たまこさんのコンパス

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一生に一度は登りたい富士山 〜装備・服装編

富士山に登ると決めたら、高山病や低体温症にならずに無事に登頂を成功させるためにしっかりと準備をすることが大切です。

 

私が登った時にもいました、Tシャツ、短パン、スニーカーという普段着にペットボトル1本を持って登ろうとする人たちが。そして案の定、高山病なのか、低体温症なのか、途中で動けなくなっていました。8合目ぐらいになるとそういった普段着の人は見かけなくなりますので、それまでにほぼ全員、脱落するということですね。

 

もちろん中には最低限の装備で登頂できた方もいると思いますが、決してそのことを自慢したり、推奨したりするべきではないと思います。条件が悪ければ非常に深刻な事態になることも十分に考えられるので、自分のためにも、同行者のためにも、他の登山者のためにも責任を持ってしっかり準備して臨みましょう。

 

とはいえ、山登りが趣味という方以外、今回1回しか使わないかもしれないのであまりお金をかけたくないと思うもの。

 

ツアー催行会社によってはオプションで装備のレンタルを用意しているところもあります。私が参加したはとバス富士登山ツアーでも石井スポーツと提携してレインウェア、トレッキングブーツ、バックパックの3点セットを1泊2日5,500円(送料・税込)で提供してくれていました。

富士登山装備レンタルのご案内| はとバス

 

レンタルするのも一つかと思いますが、これを気にレインウエアやトレッキングブーツを購入し、富士登山が終わったら、また次にこれらを使う旅を計画するというのも楽しいもの。私は富士登山の後、屋久島に行きました。屋久島の縄文杉トレッキングもほとんど持ち物が同じでフル活用でき、どちらも一生の思い出になりました。

tamakosan.hatenadiary.com

 

また、毎年かなりの方が富士山に挑戦しているので、学校や職場などで周りの人に聞くと1人や2人、装備を持っている人がいるはず。トレッキングブーツを借りるのは微妙ですが、バックパックやヘッドライト、トレッキングポールなどは気持ちよく貸してくれると思います。うちのダーリンも職場の方からバックパックとトレッキングポールを借りて富士登山に臨みました。

 

周りに持っている人がいない場合、メルカリなどのフリマアプリで安く購入するのも一案。使い終わったら、またフリマアプリで出品するとレンタルよりも安く上がるかもしれません。参考にバックパックをメルカリで検索してみましたが、他のカテゴリーに比べ「sold」率が高いように思いました。良いものを安く手に入れようと思ったら、マメにチェックする必要がありそうですね。

 

さて実際何が必要なのか、登った後の実感とともに、装備、服装、持ち物、食べ物・飲み物の順に見ていきましょう。★は次の基準でつけてみました。

★★★ 絶対に持って行くべき

★★  持って行ったほうが断然ステキ

★   持って行って損はない

★なし なくても困らないのでいらない

 

1 登山装備

★★★バックパック(30リットル程度のもの)

★★ バックパックのレインカバー

★★★トレッキングシューズ

★なし登山用スパッツ

★★ トレッキングポール

★★★ヘッドライト

★★★レインウエア(上下セパレートのもの)

★★★地図

★  コンパス

 

バックパックを購入する予定なら、レインカバーが組み込まれているものをお勧めします。最初は別々で購入しようと思っていましたが、レインカバーが意外と高いことがわかり、組み込まれているものを購入しました。またウエストベルトがないと全ての重さが肩にかかるので負担が大きくなります。ぜひウエストベルト付きのものを選んでください。私はColumbiaで8,000円ぐらいで購入しました。黄色のレインカバーがバックパックの底に組み込まれています。

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悩んだのが登山用スパッツと呼ばれている足首の周りにつけて、小石や雨水を防ぐカバーのようなもの。先に紹介したレンタルにも入っているので、「もしかして絶対いるものなのか・・・」と用意するかどうかすごく悩みました。結局今後使う可能性がないと判断し用意しませんでしたが、実際なくても全く問題ありませんでした。下山時も、ハイカットのトレッキングシューズであれば、小石が入ってくるということはほとんどなく、雨が降ったらレインウエアのズボンで覆うことができるので不要ですね。

 

逆にかなり悩み結局用意したのがトレッキングポール。購入した訳ではなく、ダーリンが職場の方から2組貸してもらったので持って行ったのですが、なんとか用意できるなら絶対に持って行った方がいいです。途中までは全く使わなかったのですが、7合目以降の岩場はトレッキングポールがあるとないでは登り易さが全然違います。2本セットのものが使いやすいです。

富士山では5合目で「金剛棒」という木の杖が売られていて、途中の山小屋で刻印を押していき記念にするというお楽しみがありますが、この金剛棒はトレッキングポールのように使わない時はしまうということができないため、役立つ時間よりも邪魔な時間の方が多いです。同じツアーの方で何名か購入されていましたが、皆さん持て余していました。どうしても思い出に欲しいという方以外にはお勧めしません。

