの絵が気に入りました。ちょっと「私でも書けそう」と思ってしまいましたが 笑

詳細はこちらのピカソ美術館公式ホームページからどうぞ

Picasso Museum Barcelona | Official website

 

それにしてもゴシック地区、迷宮モード全開で趣があり、ぶらぶら歩くと楽しいです。

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ただところどころに落書きが。こんなに雰囲気のある街並みにスプレーで落書きする神経がまったく理解できませんが、スペインの抱える問題を少し垣間見た気がしました。

 

で、歩いているとまた別の教会を発見し中に入ってみました。

こちらもかなり大きく、ステンドグラスがとてもきれいです。

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サンタ・マリア・ダル・ピ教会という教会でした。

ゴシック地区では時間が許す限りあえて迷ってみるのがよいかもしれません。

ステキな景色に出会うことができると思います。

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このゴシック地区にはチュロスとチョコラーテを出すカフェがたくさんあります。

またエンサイマーダを置いているカフェもチラホラ。 

tamakosan.hatenadiary.com

 

この地区のカフェは日曜日も朝からオープンしていましたので、最終日が日曜日でも楽しめます。バルセロナを最後まで楽しみましょう。

バルセロナ一人旅 Vol.12 ~エンサイマーダとチュロスを食べてみた

スペインで食べたいものを聞くと普通パエリアとか、ハモン・セラーノ・イベリコとか、アヒージョなんかが挙がると思いますが、私は絶対にエンサイマーダが食べたいと思っていました。

 

エンサイマーダとはスペインのマヨルカ島の名物で、丸く渦巻き状になっているクロワッサンのようなデニッシュのようなパン。軽い食感で素朴な甘さがくせになります。

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以前二子玉川にオフィスがある会社で働いているときに、会社のすぐ近くに「マヨルカ」というパティスリーがあり、エンサイマーダをよく買っていました。

スペイン王室御用達グルメストア パステレリア マヨルカ | Mallorca

 

このエンサイマーダ、もともとスペインのマヨルカ島で生まれたものらしいですが、スペインならどこでも食べれる模様。でもインターネットで検索してもバルセロナでエンサイマーダを売っている店があまりヒットしない・・・。そもそもスペインに行ってエンサイマーダを食べようと思うのは私ぐらいなのかしら。

 

ダメ元でホテルの近くのベーカリーに行ってみると・・・

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エンサイマーダがあるーーーー!

 

普通に日本語発音で「エンサイマーダ」と言えば通じました。

お味はというと・・・

 

「おいしいーーーー!!!」

マヨルカのよりもおいしいーーー!!!」

 

まあ、出来立てということと、その地で食べると美味しく感じる効果のせいだと思いますが 笑

 

このベーカリー、「el Fornet」という名前でカタルーニャ広場から百貨店エル・コンテ・イングレスの右側の道を進むと次の信号までの間にあります。お昼にサンドイッチも買ってみましたがこれまたおいしい。

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エンサイマーダが1€ちょっと、サンドイッチが4ユーロ弱でした。

 

ただこの店が特別おいしいということではなく、バルセロナはパンが全般的においしいんだと思います。市場であったイタリアに語学留学中でスペインに遊びに来たという日本人の女の子二人と話した時もパンがおいしいと言っていました(イタリアの彼女たちのいる街のパンはものすごくまずいらしい・・・)。

 

ぜひバルセロナではベーカリーでエンサイマーダやパンをお試しあれ。

 

で、もう一つ、スペインで食べようと思っていたのはチュロス。こちらはガイドブックにも載っているし、色々な人がブログなどにも書いていますが、チョコラーテ(ホットチョコ)をつけながら食べるのがスペイン流とのこと。

 

ゴシック地区の結構有名なお店に行ってみました。日曜日の午前中だったので、ほとんどが観光客。もしかすると平日でもこの地域のお店は観光客ばかりなのかもしれませんが。このあたり、似たようなチュロスとホットチョコを出しそうなお店がいくつかありました。

 

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そしてほとんどの人がチュロスとチョコラーテを頼んでいるので、私もお決まりどおり注文しました。両方で4ユーロちょっと。

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このチョコラーテ、私のイメージでは、飲み物のホットチョコ(ココアちっくなもの)をもう少しだけ濃くしたものだと思っていたので、テーブルに置かれてすぐ味だけみようとカップを口に持っていったところ・・・・

 

「流れてこない・・・」

 

チョコラーテは液体ではなく、かなり個体に近い流動体。日本でジャム売場に売っているチョコスプレッドを温かくしたようなもので、むちゃくちゃ濃厚です。一人でこのチョコをすべて食べるのはよほど甘いもの好きな人でない限り無理では。

しかもチュロス、揚げたてで、砂糖もまぶされてあるので、チョコをつけずにそのまま食べたほうがおいしい気が・・・。

もし私が次も一人で行ったら、チュロスとエスプレッソやカフェオレなどの飲み物を頼みたいと思います。チュロスとチョコラーテの組み合わせは二人ぐらいでシェアするぐらいが十分かと思います。