 

ヘッドライトは絶対にいります。とはいえ、ツアー参加で富士山であれば、ものすごく性能の良いものでなくてもいいかなと思います。私も低価格のものを持参しましたが、特に問題はありませんでした。

ジェントス リゲルヘッドライト 【明るさ45ルーメン/実用点灯8時間】 GTR-931H

ジェントス リゲルヘッドライト 【明るさ45ルーメン/実用点灯8時間】 GTR-931H

 

レインウエアも絶対にいります。100円ショップなどで売られているものはあっという間に破れて役に立ちません。風を通さないので、山頂アタックの際の防寒着の一番外のレイヤーとして使えますので、その観点で少し良いものを用意しましょう。ゴルフをされる方はゴルフ用のものでOK。うちのダーリンもゴルフ用のレインウエアを持参しました。

 

ツアー参加であっても地図は1枚持っておくべきだと思います。高山病になった場合など、ツアーのグループから外れ、別行動となることもあるからです。こちらの富士登山オフィシャルサイトから入手できます。

http://www.fujisan-climb.jp/b2rg1t00000029rc-att/Fuji_Climbing_Map.pdf

コンパスは私は時計にコンパスの機能がついていたので持参しませんでしたが、もしついていなかったら持参してたかもしれません。ただ、ツアー参加であれば、地図は見ることはあっても地図とコンパスを使ってルートを確認しなくてはならない事態には富士山ではなりにくいかなと思います。

 

2 服装

★★ 薄手のダウンまたはマウンテンジャケット等の防寒着

★★★フリースまたはセーター

★★★速乾性素材の長袖Tシャツ

★  速乾性の半袖Tシャツ

★★★速乾性素材のアンダーウエア

★★★長ズボン(伸縮性があるもの)

★★★靴下(厚手のもの)

★★ スポーツ用スパッツ

★★ 紐付きハット

★  ニットキャップ

★★★手袋

★  ネックウォーマー

 

5合目の出発時点の服装は、アンダーウエア、長袖Tシャツの上にTシャツ、スポーツ用スパッツ、長ズボン、厚手の靴下、紐付きハットでした。歩いていると軽く汗をかく程度で、汗だくになるというほどではありませんでした。

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7合目の休憩まではこの格好でしたが、8合目手前の岩場が始まる前に天候が怪しくなってきて、ガイドさんから念のためレインウエアを着用するよう指示がありました。ちょうど気温も下がってきていたので、ここでフリースも着用しました。

 

8合目から山頂に向けて出発する際は、5合目出発の服装に加え、マウンテンジャケット、フリース、レインパンツ、ネックウォーマー、ニット帽、手袋を着用しました。靴下もくるぶし丈のものからハイソックスに履き替えました。うちのダーリンは、フリースの上に薄手のダウン、レインウエア上下、フリース帽、手袋を着用。山頂は0度でもちろん寒かったですが、二人とも寒くて耐えられないというほどではありませんでした。

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 本当は山頂に登るときは冬用のタイツやスパッツをはきたいところですが、山頂に登ったあと5合目に降りる間にどんどん暑くなってもタイツを脱ぐタイミングがないので、スポーツ用スパッツで我慢しました。

 

服装のうち、私が富士登山のために新たに購入したのは、長ズボンと靴下。長ズボンは持っている綿のカーゴパンツで済ませようと思いましたが、24時間以上はきっぱなしということを考えるとやはり快適なものが良いと思い、トレッキング用のズボンを購入しました。

ちなみに山ガール定番の登山用スパッツにミニスカートというスタイルは富士登山ではお勧めしません。というのも富士山、かなり混み合っていて前後の人との距離が非常に近い状態で登ります。そのため、岩場になるとスカートの中が丸見えになります。

 

また靴下は、ぜひ登山・トレッキング用のものを購入することをお勧めします。有名なブランドのものでなければ1,000円以下で売られています。足が痛くなることなく、汗もすぐ乾き、非常に快適でした。私はふくらはぎ丈と膝丈(防寒目的のため)の2種類購入し、途中で履き替えました。靴下、大事です。

 

 私はジムでトレーニングの時に使っているスポーツ用のタンクトップ、長袖Tシャツ、スパッツを一番下のレイヤーにしましたが、スポーツ用のタンクトップは長時間着用するには少しタイト過ぎたと後悔しました。夏にユニクロなどで売られている速乾性素材の下着の方がお勧めです。女性はブラカップ付きのものがいいですね。

 

ご自身でお持ちのものやユニクロなどファストファッションブランド(夏になると速乾性素材の商品が豊富です)を上手く活用して、レイヤーを組み合わせてください。

 

 

一番下のレイヤーは基本的に5合目を出発して戻ってくるまで着っぱなしと考え、「速乾性」と「快適」をキーワードに。その上に着ていくものは「暖かい」と「小さくたためる」がキーワード、一番上のレイヤーは「雨風を通さない」がキーワードになるかと思います。

 

持ち物、食べ物・飲み物は次のブログでご紹介しますね。

 

ーーー富士登山の最新情報はこちらからーーー

富士登山オフィシャルサイト

一生に一度は登りたい富士山 〜プランニング編

屋久島と同じく、「一生に一度は」と思うのが富士山。

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でも一般人が入山できる期間は約2ヶ月ほどと非常に短く、気がついたら登山シーズンが終わっていたという人も多いのでは。富士山は関東や関西からだと通常の週末2日間で行って帰って来れるため、逆にいつでも行けると思ってしまうのが敗因かと。

 

そうです、富士山に登るには「今年は絶対に登る!」という決断と早めの計画・手配が肝心です。

 

本格的に登山をされている方が一緒に登るなら別として、初心者の方には旅行会社が企画する登山ガイドさん同行の「富士登山ツアー」に参加することをお勧めします。私は自由な個人旅行が好きですが、富士山はツアーで行って良かったと心から思いました。

 

そもそも富士山は公共交通機関では行きにくく、また登山シーズンはマイカー規制を行なっているため、5合目までは個人の車では行くことができずシャトルバスに乗り換える必要があります。ただ、私がツアーを強くお勧めするのは、5合目までの足の確保が理由ではなく、5合目からの登山を安全に遂行できること、無事に頂上につける可能性が高いことが理由です。

 

富士山の標高は3,776m。普通であれば、私を含め、せいぜい標高2,000mぐらいの日帰り登山しかしたことのない初心者がホイホイ登る山ではないと思います。それが富士山の場合、5合目までバスなどで行くことができること、登山ルートが整備されていること、山小屋やトイレが整備されていることから初心者でも登ることができてしまいます。それでも標高3,776mの山であることには変わりないため、登るときは色々と気をつけなくてはならないことやマナーがあり、それがわからない初心者は登り慣れているガイドさんと一緒に登るべきだと思います。

 

ガイドさんたちはガイド同士連絡を取り合い、常に状況を確認し、登頂を成功させるべく最善を尽くしてくれます。それでも登る前に、天候等により山頂まで行けない可能性もあると説明を受けました。天候が悪い場合、山頂にアタックするべきか、しないべきかの判断が初心者には難しいと思います。富士山は高尾山や六甲山に登るのとは全く違いますので、登山ガイドさん同行のツアーへの参加を強くお勧めします。

 

ツアー料金は催行会社によりピンキリですが、山小屋で仮眠してご来光を見る一般的な行程であれば、高いツアーの値段でも個人手配と変わらないくらいかむしろ安いくらいです。

 

すでに予約受付を開始されている旅行会社さんもあるようですが、春頃になるとほとんどのツアーが出そろうかと思います。できれば7合目ではなく、8合目の山小屋に宿泊予定のツアーが良いと思います。というのも8合目につく直前が割と角度のある岩場になっていているので、できればここを登りきってから仮眠をしたいところ。7月末〜8月の週末は混み合うと思いますので、ぜひ早めに予約しましょう。

 

ーーー参考(2017年1月26日現在)ーーーー

私が参加したはとバスのツアーは2017年のツアーはまだ発表されていないようです。

富士登山ツアー2016 | はとバス

追記(2017年5月)

2017年のツアーの申し込みが始まっています。

https://www.hatobus.co.jp/dom/feature/fuji/?c_id=

 

登山ツアーを多く企画されているクラブツーリズムはすでに予約を受け付けているようです。

富士山登山ツアー・旅行|クラブツーリズム

 

ーーー富士登山の最新情報はこちらからーーー

富士登山オフィシャルサイト

  

一生に一度は行きたい屋久島の旅 ~おまけ編

屋久島の縄文杉トレッキングと白谷雲水峡のトレッキングはとても素晴らしかったのですが、高齢の方や小さなお子さんを連れていると少し難しいなと思いました。

 

その点、ヤクスギランドは誰でも気軽に屋久島の自然を楽しめるスポットです。コースが4つ設定されていて、一番長いコースはトレッキング装備が必要なようですが、短いコースは道がきちんと整備されているので、極端な話、ビーチサンダルでも歩けます。

 

私たちは空港からレンタカーを借りて、そのまま向かいました。向かう途中、道の真ん中に何やら障害物が・・・、よく見るとヤクザルのファミリーでした。ヤクザルはニホンザルの亜種で屋久島にしかいないので会えて感激。しかもむちゃくちゃかわいいです。

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道路のアスファルトが温かいのでしょうね。みんなで毛づくろいタイムをエンジョイしていました。屋久島に着いて1時間も経たないうちにヤクザルが見れたので、滞在中どれだけ会うことかと思っていましたが、実際にはここでしか会いませんでした。

私たちは行きませんでしたが、大川の滝からさらに先の西部林道ではヤクザルにもヤクシカにも高確率で会えるとのこと。

 

ヤクスギランドは短いコースでも十分屋久島らしい森を楽しめます。

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また入り口にちょっとした売店があり、屋久杉で作られた色々なグッズが販売されています。何気なく売られていますが、屋久杉は樹齢1,000年以上なので、実はものすごく貴重なのではと思うのは私だけなのでしょうか。

「何か買いたい」と思い、一番実用的な鍋敷きを購入しました。そのときはそれほど思い入れがありませんでしたが、今は買って本当に良かったと思っています。今でも使う度に旅の思い出がよみがえり、幸せな気分になります。値段は忘れてしまいましたが、そんなに高くなかったと思いますので、オススメのお土産です。

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一生に一度は行きたい屋久島の旅。ぜひあなたの旅先リストにも入れてくださいね。

一生に一度は行きたい屋久島の旅 ~白谷雲水峡トレッキング編

屋久島に行ったら絶対に行って欲しいのが白谷雲水峡です。

アニメ「もののけ姫」の森のイメージそのもので、本当に「もののけ姫」に出てくる木霊(こだま)の気配があります。ここは人間のものではなく、この深い森に生きている木や動物、精霊のものなのだと感じます。今どき陸上で人間がここまでアウェイ感を感じるところはなかなかないのではないでしょうか。

 

ゆえに本格的にトレッキングしようと思ったら少し注意する必要があります。かかる時間は縄文杉トレッキングの半分程度ですが、白谷雲水峡の中には道を見失いかけるコースもあります。ピンク色のリボンが木や地面につけられていて、それがあるのでかろうじて進む方向がわかる感じでした。また沢を渡るところが何か所かあり、前日または当日雨が降ったら増水に注意して無理はしないようにする必要があると思います。

 

時間は短いとはいえ、装備は縄文杉トレッキングに準じた装備が良いと思います。縄文杉は標高1,300m程度ですが、白谷雲水峡は一番高いところで1,000mほどなので、服装はレイヤーが1枚少なくても良いかもしれません。

 

白谷雲水峡は入園料がかかります。入り口で協力金として300円払いましょう。

中に入り最初は川沿いの大きな岩を上がっていきます。

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岩場を上がって吊り橋を渡り、沢を横切りながら深い森に入っていきます。こんな感じの沢を行きも帰りもいくつか渡ります。

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うちのダーリンは帰り道、沢で足を踏み外し、片足が水浸しになりました。行きに濡れるとテンション下がってしまうと思いますので、十分に気をつけて渡りましょう。

 

ここの森にはダイナミックな動きのある不思議な形の杉が多くあります。

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くぐり杉で記念撮影。

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こちらは中に住めそうですね。

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そしてさらに苔が濃い「苔むす森」というエリアに入っていきます。この辺りにくるともう本気で木霊(こだま)がいるに違いないと思ってしまいます。

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ヤクシカもここで見ると「何かの化身では?」と思ってしまいます。

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この辺りで折り返してもよいのですが、せっかくなので太鼓岩まで行くことに。太鼓岩まで遠くはないですが、最後の10分ぐらいは結構な登り坂です。

太鼓岩はいわゆるビュースポットで、山々が見渡せます。

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こちらは危ないことをしている訳ではなく、カメラのアングルの工夫でギリギリに立っているように見せているだけです。

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朝9:30頃から森に入ったので、この太鼓岩で折り返してから「苔むす森」に戻り、ベンチで持参したお昼ご飯を食べました。白谷雲水峡は半日あれば回れるのでお昼ご飯は必ずしも必要ありませんが、森の中で食べるご飯は格別ですので、ぜひお昼ご飯、またはコーヒーとスイーツなどを持参することをお勧めします。

 

苔むす森から少し戻ったところに白谷小谷という避難小屋があり、そこにはヤクシカがたくさんいました。

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復路は来た道ではなく、原生林歩道という道を戻りました。こちらの道は前述したように道に迷いそうになりますので、ピンクのリボンをしっかり辿って歩きましょう。

 

白谷雲水峡は屋久島の自然を一番感じられるところだと思います。太鼓岩まで行かず、苔むす森までの往復であれば3時間ぐらいかと思いますので、ぜひ訪れてください。

一生に一度は行きたい屋久島の旅 ~縄文杉トレッキング編

屋久島は言わずと知れた世界自然遺産世界遺産の中には「世界遺産ってほどでは・・・」とがっかりするものもありますが、屋久島は本当に世界に誇れる世界遺産だと思います。

 

その世界遺産屋久島で一番有名なのはやはり樹齢7,200年とも言われる縄文杉

でもこの縄文杉、誰でも簡単に見れるものではありません。平坦なトロッコ道+山道を片道4時間〜5時間歩いてやっとたどり着ける山の奥にあります。

 

いきなり出鼻を挫いてなんですが、私は屋久島に行ったら絶対に縄文杉を見に行くべきとは思いません。縄文杉を見なくても、ヤクスギランドや白谷雲水峡で世界自然遺産屋久島を十分に堪能でき、屋久島固有のヤクザルやヤクシカにも出会えます。

 

ご自身や一緒に行かれる方の健康状態や体力、あるいは日程、天候などを十分考慮した上で、それでもやはり縄文杉トレッキングに挑戦しようと決めたら、楽しいトレッキングになるようしっかり準備しましょう。

 

服装・持ち物

縄文杉は標高1,300mにあるため、途中山を登り始めると気温がぐっと下がります。そのため服装はどの季節でも温度調整できるよう重ね着が基本になるかと思います。

私が行った3月中旬は山の上の方はまだ雪が残っていましたし、気温の低い早朝から歩き始めるので、一番外のレイヤーはほぼ冬の格好でした。ニット帽、手袋、マウンテンジャケット、トレッキングパンツ、厚手の靴下といった感じ。マウンテンジャケットの下はフリースとTシャツを着ました。

靴はずっと晴れていればスニーカーでも行けなくはないですが、雨が降る可能性もありますし、滑るところもあるので、快適なトレッキングのためには、やはりソールが厚いトレッキングシューズやハイキングシューズがいいと思います。

早い話、登山の格好をすれば間違いありません!

 

ということで、持ち物も登山のイメージで良いかと思います。

ヘッドライト

レインウエア

タオル、ハンカチ、ティッシュ、ウエットティッシュ、ゴミ袋

食料(お昼のお弁当、菓子パン、アメやチョコレートなどのおやつ)

水(途中水場があり飲み水が補給できるので大量に持って行かなくても大丈夫です)

水筒(真夏以外は暖かい飲み物を持って行くとほっこりします)

携帯電話

上記のものと上着や帽子などを脱いだ時に入れられるスペースがあるバックパック、バックパック用のレインカバー

 

お弁当は島のお弁当屋さんが早朝から営業していて、前日までに予約しておけば、朝受け取ることができます。また朝食付きのホテルの場合、事前に言っておくと朝ごはんをお弁当にしてくれるところがあります。別料金になりますが、朝ごはん用のお弁当とは別にお昼のお弁当も用意してくれます。私たちが泊まったJRホテル屋久島もお弁当対応がありました。お弁当を2食分持って行くものいかがなものかと思い、朝食はホテルの部屋でパンとコーヒーで済ませ、朝食代わりのお弁当を昼食にしました。

 

また、長時間のトレッキングで水筒に入れた温かい飲み物は早々に消費してしまうと思ったので、途中で温かい飲み物が飲めるよう、缶コーヒーを温められるパックも持参しました。これ、結構おすすめです。非常時にも役立ちますしね。

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ヘッドライトはたとえ明るくなってから出発する場合でも、とにかく山の奥に入って行くことを考えて持参しましょう。本格的に登山に取り組もうと思っている方以外は安いもので十分だと私は思います。私が実際に使ったのは次のものですが、これで富士登山縄文杉トレッキングも特に問題ありませんでした。

 

ジェントス リゲルヘッドライト 【明るさ45ルーメン/実用点灯8時間】 GTR-931H

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トレッキングポールは、富士山に登った時はあってよかったと思いましたが、縄文杉トレッキングでは、トロッコ道でも山道でもうまく使えない気がしますので不要かと思います。

 

行き方

縄文杉トレッキングは、荒川登山口というところがスタート地点になりますが、3月〜11月は一般車両の乗り入れを規制しているため、荒川登山口まで直接レンタカーで行くことはできません。

まず屋久杉自然館まで行き、そこに車を停めて荒川登山バス(有料)に乗ります。駐車場は広く、無料です。

バスは朝5:00に1本目が出ますので私たちはこのバスに間に合うように行きました(夏はもう1本早いバスがあるようです)。ギリギリだと乗れないかもと焦るので、気持ち早めに着いておくと安心。バスのチケットは到着日に観光案内所などで先に購入しておきましょう。

3月中旬の朝5:00はこのように真っ暗です。

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 屋久杉自然館から荒川登山口までバスで30〜40分ぐらいかかります。

 

トレッキングコース

荒川登山口でヘッドライトなどを準備していよいよ歩き始めます。

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縄文杉トレッキングは基本的に一本道、しかも途中までは昔木材運搬のために使っていたトロッコの線路の上をひたすら歩くので、よほどのことがない限り迷わないと思います。

 

でも3月中旬の早朝は凍っているところもあり、また手すりのない橋が早々に出てきますので、いきなりアドベンチャー気分になります。

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トロッコ道、かなり長いです。所々ベンチや休憩スペースがあるので、焦る気持ちを抑えて休憩しながら進みましょう。

トロッコ道はなかなか絵になるので写真撮影も忘れずに。

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こちらはトロッコ道の途中にある三代杉。その名の通り同じところに三代に渡って育った杉とのこと。屋久島では倒木の幹や伐採された切り株から新たな芽が出て、それが大きく育った杉がたくさん見られます。自然の生命力、森の息吹を感じます。

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トロッコ道が終わるといきなり山登りになります。この山道への入り口まで大体2時間半ぐらいです。まずはここに水栓トイレもある休憩所がありますので、山道に備えてしっかり休憩しましょう。

 

木の階段を上りながら山道に入ったら、まずはウィルソン株を目指します。ウィルソン株は樹齢2,000年以上と目される大きな切り株で、中に入ることができます。そして中のあるポイントから上を見上げるとハートの形に見えるときめきスポットです。

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ちなみに山道にはハート型の石もあったりします。

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この石、見つけた時は「おー」と思いましたが、一つや二つではなく、結構いくつもありました。何かの理由でこういう形に自然となるのでしょうね。

 

ウィルソン株からさらに歩いて行くと立派な屋久杉が次々出てきます。屋久杉という杉の種類があるわけではなく、樹齢1,000年以上のものを「屋久杉」と呼んでいるそうです。確かに1,000年も自然災害に耐え、人に伐採されることもなく生き続けている杉は特別扱いしてあげたいですよね。

 

大王杉は縄文杉が見つかるまでは一番大きな屋久杉と言われていたそうです。推定樹齢3,000年。3,000年前の屋久島はどんな感じだったんでしょうね。もしかして森は今とあまり変わっていないのかもしれませんね。

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雪のある山道を進んで行きます。所々、このように木の歩道が整備されていますが、これがまた滑る・・・。

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こちらは2本の杉が合体した夫婦杉。結婚5周年の記念旅行の私たちは、もちろんこちらの夫婦杉と一緒に記念撮影。私たちもこの杉と同じぐらい長く幸せに・・・。

いや、推定樹齢が夫の方が2,000年、奥さんの方が1,500年以上の杉とのことなので、ちょっと同じぐらいは無理ですね。まあ、それぐらいの気持ちでということで。

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夫婦杉までくれば、縄文杉はもう少し。

木で作られたデッキを上がると、そこにありました、縄文杉!立派だー!

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私たちが一番手という訳ではなかったと思いますが、周りには誰もおらずゆっくりと見ることができました。

この縄文杉、実は推定樹齢が3,000年とも7,000年とも言われていて、実際の樹齢はわからないそうです。推定樹齢に幅がありすぎではと思いましたが、まあ、3,000年でも7,000年でもものすごく古いことに間違いはないですね。

 

縄文杉でUターンせず、少し先に行くとトイレがある休憩場があります。そこでトイレを済ませ、お昼ご飯は、縄文杉と休憩場の間にあった東屋で食べました。お昼ご飯を食べていると、1頭のヤクシカが挨拶しにきてくれました(と勝手に思ってしまいます)。

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帰りは少し余裕を持って山の植物を見たり、人が住んでいた頃の様子が説明されている看板を読んだりしながらゆっくり戻ってきました。

結局、縄文杉トレッキングにかかった時間は、休憩時間も入れて往復9時間弱であったと思います。私たちは歩くペースが早い方だと思いますので、少なくても9時間、ゆっくり歩かれる方で10時間程度の時間はみておくべきでしょう。早朝から歩き始めるのはとても気持ちがいいので、頑張って早起きしてチャレンジしてください。

 

またバスの時間など変わっているところもあるかと思いますので、次のサイトで最新の情報を入手してくださいね。

 

(公社) 屋久島観光協会 Official Website

 

 

 

 

 

一生に一度は行きたい屋久島の旅 ~プランニング編

新年、今年はどこに行こうかと考えを巡らせるのも楽しいもの。

まだ行ったことがないならぜひ旅先候補リストに入れて欲しいのが屋久島。一生に一度は行きたい特別な場所の一つだと思います。

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特に

*毎日の生活にちょっと疲れちゃっている人

*少し冒険がしたいと思っている人

*結婚5年目のカップル(理由は最後にお伝えしますね)

にはおすすめです。

 

そして屋久島に行くなら縄文杉トレッキングにチャレンジしたいところ。縄文杉トレッキングはほぼ丸1日(往復10時間程度)かかるため、できれば2泊3日ではなく、3泊4日がおすすめです。それでも短いぐらいかと思いますので、3泊4日で屋久島を100%満喫するためにはプランニングが大切。屋久島は与那国島ほどではありませんが、離島なので、公共交通機関も限られているし、お店も何でも買えるという訳ではありません。長く滞在できる人以外は、できるだけ念密なプランニング+手配をしておきましょう。

 

いつ行くか 

まず屋久島に行く時期ですが、できればゴールデンウィークや夏休みシーズンを避けたいところ。縄文杉トレッキングから戻ってきて駐車場までのバスを待つ間、地元のおじさんたちと話していたのですが、夏は人が多すぎて自然を満喫する感じではないそうです。また冬は時に「雪山」装備が必要となりますので、普段全く山歩きをしない人は避けるべきでしょう。そう考えると春または秋が良いかなと思います。

私は3月中旬の週末に行きました。スタート地点にはそれなりに人はいましたが、道中はほとんど人に会わず、縄文杉も独占でした。山の上の方にはまだ雪が残っていて、結構滑りましたが、雪の白と木々の緑のコントラストがとても美しく、いい季節に来たと思いました。

 

何で行くか

次に屋久島まで飛行機で行くか、フェリーで行くかということですが、関東や関西から3泊4日の日程で行くなら迷わず飛行機を選びましょう。ここで交通費を削るために時間と体力を無駄にするのはおすすめしません。もちろん学生さんなど、時間と体力はあるけどお金は節約したいという方はフェリーもありだと思いますが。

屋久島の空港はかなり小ぢんまりしています。

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また島内の移動は車の免許があるならレンタカーが絶対に便利です。車の量も少なく、比較的ゆっくり走っている人が多いように思いましたので、普段車を運転していない人でもそんなに難しくはないと思います。

 

何をするか

3泊4日のおすすめスケジュールは次の通り。

1日目 お昼までに屋久島到着 ヤクスギランド&滝めぐり

2日目 縄文杉トレッキング

3日目 白谷雲水峡トレッキング

4日目 屋久島出発

 

屋久島は島の地形からとにかく雨が多いと言われています。仮に上記のようなスケジュールを組んでおき、天気予報により2日目と3日目の予定、1日目と3日目の予定を臨機応変に入れ替えることをおすすめします。

 

というのも、やはり縄文杉トレッキングが一番難易度が高いのでベストの日に行きたいところ。また白谷雲水峡は雨の日はやや危ないので、こちらも雨の日は避けたいところです。ちなみに個人的にはこの白谷雲水峡が一番「屋久島」感があり、むしろ縄文杉トレッキングよりも行っていただきたい場所だったりします。ヤクスギランドは、道がかなり整備されていて、多少の雨でも、短い時間でも楽しめるので、一番お天気が悪そうな日、あるいは屋久島を出発する時間によっては最終日でも良いかと思います。

 

トレッキングガイドは必要か

私が一番迷ったのはガイドさん付きの縄文杉トレッキングツアーに申し込むかどうかでした。というのも屋久島に行く前年に富士山にガイドさん付きのツアーで登ったのですが、その時、初めて富士山に登るなら絶対にガイドさんと一緒がいいと思ったことがあるからです。縄文杉トレッキングは登山ではありませんが、往復10時間の道のりを果たして素人だけで安全に全うできるのか。

 

結論としては、次の方はガイドさんなしで問題ないと思います。

*普段から結構歩いていて、健康状態に問題はない

*トレッキングシューズやバックパック、ヘッドライト等最低限の装備を持っている

*一人ではなく複数人で歩く予定

縄文杉メインのため、その他の屋久杉や植物の細かな説明はなくても良い

 

私たちも上記に当てはまり、自分たちのペースで歩きたかった(ここが富士登山とは大きく違うところだと思います)ため、ガイドさんはお願いしませんでした。

 

どこに泊まるか

屋久島にはリゾートホテルから民宿まで多くの宿泊施設があり、予算に合わせて選ぶことができます。民宿も大好きですが、今回は記念日旅行ということで、最初の2泊はJRホテル屋久島、最後の1泊はSankara Hotel & Spa屋久島に泊まりました。

最初の2泊をJRホテル屋久島にしたのは温泉があるから。縄文杉トレッキングの後は絶対に温泉に入りたいと思ったからです。

JRホテル屋久島[一休.com]

 

そして結婚5周年の記念旅行だったので最後は贅沢してSankaraリゾートに1泊しました。

sankara hotel&spa 屋久島[一休.com]

 

JRホテル屋久島は私たちが行く少し前に改装工事をしたばかりでお部屋も綺麗で何よりも温泉が最高でした。まるでベビーオイルのようなお湯で、このお風呂に入るためだけでもこのホテルに泊まる価値があるかと思います。

 

お部屋はオーシャンビューで夜にはムーン・リバーも見れました。

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食事も美味しく、三岳をはじめとする島の焼酎がとっても合います。私は普段は焼酎は飲みませんが、三岳はとても美味しいと思いました。

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そしてSankara Hotel & Spa屋久島はとにかく贅沢な気分にさせてくれるリゾートです。一部屋一部屋に専属のバトラーがついて、色々と世話を焼いてくれます。お部屋もデイベッドまであり、外出するのが逆にもったいなくなります。

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ティーセットも豪華。

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お料理も島の食材を存分に生かしたフレンチでとても美味しいです。

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食事の最後にはご好意でプレートを出していただきました。

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これとは別にデザートも。

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どちらも屋久島の旅をさらに特別にしてくれるおすすめのホテルです。

 

さて、なぜ結婚5年目のカップルに屋久島旅行をおすすめするのかということですが、それは

結婚5周年記念日はWood(木)記念日

だからです。

 

夫婦二人でゆっくりと森の中を歩きながら自然を満喫し、贅沢なリゾートホテルで記念日を祝える屋久島、最高だと思いませんか。絶対おすすめです!

 

縄文杉トレッキングの詳細は次のブログでご紹介しますね。

バルセロナ一人旅 Vol.16 ~パリで1泊が女子におススメ 後編

私がパリを訪れるのは今回3回目。観光は一通りしているので、今回滞在24時間でしたかったことはおいしいパンを食べることとパリのスーパーで売っている食材を買うこと。

 

パリに行ったら絶対にパンを食べるべし!

パリで食べるパンは本当においしい。おそらく、どこのパン屋さんで買ってもおいしいと思われますが、せっかくなので話のタネにガイドブックやブログなどで紹介されている有名店のパンを一度食べておきたいもの。

でもオペラ地区のパン屋さんはほとんど紹介されていません。パンを買うためだけに地下鉄で出かけるのもいかがなものかと思い、地図とにらめっこして探しているとモンマルトルにある「アルノーデルモンテル」ならホテルから歩いて行けることが判明。

 

パリの朝は11月だと7時半過ぎてもまだ暗く、ホテルの近くは人もほとんど歩いていませんが、「アルノーデルモンテル」がある通りは、ほかのパン屋さんや魚屋さん、野菜屋さんなどがあり、朝から活気があります。

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ホテルから10分ほどで「アルノーデルモンテル」到着。

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クロワッサン、パン・オ・ショコラ、バゲット半分を購入。

バゲッドを頼んだ時、おばちゃんがおそらく二択で何かを聞いてきたけど、フランス語が通じないのがわかると「こっちにしとくわ」という感じで選んでくれました。もしかすると「塩入?塩なし?」と聞いてくれたのかなとも思いましたが、まあ、おばちゃんの選んだほうに間違いないに違いない!

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ホテルに戻ってコーヒーをいれ、早速食べてみると

 

「おいしいーーーー!!!!!」

 

期待以上のおいしさにただただ感動。特にクロワッサンとバゲッドは確実に今まで食べた中で一番おいしい。もしパリに住むことがあったらこのパン屋さんの近くに住みたい!絶対毎日買いに行っちゃうわ~。

 

あとはひたすらお買い物。パリのスーパーの代表格といえばモノプリ。

百貨店プランタンの裏にある店舗は規模が大きいけれど、場所柄かどちらかというと観光客向けにカストマイズされている印象。しかもこんなに大きいのにほしいものがすべてそろわず。

定番のボンヌ・ママンも売り切れているのか、マドレーヌはなく、クッキーやタルト類のみ。お目当ての野菜ブイヨンもなし。うーん。とりあえずマロンクリームと朝食用のバターを購入。

他にスーパーがないかなと思っているとパンを買いに行く途中にカルフール・シティを発見。ここが大当たり。ほしいものがすべてそろっていました。

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チョコ付きのマドレーヌを買いましたが、スーパーのお菓子とは思えないクオリティ。美味しすぎます。賞味期限がものすごく長いので(このあたりはスーパーのお菓子ならではですね~)もっと買えばよかった。

 

バターやチーズも種類が豊富。

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塩がジャリジャリ入ったバターがおいしいです。

いつも買う野菜のブイヨン。スパニッシュオムレツを作るとき、これを入れるだけで味が決まります。

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ホテルのすぐ横にもモノプリがあり、寄ってみるとボンヌ・ママンのマドレーヌ類がたくさんありました。

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スーパーは同じ系列でもお店によって品ぞろえが違うので、時間があれば何軒か回ってみるのがよいですね~。

こちらが今回買ったものたち。

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バルセロナ旅行にプラスアルファの楽しみを。

パリ1泊、おススメです。